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冷却は仮設装置頼み 福島第一原発、事故から8カ月
http://blog.livedoor.jp/ryoma307/archives/5335652.html
朝日新聞デジタル 2011年11月13日03時00分 :Nuclear F.C : 原発のウソ
東京電力福島第一原発の事故発生から11日で8カ月がたった。
政府と東電は原子炉が安定冷却された「冷温停止状態」を年内に達成しようと復旧作業を急いでいる。
福島第一原発の現状
http://livedoor.blogimg.jp/ryoma307/imgs/4/a/4a28295f.jpg
ただし炉の冷却は仮設設備に頼り、高濃度の放射能汚染水の処理に追われる状況だ。原子炉建屋内では高い放射能に作業が阻まれ炉内の燃料の状態もわかっていない。炉内の燃料を取り出すのは10年後だ。不安定な状態は続く。
工程表達成の目標は原子炉を冷温停止状態にすることだ。原子炉の温度を100度以下に保つよう冷却でき、新たな放射性物質の飛散が抑えられた状態だ。
細野豪志原発担当相は12日、冷温停止の判断の際に現在指標としている原子炉圧力容器の底の温度だけでなく、圧力容器の外に漏れた燃料も100度以下になることを条件にすることを示した。ただ、温度を測るのは難しく、他のデータから類推するほかない。
地震発生時に運転中で炉心溶融事故を起こした1〜3号機は9月末に圧力容器の底の温度が100度以下になった。12日現在で30度台〜60度台。放射性物質の飛散にも、1〜3号機で毎時1億ベクレルと事故時に比べて800万分の1にまで減った。
発電所敷地境界にいた場合に新たに被曝する量は年1ミリシーベルト以下にするのが目標だが、東電は、これを下回る0.2ミリシーベルト(暫定値)までになったとする。
現在、経済産業省原子力安全・保安院が工程表を達成したかどうか評価をしている。
東電は格納容器内の空気を浄化して外に漏れ出る放射性物質を減らす対策を進めている。年内に1〜3号機で浄化装置の設置が終わる予定だ。建屋にたまった汚染水が地中にしみ出しても海に流れ出ないよう遮水壁の工事も10月末から始めた。
しかし、原子炉の冷却設備はホースを4キロにわたって引き回すなど、応急的につくった仮設の施設だ。東電は大きな地震や津波に見舞われても壊れないとしているが、仮設の防潮堤を整備したり複数の給水設備を作ったりして、冷却能力の多重化に努めている。また、より小さく堅牢な設備の設置を検討している。
1〜3号機の溶けた燃料を冷やすことで高濃度の放射能汚染水が発生し、地下水が流れ込むことで増え続けている。原子炉建屋や汚染水をためる集中廃棄物処理施設などに9万470トンたまった。
浄化施設で処理して一部は炉の冷却に利用しているが残りはタンクにためており、8日現在で約8万9千トンに達した。
炉内の溶けた燃料は一部、圧力容器の外に漏れているが計測器が震災で壊れて、詳しい状態はつかめていない。
東電と政府は3年後をめどに廃炉の作業に着手。10年後には燃料を取り出す。廃炉作業は30年以上かかるとみている。(坪谷英紀)
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