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フランス政府の専門家 「10ミリシーベルトで避難」を示唆 新たに7万人の転居が必要に フィナンシャル・タイムズが報道
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2011/11/post-7efb.html
2011-11-10 机の上の空 大沼安史の個人新聞
世界的な経済紙、英フィナンシャル・タイムズ(FT)は9日、「原子力:熱いトピックに(Nuclear energy: A hotter topic than ever)」と題する、フクシマ被曝問題に関する記事を掲げた。→ http://www.ft.com/intl/cms/s/0/aa0a40ec-0aea-11e1-b62f-00144feabdc0.html#axzz1dGhaBlm6
この中で、FT紙は、
フランス政府の専門家は(フクシマについて)10ミリシーベルト(年間)を基準として(被曝地からの)避難を開始すべきだと示唆している。これはしかし、すでに15万〜20万人に達しているフクイチ周辺区域かたの避難者に、新たに7万人を追加するものである。
French government experts have suggested setting the evacuation trigger at 10mSv per year – although this could mean adding another 70,000 people to the 150,000-200,000 evacuated from areas near Fukushima Daiichi.
――と指摘している。
これはつまり、20ミリシーベルトの半分、10ミリシーベルトで避難(移住)基準を設定せよ、との仏政府専門家の指摘である。
FT紙は、このフランス政府専門家の「勧告」との関連で、フランスの放射線防護市民団体であるAcroの代表をつとめる核物理学者、デイヴッド・ボイリー氏が、日本政府の「20ミリシーベルト」があまりにも高すぎると確信していることを紹介している。
ただし、FT氏によると、ボイリー氏は「1ミリシーベル」(を避難基準とすること)は「非現実的だと認めた」――。
David Boilley, a nuclear physicist and head of the French citizens’ radiation testing group Acro, believes the Japanese evacuation line of 20mSv a year is too high, but acknowledges that a 1mSv level would be unrealistic.
ボイリー氏はさらに、「避難はたいへんな問題。負担と恩恵(のバランス)を測らなけれなればならない」と、政治的な困難さを指摘した。
“Evacuation is terrible [and we] need to weigh the burden and benefit,” says Mr Boilley, whose group is helping with monitoring in Fukushima, adding that the appropriate trigger point varies not only by area and exposure but also by individual. “Where to put it? That’s a very hard question,” he says. “I am happy I am not a politician who has to decide.”
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