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農家の自主調査で福島市大波地区のコメから基準値超の630ベクレル/kgセシウム検出。福島県の安全宣言はなんだったのか?
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65775762.html
2011年11月16日21:39 ざまあみやがれい!
福島県の放射能汚染の検査体制への信頼が崩壊した。福島県が一生懸命調査しても基準値以下だった福島県大波地区の米から、農家が自主的に検査した結果、基準値超の放射性セシウムが検出された。
これを報じたNHKの報道を引用する。
=====(引用ここから)
『福島市産コメに基準超えセシウム
11月16日 21時23分
福島市大波地区の1か所の水田で収穫されたコメから、国の暫定基準値を超える1キログラム当たり630ベクレルの放射性セシウムが検出されたことが分かりました。福島県は、この水田を含む大波地区について、今年度のコメの出荷を見合わせるよう要請しました。
福島県によりますと、福島市大波地区の農家が1か所の水田で収穫したコメについて、今月14日、農協に放射性物質の検査を依頼したところ、簡易検査で国の暫定基準値の1キログラム当たり500ベクレルを超える放射性セシウムの値が検出されました。このため福島県が改めて検査したところ、玄米から1キログラム当たり630ベクレルの放射性セシウムが検出されたということです。検出された農家が収穫したコメは、今年度およそ840キログラムあるということですが、市場には流通していないということです。検査結果を受けて福島県は、この農家の水田を含む福島市大波地区の今年度のコメの出荷を見合わせるよう要請しました。福島県が先月行った放射性物質の量を調べる「本検査」では、大波地区にあたる旧小国村は、2か所で検査が行われましたが、放射性セシウムは、国の暫定基準値を大幅に下回る1キログラム当たり33ベクレルと28ベクレルしか検出されず、県はこの地区のコメの出荷を認めていました。福島県では、この農家を含めた大波地区の農家154戸について、さらに詳しい調査を行うとともに原因を調べることにしています。』
引用元:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111116/k10014010361000.html
=====(引用ここまで)
報道の要点を書きだしてみる。
=====
■報道の要点。
●先月10月に、福島県が2箇所で調査。結果は、33ベクレルと28ベクレル(おそらく1kgあたり)
●今月11月に、農家が検査を依頼。基準値超と判明。福島県が調査したら630ベクレル。
●今回検査をした農家の米は試乗には流通せず。しかし、先月福島県はこの地区の米の出荷を認めている。
=====
福島県の先月の検査と、今月の農家の検査の、結果には大きな開きがある。
どうしようもなく大きな差だ。30ベクレルと630ベクレルの差は、どうしたら出るというのか。
地方自治体である福島市の検査体制への信頼が崩壊した形だ。おそらく自主的に、米の汚染調査をした農家の米は流通してないとのことだが、この地区の米は、福島県が「汚染は基準値以下」とのお墨付きを与えて、すでに出荷を認めていた。つまり、報道からは大波地区の米はすでに流通していると考えられる。
報道の最後のフレーズがなんともとぼけている。
『福島県では、この農家を含めた大波地区の農家154戸について、さらに詳しい調査を行うとともに原因を調べることにしています。』
これは何の原因を指しているんでしょうか。曖昧な表現の報道となっていますね。
基準値超の放射性セシウム検出の原因は、福島原発事故しかないでしょう。
もし、「検査体制がざるだった」原因を指したいならば、そのように明確な言葉ではっきりと報道すべきです。
=====(以下、追記)
大波地区といえば先日除染ボランティアで報じられたばかり。
=====(引用ここから)
福島市大波地区で除染作業、ボランティアら参加
東京電力福島第一原発事故による放射能汚染を受け、福島市大波地区で29日、ボランティアや住民が参加した除染作業が始まった。
同市は市内全域約11万世帯の除染を計画しており、大波地区ではトップを切って今月中旬から委託業者が作業している。しかし、「行政だけで進めるのは難しい」としてボランティアの協力も求めることにした。
この日は、市などが募集したボランティア約110人と地区住民が参加。担当するのは線量が比較的低い場所で、手袋、マスク、線量計などを受け取った後、業者がすでに高圧洗浄機で屋根や壁を洗い流した住宅や集会所などで、落ち葉拾いや草むしりをしたり、表土が取り除かれた敷地に新たな土を入れたりした。
ボランティアは首都圏や北海道や岐阜県、大阪府など各地から集まっており、会社の同僚と参加した埼玉県川口市、会社員小池理恵さん(36)は「住民は自分たちのせいではないのにつらい状況にある。少しでも手伝いができればと思って来た」と話していた。
(2011年10月29日13時44分 読売新聞)
引用元:http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111029-OYT1T00379.htm
=====(引用ここまで)
除染を始めとして、国や福島県の威信がかかっている地域というわけです。そして、今回の米の汚染判明で、国と地方自治体の威信は地に落ちてしまった形となりました。
そして、僕らは、国や自治体の「安全アピールの嘘」をどのように受け止めて生きて行くのか、試されている形となっています。
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