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福島第1原発:「面的除染」の作業難航 福島市大波地区
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20111124k0000e040046000c.html
毎日新聞 2011年11月24日 12時05分(最終更新 11月24日 12時30分)
地区全体を対象とした初の「面的除染」に取り組む福島市の作業が難航している。当初予定より除染業者が集まらず、年内で終える計画は大幅に遅れる見込み。また、これまでに除染を終えた家屋のモニタリング調査では屋根や庭の除染効果が上がらず、市は除染方法を見直す方針。地元では進まない除染にもどかしさを訴える声が強まっている。
市は10月18日から、大波地区で除染に着手した。同地区は市内東部の山あいに位置し、収穫されたコメから国の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されて出荷停止になるなど、福島第1原発事故の影響が市内でも大きな地区だ。
これまで除染を終えた6戸でモニタリング調査を実施したが、家屋の玄関前や庭、駐車場(砂利)の除染率は平均で70%前後と効果があったが、屋根(瓦など)は30%、アスファルト舗装の庭は25%にとどまり、屋内(2階)も22%しか下がらなかった。
市は屋根の除染率が低い理由について、除染が進んでいない山林に囲まれ、山林の放射線の影響を受けている可能性があるとみている。また、アスファルト舗装は放射性物質が定着しがちで、洗浄しても除染効果は低いとみて、今後は舗装の表層部分をはぎ取る方法で実施することを決めた。
当初の除染計画は年末までに地区の全367世帯の除染を終える予定だった。33業者が参加して実施の予定だったが、安全管理面の不安などから多くの業者が契約を見送ったといい、10月の作業開始時に契約できたのは2社。その後、新たに塗装や造園などに従事する19業者と契約のめどがついたが、当初見込みと比べ、まだ12業者不足している状態だ。市は「業者によって除染費用の見積もりが1戸当たり80万〜170万円と開きがあり、調整に手間取った。災害復旧作業の方に業者が流れたのも一因」と説明する。
進まない除染に同地区に住む60代の男性は「雪が降る前に終わると期待していた。計画が延びたことの説明もなく、不信感は高まるばかりだ」と話した。【清水勝】
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