http://www.asyura2.com/11/genpatu18/msg/143.html
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asahi.com(朝日新聞社)が当初の記事を差し替え、誤検出の可能性にさえ言及しだしたようなので、ジャック・どんどん氏による早朝のコメントから当初の記事を引用する。
http://www.asyura2.com/11/genpatu18/msg/131.html#c1
>朝日ニュース・コムより
>http://www.asahi.com/national/update/1102/TKY201111020003.html
>福島第一原発2号機、核分裂の可能性 ホウ酸水を注入
> 東京電力福島第一原発2号機で、原子炉格納容器内の気体から
>半減期の短い放射性のキセノンが微量検出され、核分裂反応が起きている
>可能性があることから、東電は2日午前2時50分ごろ、核分裂を抑える性質がある
>ホウ酸水の注入を始めた。原発敷地内の放射線量を測るモニタリングポストの
>測定値には変動はみられないという。
東電が本日未明の深夜に大手マスコミに、福島第一原発2号機からキセノン133とキセノン135を微量検出し核分裂を抑える性質があるホウ酸水の注入を始めたと発表した。この発表は玄海原発再稼動直後のニュースであり、このニュースによって玄海原発再稼動のニュースがかすんでしまった事実と、先週、ヨーロッパの研究者が相次いで、日本政府や東電発表より大幅に大量の放射性物質が福島第一原発から海側に流出したとの研究発表のニュースがかすんだ事も念頭に置いていただきたい。
*****
私は4月前半に東電に電話で質問したところキセノン133の測定をしていないとの事だったので、測定を強く要請したが、測定には消極的な返答だった。今まで東電のホームページでも他の核種の分析結果は公表されていたが、キセノン133については10月末まで一度も分析結果は公表されてなかった。
今回も量的な数値が公表されず、深夜に大手マスコミのみに発表した。
(ホームページには午前9時以降に掲載されましたがキセノン133やキセノン135の量的な数値は公表されていない。)
(東京電力HPの11月2日午前9時時点資料参照)
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/past-progress/images/newestfile-j.pdf
を見ると、「短期半減核種(キセノン133、135)の検出の可能性がある事が判明。」とか「核分裂反応が発生している可能性が否定できない」とかと大手マスコミの当初の発表よりトーンダウンしている。
また、量的な数値の公表も無く、以前の測定値と比較もできず、怪しい発表である。
ウラン燃料であっても使用開始後の核燃料には自発核分裂をするプルトニウム240等がある程度存在する事から臨界状態にならずとも自発核分裂によって少量のキセノン133やキセノン135が発生しているはずなので、原子炉格納容器から少量の検出があったとしても何の不思議も無い。
量的な数値を公表していない事から東電の情報撹乱作戦で、3号機から大量に海側に放射性物質が放出されたというヨーロッパの研究者による最新研究報告や玄海原発再稼動から論点そらしを画策した疑いがあると私は考える。
ほとぼりが冷めてから、あれは少量だったので自発核分裂で発生したと考えられますと発表するか、または誤検出でしたと発表する予定かもしれない。東京電力は「核分裂反応」と述べているものの「核分裂連鎖反応(いわゆる臨界)」とは述べていない事にも注意を要する。
この投稿をお読みの方には、大手マスコミ経由の東電による玄海原発再稼動直後の深夜の発表の不確かなニュースに踊らされず、ぜひ、本当に重要な事項を考えていただきたい。
*****
[3号機放出放射性物質過小評価は地元住民悶絶死の危険性隠し]参照
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/864.html
[玄海4号機、2日に発電再開=原発事故後で初の再稼働−通常運転は4日から・九電 (時事通信) ]
http://www.asyura2.com/11/genpatu18/msg/122.html
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