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原発事故の後に甲状腺機能低下1175人のうち939人(80%) 群馬の院長調査
http://savechild.net/archives/12626.html
2011.11.23 SAVE CHILD
10月4日に、長野県松本市の認定NPO法人「日本チェルノブイリ連帯基金」と信州大病院が福島県内の子ども130人を調査して10人の子どもの甲状腺機能に変化がみられた、という甲状腺についてのニュースがありました。
▶福島の10人、甲状腺機能に変化 信州大病院の子ども調査
http://savechild.net/archives/9708.html
通常の子ども達130人との比較ができないということで、原発事故との関連は不明という結果でした。このニュース以来、甲状腺に関するニュースはありませんでしたが、今日(11月23日)の読売新聞に、群馬県の医師が日本甲状腺学会で発表した内容の記事がありました。
▶第54回日本甲状腺学会学術集会(11/21~11/23)
http://www.congre.co.jp/thyroid54/
▶新聞記事画像
2011年11月23日(水曜日)読売新聞
http://twitpic.com/7idlx4
以下読売新聞より
原発事故の後に甲状腺機能低下 群馬の院長調査
東京電力福島第一原発事故後、群馬県内で甲状腺疾患のある患者に、甲状腺機能低下傾向がみられると、宮下和也・宮下クリニック院長(同県高崎市)が22日、大阪市で開かれた日本甲状腺学会で発表した。
宮下院長は、同クリニックの患者のうち、甲状腺機能が正常な状態で安定し、薬の中断や変更がなく、ヨウ素の過剰摂取や妊娠・出産、花粉症など甲状腺機能に影響する他の要員もない1175人について、事故前と事故3か月以内の甲状腺ホルモン「フリーT4」と甲状腺刺激ホルモン「TSH」の変化を調べた。
その結果、939人(80%)で、フリーT4が低下し、低下を補うために分泌されるTSHは上昇した。フリーT4の平均値は1.37から0.92へと平常下限まで低下、TSHの平均値は1.5から5.2と、正常上限の4を上回った。
宮下院長によると、甲状腺機能の低下は、気力の低下や疲れやすさなどを招くが、甲状腺がんの発症に結びつくものではない。「被曝量がわからないため、原発事故との関連は不明」と話している。
2011年11月23日(水曜日)読売新聞
これだけの情報では原発事故との関連は分かりませんが、今後も調査を続けて頂きたいですね。松本市長の菅谷氏が言うように、チェルノブイリ周辺ではさまざまな健康影響があることが報告されています。もちろん甲状腺癌も気になりますが、その他の健康影響も気になります。
▶松本市長・医師 菅谷昭氏「基準、厳しいほどいい」
http://savechild.net/archives/12559.html
▶低線量被ばくのリスク管理に関するWG(木村真三氏)
http://savechild.net/archives/12616.html
▶高線量地帯周辺における野生動物の生態・被曝モニタリング(ウグイスの尻に大きな「おでき」の病変)
http://savechild.net/archives/12540.html
* * *
以下は文部科学省発表の群馬県のセシウムの土壌沈着量地図です。
http://savechild.sub.jp/wp-content/uploads/sesiumugunma1.gif
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