http://www.asyura2.com/11/genpatu18/msg/592.html
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日本は「国際熱核融合実験炉(ITER)」の建設地として六ヶ所村を候補地としていたが、“核兵器”に絡む資源と技術を内包するものであり、日本(非核保有国)がフランス(核保有国)との誘致合戦で敗れたのは“自然の流れ”であり、原発と同じく、トリチウム放射能汚染や汚染された実験炉の解体処理を考えるとフランスが選ばれて申し訳長いが正解だ。
この実験炉だけでも2兆円の費用がかかると言われ、技術的問題をなんとかクリアしたとしても、原型炉、実証炉、商業炉まで膨大な経費と月日を要するプロジェクトであり、商業炉を建設するにあたっても莫大な費用がかかると言われている。
政府は、熱核融合発電も、原発と同じように「安全性」と「環境保全性」をうたい文句にしている。
しかし、“核暴走”はなくとも、トリチウムはβ崩壊する放射性物質(半減期約12年)であり、実験炉に蓄積される量(2kg)でもチェルノブイリで放出された放射線量に匹敵すると言われている。
また、「高レベル放射線廃棄物は発生せず、低レベル放射線廃棄物は発生するが、従来技術で処理処分が可能」と説明しているが、1億度近い高温下で中性子線に晒され続け実験炉及び構造物は数万トンの量に達する。
民主党は、もんじゅと並んでこの「国際熱核融合実験炉(ITER)」も「政策仕分け」の対象にするそうだが、どう裁くのだろうか。
※ 関連サイト
外務省「イーター(ITER)事業について」
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/technology/takoku/iter.html
「ITER機構」
http://www.naka.jaea.go.jp/ITER/
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核融合炉の実験 震災で1年遅れ 20年開始向け準備
日米欧など7カ国・地域がフランスで建設を進める「国際熱核融合実験炉(ITER)」の理事会が17〜18日に仏カダラッシュで開かれ、2020年の実験開始に向けて準備を進めることで合意した。東日本大震災の影響で当初計画から1年遅れることになる。
日本が納めるITERの基幹装置を試験する日本原子力研究開発機構の那珂核融合研究所(茨城県那珂市)が被災した。実験開始が大幅に遅れるとみられていたが、その後、納入の順番を入れ替える工夫などで、1年の遅れにとどまる見通しになった。実際に核融合反応を起こす本格運転の開始は27年で、計画に変更はない。
[日経新聞11月21日朝刊P.11]
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