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その数が数十個存在する理系の学会・官僚・マスゴミ・政党・財界から構成される権力者達(権力複合体)は、安全デマを製造する生産拠点なのであり、デマを作っておいて、そのデマを拡散させる工作員まで雇っている。つまり、こいつら人民の敵は、デマを生産するばかりか、デマを流通させる仕組みを持っており、カネの力(広報予算)で実際にデマ情報をこの流通経路(装置)にたれ流すことができるのだ。そういった情報の流通回路は、テレビ・新聞・御用学者のブログ・工作員の掲示板への書き込み・ラジオ、そして、タレントやミュージシャンを使ったキャンペーン・街頭演説・公民館での小さな討論会そして最後に記者クラブだ。
ここまでをまとめると、権力者達は、安全デマを含む情報を生産する仕組み(情報の生産装置;生産拠点)と情報を流通させるしくみ(流通回路;装置)をもっている。たとえば、最近政府が設置した「低線量被爆の健康に対する影響」を調べる委員会などというのは、安全デマ情報を生産する拠点の一部だ。
そしてこいつら人民の敵が生産し、その流通回路に流し込む情報の種類に着目すると、(a)「ウソも100回言えば、真実になる」という場合と、(b)人々の反応を見て改変・加工を情報に対して加えながら流す、という場合がある。以下、(a)(b)のそれぞれの場合に関してみていこう。
まず、(a)は、強引に世論を作る場合だ。例えば、定期的かつ頻繁に安全デマを上記の流通回路に流し込むのはその例。そうして反原発の世論が盛り上がるのをなんとかして阻止しようとしているのだ。ウソを100回たれ流すことにどんな意味があるのか?圧倒的なカネの力で、ウソを100回流されると、関心が薄れて無力感が漂い、「もうどうでもいいや」という気持ちになってくる。これも連中の狙いとするところなのだ。つまり、放射能に対する関心を失わせるような効果と、反論してもムダだという戦闘意欲を失わせるような効果を狙っている。だから、われわれは、絶対に、放射能汚染と健康被害に対する関心を失ってはならないし、ことある毎に、反論し、間違いを指摘しなければならない。安全
デマというウソを100回流すほかに、政治家を強引に失脚させる場合には、この(a)のパターンで、政治家のスキャンダル情報を集中的に流す。最近では、橋下知事や小沢氏を失脚させようとして、連中はこの流通回路の中に、これらの政治家のスキャンダル情報を集中投下して世論を誘導しているのだ。
(b)の場合は、たとえば、「消費税10%にします」「年金は68歳からしか支給しません」、という情報を流し込んでみて(=報道発表してみて)、反発があまりにも大きければ、撤回し、別の増税案を考えたり、落としどころとして7%という案で着地させようなどとも考えている。これは官僚用語で、世論に対する「観測気球」を上げると呼ばれる事態だ。言い換えれば、(b)の場合、情報の流通回路(装置)に流し込む情報は、一度製造したら終わりではない。反発のない表現を試行錯誤しながら探っているのだ。
まとめると、権力者どもは、民衆を支配するために、まるで血管のように社会のすみずみにまで張り巡らされた情報の流通回路の中に、偽のプロパガンダ情報(デマ)という血液が流し込むことで、常に、連中の都合のよい方向へと世論を誘導しているのだ―その意味で、学会や政府の委員会という情報の製造工場と、情報の流通回路(装置)を併せて機能させることが、「世論」の形成に繋がるのだといえる。世論とはこれらの工場と装置(ネットワーク)が機能した結果として生じるもので、人民の意思とは殆ど無関係なもの。
ここで工作員について一言付言しておくと、情報の流通回路(装置)とは、テレビ・新聞・御用学者のブログ・工作員の掲示板への書き込み・ラジオ、そして、タレントやミュージシャンを使ったキャンペーン・街頭演説・公民館での小さな討論会・記者クラブであった。工作員はこの壮大な回路の一部に過ぎない。反原発の意見に対して、無理やりな反対論拠の提示・意味の拡散/反転・論点ずらし・人格攻撃といった仕方で工作してくるわけだが、工作員は頭が悪く、情報を製造することはできない。御用学者が生産した安全デマ情報を引用して書き込むだけなのだ。その程度の存在に過ぎない。
情報の流通回路(装置)の一部を記者クラブが占めている。かくして、自由報道クラブなど記者クラブの外にいるフリーのジャーナリストが、権力が製造したプロパガンダ情報以外の真実の情報を聞き出そうとしたりすれば、そういう記者は排除される。隠蔽された情報を聞き出そうとしても出入り禁止になる。外国人記者も、ウソの情報を垂れ流すために存在しているこの情報の流通回路(装置)において舞台演出される大本営発表の記者会見に参加したりはしない―時間の無駄だからだ。
次に、この情報の流通回路(装置)の中に、いつデマ情報を流し込むのか?というタイミングに関する問題について検討してみよう。流通回路の中に「安全デマ」や「TPPはメリットがある」などという真っ赤なウソ情報を、いつ流し込むかも連中は常に考えている。たとえば、TPPに参加する大事な局面では、原発の状態が危機的だという情報も一緒に流し込み、人々の注意をTPPから逸らす。装置はそういう意味では、使い方を覚えれば、官僚にとって便利なものだ。情報を流すタイミングや、情報同士が打ち消しあったり補強しあったりする効果を予め考えておけば、基本的に自分達のやりたいことが実現できる。
余談だが、人々が基本的に装置の中を流れてくる情報に対して、疑いをもたないようにするために、日本の義務教育というのは存在する。義務教育というのは、権力者が掌握している情報の流通回路の中を流れてくるウソ情報を「真理」だとして受け取るよう調教することなのだ。まさに、ジョージ・オーウェルの『1984』という小説のごとき世界になっている。装置の中を流れる情報は紋切り型の情報だ。語彙(単語)を少なくすれば、モノを考える力は衰えてしまう。官僚は、国民を愚民とするために、政治家の女性問題・汚職・賄賂といったニュースを装置に流して、国民の反発を政治家に対して向け、情報を流している真の支配者の存在および装置の存在から国民の目を逸らす。と同時に、いつも同じ種類のスキャンダル情報を流すことで、語彙の貧弱なワンパターンなスキャンダル情報へと慣れさせて思考能力を奪い、そういうワンパターン情報を受け取ることで安心するようなメンタリティを作ることに成功したのだ。
今は、緊急事態なので、人々の関心を失わせる装置の働き(メカニズム)がよく見える。緊急事態じゃないと、こうも透けて見えたりはしない。独裁国家ではなく、形式的であれ、選挙が存在する国では、この情報の流通回路(装置)を掌握するということが権力を掌握するということなのだ。この国でこの装置を掌握しているのは官僚だ。装置を利用して自分の気に入らない政治家を失脚し、自分達の支配体制を永遠的に存続させようとしているのは、官僚なのだ(各省庁の事務次官・局長クラスの複合体)。もちろん、装置の中に流通させる情報を、どの工場で生産するのか(どの学者に捏造させるのか)、背後で指示しているのも官僚だ。
今まで、官僚達は、政治家が不正を行っているという情報を情報の流通回路に流すことで、国民の反発を煽りつつ、検察にその政治家を捕まえさせることで、自分達の言う事を聞かない政治家ならいつでもその政治生命を絶てるという脅迫を常時行ってきた。また、検察を通じて政治家を逮捕することで、あたかも、この世界に正義が存在するかのような舞台演出を行っている。政治家が捕まれば、庶民は喜ぶ。溜飲が下がってガス抜きは完了する―少しは世の中がよくなったと錯覚させられる。しかし、以前と変わったところは何もない。根本的に大変化しないように、細部を少し変えているだけだ(ビスコンティの『山猫』という映画のセリフのように)。真に破壊・打倒すべきなのは、この情報の流通回路なのであり、また、この回路を駆使して世論を製造している官僚なのだ。日本の場合、人民の敵は、エジプトのムバラク大統領のような独裁者ではないため、誰が敵なのか分かりにくい。敵は、財界の意見を組んで、装置および装置を動かしている官僚なのだ。
さて、現在、Twitterやブログやフェイスブックが登場し、いくら経済産業省が、Twitter上でつぶやかれる反原発の心情を監視して取り締まろうとしても、無理だということが分かった。数が多すぎるのであり、また、Twitterにはブロック機能がある。原子力推進派が、Webサイトを巡回するロボットを作って、反原発の書き込みをさせようと思っても、できない時代となったのだ。
インターネットは、権力側が流す情報とは別の情報も流れる装置なのだ。基本的に制御できない。だから、連中は、ネット空間を制御しようとして必死に工作員を使ったりして、反原発の世論が盛り上がらないようにしているのだ。
アディオス!官僚達。装置を支配していることが、世の中を支配していることと同義でなくなった。装置の一部となっている新聞やテレビは滅ぶであろう。ウソの情報を流す装置の一部となっている以上、マスコミとは呼ばれず、マスゴミと呼ばれるのは当然だ。有害なウソの情報をカネ払って購読するバカはもはやいないのだ。外国のマスコミや論文こそに真実が書いてある。
逆にいえば、装置は、本当に革命的な情報が流れるようには設計されていない。たとえば、脱原発を叫ぶ少女のアイドルグループの動画は、Youtubeでしか見れない。Youtubeは連中が制御できない国外の別の装置なのだ。本当に大事件といえるような情報が流れることに、この装置は耐えられない。福島原子力発電所の大事故およびそれに伴う絶望的な健康被害というのは、大事件であり、ストレートにこの大事件の情報はながされたりしない―そんなことをすれば、装置を通じて人民を支配し、いままでウソをついていたことが100%ばれてしまうからだ。
さようなら、3.11前の日本。人々を騙す仕組み・機関は分かった。もう人民は騙されない。
言葉による戦争に、人民は勝利した!やつらのウソはばれた。原発は危険だし、放射能も超発ガン物質だ。
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