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福島原発の吉田所長「死ぬだろうと思ったことが数度」ーーブログ記事で、3月を振り返る
http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52017669.html
2011年11月16日08:00 toshi_tomieのブログ
11/12の福島原発の報道関係者への公開で取材に応じた吉田所長が
「3月11日から1週間は、どうなるか想像できなかった。死ぬだろうと思ったことが数度あった」と振り返っています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111112-00000090-jij-soci
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201111120453.html
ブログ記事で3月を振り返り、何をそう感じられたか、推測します。
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12日に1号機で建屋の水素爆発が起き、福島原発が異常事態にあることが知らされ、その後14日午前に3号機建屋が爆発し、15日に4号機建屋が爆発しました。そして、放射能漏れが原発敷地内で毎時数ミリシーベルト、東京でも毎時1マイクロシーベルトが検出され、深刻な原発事故が起き、進行しつつあることがハッキリしました。
16日には、放射線量が低下を始め、放射能漏れは収まったらしいことが分かりましたが、使用済み燃料プールの水位が低下しつつあると報じられ被覆管が溶けて中に閉じ込められている放射能が撒き散らされるのではないかと大騒ぎになりました。
自衛隊のヘリコプターによる、上空90mからの散水という、全く役に立たない、パフォーマンスで貴重な時間を浪費したあと、東京消防庁による放水で一時しのぎを行った後、電源が設置できて、ポンプによる連続注水ができて、使用済み燃料プール問題は無事解決できました。
テレビと新聞は、プールへの注水のことしか報じなかったため、おそらく国民の全ては、使用済み燃料プールのことしか頭になかったでしょう。
しかし、後で振り返ってみると、3/12から3/16迄の1週間の圧力容器と格納容器が極めて危険な状態でした。これこそが、吉田所長の発言にある、現場が、死ぬかも知れないと感じた、状況だった、と思われます。
09月23日02:57 「地震直後の原子炉パラメーターの深読みーー放射能の大半は2号機から」http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/52002055.html のブログ記事で論じましたが、
2号機の圧力容器の高温気体を、水のフィルターを通さず、直接大気に放出するという乱暴なベントが行われたと思われます。しかし、極度の緊張状態での作業だっただろうことを考えると、やむを得ないでしょう。原子炉を破損させなかったことを大いにたたえるべきでしょう。
当時の、原子炉と格納容器の危機的状態を理解して頂くため、上記ブログ記事で使った図を再掲します。説明の詳細は、ブログ記事をお読み下さい。
http://livedoor.blogimg.jp/toshi_tomie/imgs/2/0/206e00b5.jpg
http://livedoor.blogimg.jp/toshi_tomie/imgs/0/4/049fb1ad.jpg
以下は、3月に書いた、原発関連のブログ記事の一部です。タイトルから、当時の、緊迫した状況を思い出して頂けると思います。
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03月12日21:07 「良かった!福島原発の格納容器爆発なし」
http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/51928215.html
03月15日10:11 「福島原発の格納容器に損傷」
http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/51929272.html
03月15日13:59 「東京で、毎時1マイクロシーベールト」
http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/51929371.html
03月16日16:01 「つくばでの放射線量は低下しているが、使用済み燃料棒の状況は?」
http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/51929900.html
03月16日20:05 「25kmで80マイクロシーベルト、ヘリからの水投下断念、放水車を使わない理由は?」
http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/51929977.html
03月16日23:32 「明日早朝に放水開始!だそうです」
http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/51930061.html
03月17日13:03 「注水さえ出来れば、当面、大丈夫」
http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/51930222.html
03月17日17:23 「放射線遮蔽に必要な鉛板の厚さは4cm、コンクリートは20cm」
http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/51930295.html
2011年03月17日19:47 「自衛隊の装甲車は使えない?」
http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/51930346.html
03月17日21:41 「断念した昨日は30mで250mSv/h、実行した今日は90mで88mSv/h」
http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/51930408.html
03月19日15:21 「連続放水開始!! 最悪の事態は回避できそう」
http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/51931056.html
03月19日15:51 「防衛相は、終結記者会見をしているの?」
http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/51931072.html
03月19日23:22 「放射線漏れの終息間近!30km圏内の方々の帰宅も間近。東京消防庁のプロの仕事」
http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/51931261.html
03月21日20:43 「燃料棒の露出で水素爆発した、は本当か?」
http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/51932164.html
03月22日22:31 「60km圏内の放射線強度が漸減、放射能の放出は止まったか?」
http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/51932650.html
03月24日22:29 「原発正門の放射線強度変化は爆発と相関なし。使用済み燃料棒の被覆管に損傷なし」
http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/51933493.html
03月25日02:17 「被覆管無損傷の推測と水素爆発の関係」
http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/51933556.html
03月25日23:12 「原発正門での直近4日の放射線強度変化。原子炉から放射能漏れがある様には見えない」
http://blog.livedoor.jp/toshi_tomie/archives/51933926.html
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