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「レベル7」の爪痕…原発建屋、鉄骨むきだし (読売新聞) 
http://www.asyura2.com/11/genpatu18/msg/385.html
投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 11 月 13 日 01:12:20: igsppGRN/E9PQ
 

「レベル7」の爪痕…原発建屋、鉄骨むきだし
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111112-OYT1T00760.htm?from=main1
2011年11月12日22時21分 読売新聞


 激しく崩れ落ちた原子炉建屋、大津波で大破した設備、見えない高線量放射線の恐怖――。

 12日、東京電力福島第一原子力発電所の事故後初めて報道陣に公開された原発敷地内は、8か月が経過した今も生々しい爪痕をさらけだしていた。全面マスクと防護服の完全防備で、変貌した姿の原発に近づくと緊張感が体を覆った。

 原発へは、南に約20キロ・メートル離れた事故復旧拠点「Jヴィレッジ」からバスで向かった。着用していたゴムと綿の2重手袋、つなぎの防護服の中で、じわっと汗が噴き出す。手前3キロ・メートルのところで全面マスクの装着を求められた。内部被曝(ひばく)を防ぐためだが、息を吸うたびにマスクが顔を圧迫し、息が詰まる。これで作業するのは大変と痛感する。

 正門では完全防護姿の職員数人が出入りの車両のチェックに目を光らせる。バスに同乗する放射線管理要員が「現在、毎時20マイクロ・シーベルト」と刻々と放射線量をアナウンス。緊張が高まっていく。

 事故のすごさを目の当たりにしたのは、撮影のため設定された海抜34メートルの高台。手前に高さ45メートルの4号機が鉄骨の骨組みをわずかに残し、大きく崩落した姿を現した。見えるはずのない、圧力容器から燃料を取り出す緑色の大型クレーンがはっきり見えた。その奥の3号機はさらにひどく、ひしゃげた鉄骨がむきだしになっていた。

 3月14日に水素爆発した3号機から流れ出た水素で4号機も爆発したとされる。放射性物質の漏れを防ぐ「最後の砦(とりで)」の原子炉建屋は、厚さ約1メートルのコンクリート壁だが、爆発の破壊力に圧倒されるとともに、作業員がよく巻き込まれなかったと感じる。

 「毎時40マイクロ・シーベルト」の声が飛んだ。原子炉建屋とほぼ同じ高さの海抜10メートルの海岸線エリアにバスが到着。タービン建屋がある海側は、津波で全面が水没。爆発時のがれきの処理は、陸側に比べて進んでいない。

 その時、線量計が急に跳ね上がった。4号機タービン建屋前「800マイクロ・シーベルト」、3号機タービン建屋前「1ミリ・シーベルト!」。

 東電職員は「水素爆発で飛び散った放射能を帯びたがれきが散らばり、破れた建屋から放射線が出ているため」と解説する。報道陣の被曝量を抑えるため、バスは人が走るくらいのスピードに上げた。

 タービン建屋脇には、車輪が12個も付いた大型トレーラーが数台、前部が地面に突き刺さっていた。食堂などが入る「厚生棟」は、1階部分が完全に津波に洗われていた。


福島第一原子力発電所3号機の原子炉建屋(12日午前10時48分、福島県大熊町で)=代表撮影
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111112-OYT1T00760.htm?from=main1

       ◇

東電 原発事故の現場を初公開
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111112/k10013915981000.html
11月12日 18時43分 NHK

東京電力福島第一原子力発電所の事故現場が、事故から8か月たって、12日、初めて報道関係者に公開されました。

福島第一原発の事故現場の公開は細野原発事故担当大臣の視察への同行取材の形で、事故から8か月たって初めて実現しました。同行取材には東京と地元福島のほか、海外メディアの記者やカメラマン合わせて36人が参加し、防護服に着替え、顔を覆う全面マスクを装着して、午前11時前からおよそ1時間にわたって事故現場を見て回りました。今回の撮影では、被ばく量を抑えるためバスから降りることは認められませんでしたが、事故から8か月たった現場は、今も水素爆発で大きく壊れた原子炉建屋が無残な姿をさらし、津波で流された車が放置されるなど津波の爪痕が至る所に残っていました。敷地内は汚染水の処理施設や、処理後の水をためるタンクも数多く設置され、道路のがれきが取り除かれるなど復旧作業が進みつつありますが、バスの窓越しに見る光景は、水素爆発のすさまじさや、地上のものを根こそぎ破壊する津波の威力を見せつけていました。12日は、現地の対策本部がある免震重要棟も公開され、細野原発事故担当大臣が、復旧作業に当たっている東京電力などの関係者に「皆さんの努力でここまできました。年内には、『ステップ2』を実現させましょう」と激励しました。このあと事故発生以来、陣頭指揮を執っている福島第一原発の吉田昌郎所長がインタビューに応じ、「事故直後の1週間は死ぬだろうと思ったことが数度あった。1号機や3号機が水素爆発したときや、2号機に注水ができないときは、終わりかなと思った」と当時の思いを語りました。そのうえで、今の収束作業について「作業現場は放射線量が高くまだ危険な場所もあるが、現場の実感としては原子炉は安定しているので住民の方は安心してもらいたい。年内には冷温停止を達成したい」と述べました。現場の公開は報道機関が事故発生後から政府や東京電力に求めていましたが、復旧作業への影響や、放射線量が高いことなどを理由に認められず、事故から8か月がたち、原子炉の冷却が安定してきたなどとして、今回、初めて公開されました。

事故から8か月がたった東京電力福島第一原子力発電所では、原子炉への注水を維持して原子炉の温度が安定して100度を下回る「冷温停止」を年内に実現させるとともに、注水で発生する汚染水をいかに減らすかが大きな課題になっています。福島第一原発では、3月の事故直後1号機から3号機の原子炉で燃料が溶け落ちる「メルトダウン」が起き、1号機では一時、原子炉の温度が400度まで上がりました。その後、原子炉への注水が続けられ、9月下旬からは、原子炉の温度はいずれも100度を下回っています。原子炉の冷却は事故直後に比べて安定してきていますが、溶け落ちた燃料の状態が分からないことが大きな問題になっています。今月初めには、溶け落ちた燃料の量や形、それに散らばり方が把握できないことから、2号機の格納容器から放射性物質のキセノンが検出された際、核分裂が連続する「臨界」か、別の放射性物質が自然に核分裂する「自発核分裂」か、当初、判断がつきませんでした。最終的に臨界は起きていなかったと判断しましたが、東京電力は、今後も一時的に局所的な臨界が起きる可能性は否定できないとしています。このため、キセノンなどを常に測定するなどの対策を強化することにしていますが、温度などのデータを充実させて原子炉の状態を正確に把握し、原子炉の温度が安定的に100度を下回る冷温停止を年内に実現できるかが課題になっています。もう1つの課題は汚染水の処理です。福島第一原発では原子炉に注水した水が高濃度の放射性物質を含む汚染水になって施設にたまり、6月中旬には12万トンに上りました。その後、汚染水を浄化処理して原子炉の冷却に使い始め、今月上旬には汚染水はおよそ9万トンに減り、外部に漏れ出すおそれは低くなったとしています。この間、浄化処理した汚染水は15万8000トンに上っていますが、東京電力は、地下水が流入しているため、当初の想定より汚染水が減っていないとしています。このため、今後、地下水の流入を防いで、いかに汚染水を減らすかが大きな課題です。また、浄化処理したあと、低濃度になった汚染水や処理の過程で発生する放射性廃棄物をどのように処分するかも課題になってきます。

       ◇

【原発】事故後初 福島第一原発敷地内を公開
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/211112020.html
11/12 17:30 ANN

福島第一原発の事故から8カ月がたち、12日に初めて内部がメディアに公開されました。報道陣を乗せたバスは、正門から入って敷地内を走り、4号機の横を抜けて1号機までの建屋の海側を通りました。そして、最後に作業の司令塔である免震重要棟に入りました。この場所で、吉田昌郎所長は「死ぬだろうと思うことが数度あった」と語りました。


【原発】凄惨な姿いまだに…記者が見た福島原発(11/12 17:38)
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/211112021.html

福島第一原発の事故から8カ月がたち、12日に初めて内部がメディアに公開されました。

 (松井康真記者報告)
 (Q.現場をじかに見てどんな印象を持ったか)
 「言葉がない」とはこういうことなんだと感じました。我々も写真や不鮮明な映像などで何回か見てきましたが、初めて見た映像があまりにも鮮明で、それだけ深刻さも鮮明に分かりました。
 (Q.公開が8カ月たった今の時期になった理由はなにか。また、実際の取材は撮影がかなり制限されたようだがなぜか)
 我々も夏より前から、東京電力には福島第一原発の敷地内を取材したいと申請していましたが認められませんでした。暑いだとか線量が高いとの理由でした。しかし、今回は細野大臣に随行する形で初めて認められました。撮影の制限があったのは、核物質の保護上の理由で、テロ対策や防護の様子を見せないということでした。今回、我々は4時間現場にいて、100マイクロシーベルトという計算で入っていきましたが、実際、手元にあるメーターでは66という数字が出ています。予定にはない5号機、6号機も公開されました。一連を通しては、吉田昌郎所長の人柄が分かりました。そして我々をサーベイしてくれた係の人のきびきびとした動きなどに少し光明が見えた感じもします。しかし、廃炉まで30年かかるという本当に厳しい現状はまったく変わっていません。

 

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コメント
 
01. 浅見真規 2011年11月13日 10:58:25: AiP1TYI88G3dI : rt2iPaSeMk
>その時、線量計が急に跳ね上がった。
>4号機タービン建屋前「800マイクロ・シーベルト」、
>3号機タービン建屋前「1ミリ・シーベルト!」。


原子力安全保安院や原子力安全委員会は、せっせと3号機の放出量を過小評価し、
(ヨウ素131換算で)2号機放出量を最大と算定しているが、やはり3号機の放出量が
最大である事が空間線量率からもわかる。

尚、1ミリ・シーベルトは1000マイクロ・シーベルトである事に注意。


02. 恵也 2011年11月13日 11:09:27: cdRlA.6W79UEw : Kwb2tfYUBo
>> 爆発の破壊力に圧倒されるとともに、作業員がよく巻き込まれなかったと感じる。

電気が通じてないので、建物の中には真っ暗で入れませんでした。
外部から電源車などで電気を入れようとしてましたが、地面のソバの壁は非常に
分厚く飛行機がぶつかっても壊れない程度の強度が鉄筋コンクリートにあります。

しかし上部は薄くて、とくに屋上などはラジコンの飛行機でさえ穴が開きそうな強度。
タイミング的に電気が通じてたら、照明がついて建屋の中に作業員が入ってたかもね。

ここにも水素爆発と断定してるけど、3号機は水蒸気爆発だった可能性が大きい。
タダの水素爆発なら、核燃料のプルトニウムなどが拡散するはずがありません。
水と核燃料の接触による爆発だったからこそ、プルトニウムなどがアメリカまで流されたの

今回のマスコミ取材でも、2号機と3号機の間くらいで300μSv/hの空間線量になった。
建屋の上部に溜まった水素で爆発したのなら、プルトニウムも出ないし格納容器から
核燃料が外部に出るはずがない。

だいたいなんで「爆発」といわないで不確実な「水素爆発」なんて言葉を使うのか?
「冷温停止」もそうだけどこれは誤解させ安心させる洗脳のための言葉だよ。

核燃料がほとんどなくなった圧力容器の温度が100℃以下になるのは当たり前で
むしろ地下にまで潜り込んだらしい核燃料の温度が最大の問題。
地下10mくらいで地下水に冷やされてると思うけど・・・・・

>> 外部に漏れ出すおそれは低くなったとしています。

こんな記事を書いた記者はバカだ!
海に汚染水がダーダー漏れになってるのは常識だろ。

俺は池を作ろうとしたが、水漏れをどうしても防げなかった。
モルタルを壁面に上塗りしたり防水剤を塗ったり、いろんな手段を使ったが失敗。
防水塗料専門家からも聞いたが、屋根からの雨漏れも対策が非常に難しいという。

大地震がおきコンクリにヒビが入ってるのに、どうして外部への水漏れがないと
思ってるのか、こいつらの頭の中が俺には理解不能だよ。
30年くらいで廃炉が完成するはずがない。100年はかかる。


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