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「国民の健康会議」に山下俊一氏と菅谷昭・長野県松本市市長が出演
Merx Posted October 27th 2011 http://merx.me/archives/13392
社団法人全国公私病院連盟が11月16日に「国民の健康会議」を東京港区の「ヤクルトホール」で開催する。入場料は無料。定員は550名。
「見えない敵、放射能との戦い」と題した時事講演では、山下俊一・福島県立医科大学副学長と菅谷昭・長野県松本市市長が出演する。
山下氏は福島第一原発事故後、3月19日に佐藤雄平・福島県知事の要請により、福島県放射線健康リスク管理アドバイザーに就任。「市民との対話を繰り返して放射線の恐怖を取り除くこと」を主眼に、福島県各地で講演会を行い、「福島県における放射線による健康被害はない」ことを強調していた。
菅谷氏はチェルノブイリ原発事故後に、ベラルーシで医療活動をした経験があり、現地の放射能汚染とその影響を実際に見ている数少ない政治家の一人。
菅谷昭市長のコメント(松本市公式サイト-2011年3月22日)
外に放射性物質を出さないってことは最大限やってほしいのだけれど、私はもう一つもう一番最悪であった土壌汚染ということは、これまさに環境汚染。水も汚染ですしそれから食物も汚染、これ出てしまったんですね。
ですから次は経路汚染、経口的になるからだから取り込まないようにするってことは当たり前のことなんですけれど、それが抜けちゃっていることで「安心、安心」って放射線1回浴びることは、そんな問題ではないですよね。
あれは外部被曝なんですよね。皆さんだって検査された時にエックス線浴びるわけですよね。それは1回だけですよね。そうじゃないんです。入ったものは沈着して抜けない、そして今やこれからのことは、いわゆる放射能沈着という表現しますけれども、放射線降下物、フォールアウトですから、今舞っているのが下に降りますから、落ちると土壌が汚染されます。
当然土壌とそれから水だって汚染されます。一方で葉物ですよね。葉っぱの上にやはり降下するわけじゃないですか放射性物質が。で、それを牛や羊が食べるわけじゃないですか。そうするとそれが放射性物質が今度はお乳の中にでるわけですよね。
そのお乳を人間が飲むわけですよ。これがいわゆる食物連鎖というわけですよね。
またその土壌の中に落ちたというようになると、そういう食べた牛やヤギが糞とかおしっこを出します。ここに放射性物質が溜まりますから、それがまた地面、土壌を汚染するこれ悪循環、これ食物連鎖やってるわけです。
また汚染された土壌からは今度はセシウムのような物がですね。今度は葉物じゃなくてようするに根菜類ですかね。根からまた吸収されますから、特にセシウムなどは消化管からほとんどが吸収されるってこともわかっているわけですから、それから放射線なら甲状腺に集まってしまうわけですから、ですからそういうことが事実としてとらえてですね、やはり報道していくのは国からもいかないと、単に「冷静に行動してください」とか、なんと言いますかね数的なもので被曝がこうでじゃなくて5年、10年日本でやはり、だからもし将来ですね、わかりませんけれど悪性の新生物が日本で増えてきたような状況の時にはいったい誰が責任とるんでしょうかね。
だからそういう意味で今言ったように、できるだけ放射性物質を体に取り込まないような注意をお互いにしていったほうがいいのではないかな、というようなことであります。
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