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カナロコ 11月19日(土)1時0分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111119-00000002-kana-l14
県は18日、3月に測定した降下物放射能濃度の数値に誤りがあったと発表した。計算式の設定ミスなどが原因という。誤差は最大約30倍。人体への影響を推定する空間放射線量のデータには誤りはなく、県は健康被害の評価には無関係としている。
県生活衛生部によると、誤りがあったのは6日分の14の数値。3月22日採取のヨウ素131は1平方メートル当たり340ベクレルと算出していたが、実際は9500ベクレルだった。逆に実際より大きく算出した数値もあった。表計算ソフトの定数設定にミスがあったほか、原発事故を受けて変更された換算方式を考慮しなかったことなどが原因という。5月の時点で誤りに気づき、文部科学省と調整していたという。
降下物放射能濃度の測定は国の事業で、県内では県衛生研究所(茅ケ崎市)で実施。雨などの降下物を24時間採取して物質ごとに放射能を分析し、文科省がまとめてホームページで公表している。一方、空間放射線量はモニタリングポストで測定される実際の被ばく量で、報道機関などがシーベルトの単位で公表している。
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