http://www.asyura2.com/11/genpatu18/msg/298.html
Tweet |
原発事故コスト試算案 最大1・6円に上方修正
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111108/dst11110812360009-n1.htm
2011.11.8 12:34 産経新聞
原子力発電所の経済性を検証している国の原子力委員会の小委員会は8日、原発事故に伴うリスクを考慮した発電コストの上昇分を最大で1キロワット時当たり1・6円とする新たな試算案のとりまとめに合意した。先月の試算は、損害額が低すぎるとの意見が上部組織の会合で出たことを踏まえ、上方修正した。原発のコストをめぐる議論に影響を与えそうだ。
新たな試算案は、原発事故の標準的な損害費用を約5兆円と算出。原発稼働率60〜80%を前提とした事故コストは、事故の発生確率を国際原子力機関(IAEA)の安全目標である「10万年に1回」とした場合は同0・006〜0・008円、東京電力福島第1原発事故を踏まえた「500年に1回」とした場合は同1・2〜1・6円とした。
従来の試算と比べて、事故の風評被害や検査費用など一過性のコストの算出方法を変更したことで上昇した。従来の試算では損害費用を約3兆9千億円とし、事故が10万年に1回の場合は同0・0046〜0・0062円、500年に1回の場合は同0・92〜1・2円としていた。
また、前回論議で損害保険料がリスク費用に該当するとの指摘があったことから、新試算案は保険料の試算も盛り込んだ。原発事故の標準的な損害費用約5兆円に対する保険料を40年で支払う場合、コストは同0・45円になるとしている。
使用済み核燃料の処理に伴うコストは従来の試算通りで、燃料からプルトニウムを取り出して原発で再利用する核燃料サイクルの「再処理」は同1・98円。再処理せずにすべて地中に埋める「直接処分」は同1〜1・02円で再処理が約2倍の「割高」としている。
新たな試算案は10日の原子力委員会臨時会で報告され、正式決定後、政府のエネルギー・環境会議で発電方法別のコストを検証する際に使われる。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素18掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。