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福島第一原発、再測定でもキセノン検出
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20111102-OYT1T01097.htm?from=top
2011年11月2日22時21分 読売新聞
東京電力福島第一原子力発電所2号機で核分裂した際に生じる放射性キセノンが検出された問題で、東電は2日、再測定の結果でもほぼ同じ濃度のキセノンを検出したと発表した。
原子炉の溶融燃料で核分裂が起きていた証拠とみられ、核分裂が連鎖的に進む臨界が再び起きた恐れもあるため、東電は調査を進めている。2号機原子炉の温度や圧力は安定しており、周辺環境への影響は認められていない。
キセノンが検出されたのは1日に格納容器から採取したガスで、同日の測定ではキセノン133(半減期約5日)、キセノン135(同約9時間)ともに濃度は1立方センチ当たり約10万分の1ベクレルだった。ごく微量だが、半減期が短いため、最近に核分裂反応が起きたとみられる。同じ試料を2日に再測定した結果もほぼ同量を検出した。東電の要請で試料を調べた日本原子力研究開発機構は同日夜キセノンと確認した。
東電は、臨界を防ぐホウ酸水を2日未明に注入した。注入後に採取したガスの分析で、キセノン133は未検出だったが、135はほぼ同じ濃度で検出された。
臨界は、核分裂で生じた中性子がほかの原子核にぶつかり、玉突き状に核分裂の連鎖反応を起こした状態。臨界ではなく、プルトニウムなどの原子核が単独で分裂する「自発核分裂」がいくつも起きた可能性もある。細野原発相は2日夜、都内で記者団に対し、「データが安定しており、再臨界はない」と述べ、再避難など住民生活に影響する事態はないとの見方を示した。
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福島第1原発:キセノン検出確認 「長時間臨界」は否定
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20111103k0000m040089000c.html
毎日新聞 2011年11月2日 22時00分(最終更新 11月2日 23時35分)
東京電力福島第1原発2号機の原子炉格納容器内で、核分裂によって生じる放射性キセノン133やキセノン135とみられる気体がごく微量検出された問題で、経済産業省原子力安全・保安院は2日、検出されたのはキセノン133と135だったと発表した。また、東電も同日、気体を再度測定した結果、同濃度のキセノンとみられる気体を検出したと発表。保安院は「核分裂反応が起き、キセノンが発生した可能性は高い」と話している。
東電は、日本原子力研究開発機構に気体の詳細分析を依頼。同機構がキセノンの検出を確認した。保安院は「1、3号機でも同様に核分裂反応が起きている可能性がある」としている。
東電は、格納容器内の気体を浄化して外部に放出する「格納容器ガス管理システム」(10月28日稼働)を使って1日午後に採取して測定した気体を再測定した。その結果、1回目の測定と同様にキセノン133とみられる気体とキセノン135とみられる気体をそれぞれ1立方センチあたり10万分の1ベクレル程度検出した。
さらに、2日昼にも気体を採取して測定。同濃度のキセノン135とみられる気体を検出した。キセノン133は検出されなかった。
東電の松本純一原子力・立地本部長代理は会見で「同じ気体から2回検出されたので核分裂が起きた可能性は高い。ただ、核分裂が起きていたとしても小さいレベルで、大量のエネルギーを出している状況ではないので問題はない」と説明。圧力容器の温度や圧力のデータに大きな変化はなく、核分裂が繰り返し起こる臨界が続いた可能性を否定した。
2号機の格納容器内では、8月にも今回と別の方法で調査を実施。2種類のキセノンがごく微量発生していた可能性があったが、再臨界の可能性は低いとして詳しい測定をしていなかった。
保安院の森山善範原子力災害対策監は「今後、連続的な核分裂で局所的な臨界が起きたかも含め、専門家の意見も聞きながら確定していきたい」と述べた。【奥山智己、関東晋慈、久野華代】
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