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福島原発事故を受けて、国民は東京電力に厳しい目を向けている。
それは当然だけれども、もう一つ踏み込んで、メーカーと管理会社の責任にも目を向けるべきだと思う。
しかし、アメリカや霞ヶ関に気兼ねするマスコミは、両者の責任には触れない。
だから、国民も両者の存在すら知らない者が半分、知っていても専ら東京電力を叩く者が半分という具合で、いつまで経ってもスッキリした根本療法が出てこない。
ネットでは、311は、津波も地震も原発事故もアメリカの仕業ではないかという議論が根強くある。
とりあえず、その議論は脇に置くが、東電や霞ヶ関や政治家が他人事のように振舞って批判を受けているけれども、半分は彼らの気持ちも分かる。
それは、原発が軍事マターであり、311以後も以前も米軍の管理下にあり、三者は元々蚊帳の外だったであろう事は、子供でも分かるからだ。
発電施設の故障がどうだこうだと議論をしても小田原評定が続くだけだろう。
そうではなくて、米軍が管理する軍事施設が大事故を起こした、その施設を管理していた者は誰なのか、未然に回避できたのではないか、故意の可能性はないのか、この事故で誰が得をし誰が損をしたのか、を議論すべきだと思う。
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