http://www.asyura2.com/11/genpatu18/msg/492.html
Tweet |
「福島原発での水素の蓄積について。 どういうことか、なぜ起こるのか?」
http://www.fairewinds.com/content/hydrogen-buildup-fukushima-what-does-it-mean-why-does-it-happen
(ざっと訳しました)
福一の格納容器内部で水素が溜まっているという報告がいくつかあり、
また格納容器内で核分裂でしか生じない放射性同位体がいくつか検出されているという
議論もあります。
今日はちょっと趣向を変えて、格納容器内部で水素が蓄積される様子をシミュレーションします。
このボトルが格納容器で、別のフラスコで亜鉛メッキの釘に酸を加え水素を派生させます。
水素はホースを通ってボトルの底に行きます。
水素は空気よりも軽いので、空気を底へ外へ押しのけてボトルの上から溜まっていきます。
家庭では絶対まねしないで下さいね。万一に備え、私は手袋をし消火器や水の用意をしています。
塩酸を加えると泡が出てきます。水素です。
4,5分待つとボトルは水素でいっぱいになります。ホースをはずします。
水素は軽いのでボトル内に留まったままです。
ボトルの先に穴を開け、マッチで着火します。小さな炎が見えます。
純粋な水素ガスが酸素と一緒になって燃えています。ボトル自体は燃えません。
(突然、爆発音)
これが水素の爆燃で、1号機で起きた現象です。
酸素がボトル内にはいり水素との割合が2対1になると、水となり大量の熱と爆発を引き起こします。
格納容器は穴が開いています。東電は酸素がはいりこまないよう窒素をどんどん格納容器内に
送っています。窒素は不活性ですから爆発は起きません。
この実験では、水素は化学反応により水素を発生させましたが、もちろん原子炉では
連鎖反応と放射性物質の崩壊により水素ガスが発生します。
しかしボトルの部分は同じで、格納容器は何百万倍か大きいだけです。
引き続き寄付をよろしくお願いします。
------------------------------------------------------
(コメント)
いつもながら非常にわかりやすい説明です。
冷温停止だ、安定だなどというのは全くのウソで、窒素を送り続けなければ
まだ大爆発の可能性があるということです。
爆発で格納容器が大破すれば、とんでもない量の放射性物質がまた放出されるでしょう。
とても安心できる状態ではありません。
少なくとも福島の人はすぐに逃げ出せるよう準備しておく必要があります。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素18掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。