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ついに核分裂!福島原発“核爆発”危機…専門家が“危険性”警告
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20111102/dms1111020712000-n1.htm
2011.11.02 夕刊フジ
東京電力は2日未明、福島第1原発2号機で原子炉格納容器内の気体に放射性キセノンが含まれている可能性が判明、核分裂が起きている恐れが否定できないとして、原子炉に核分裂を抑制するホウ酸水の注水を始めたと発表した。
原子炉の温度や圧力、放射線量を測定するモニタリングポストの値には変動がないという。
経済産業省原子力安全・保安院によると、検出されたのはごくわずかで、キセノンなのか、誤信号なのかを分析中。2号機の燃料は事故で冷却水がなくなって溶け、原子炉圧力容器の底や、その外側の格納容器の底に漏れてたまったと推定されているが、大きな塊になっていれば局所的に核分裂が起きることはあり得るという。
東電は圧力容器に水の注入を続けている。保安院は、原子炉の状態は安定しており、核分裂が拡大し燃料が再溶融する恐れは低いとみている。
放射性キセノンは、核分裂に伴いできる。東電は2号機に、格納容器内の気体を吸い出して浄化する装置を設置。1日に採取した気体を分析し、キセノン133と135が含まれている可能性があると判明。2日午前2時48分に原子炉への注水ラインからホウ酸水の注水を始めた。
2号機の圧力容器下部の温度は100度を切り、安定的な状態が近づいているとみられていたなかで判明した核分裂の可能性。危険性はどれほどあるのか。
IAEM(米国緊急事態管理局国際交流協会)の国際コーディネーターで、震災・原発事故後に日本戦略研究フォーラム復興支援・国際連携室室長に就任した唐川伸幸氏は「核分裂を起こしている可能性が非常に高く、慎重に対処しなければいけない」と指摘。「このまま核分裂が連鎖していくと核爆発を起こす危険性さえある。格納容器に穴が開いている状態なので以前のような急激な爆発にはならないが、危うい状態にある4号機の核爆発を誘発する可能性も出てくる」と警告する。
一方、東京工業大原子炉工学研究所助教授の澤田哲生氏は「キセノンが検出されたということは核分裂の可能性が高い」としながらも、「核分裂を起こしたからすぐに再臨界に達するということはない。今後は、核分裂の連鎖反応が起きているかどうかを注視する必要がある」と冷静な対応を呼びかけている。
放射性キセノン キセノンは原子番号54の元素で元素記号は「Xe」。希ガス元素の1つで、身近な使用例ではキセノンランプがある。キセノンの放射性同位体は40種類以上あるが、今回、2号機で検出された可能性があるキセノン133は半減期約5日、同135は約9時間と非常に短く、ともにウラン235やプルトニウム239の核分裂反応が直近に起こったことを示す指標となる。
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