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(写真)質問する吉井英勝議員=26日、衆院経済産業委
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http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-10-31/2011103104_03_0.html
2011年10月31日(月)「しんぶん赤旗」
老朽機 実証データなし
吉井氏 耐性試験の不備指摘
日本共産党の吉井英勝議員は26日の衆院経済産業委員会で、原発の再稼働条件とされるストレステスト(耐性試験)について、「実証実験と(テストの)コンピューター解析が一致するか確認しないとテストにならない」と指摘し、原発の実証実験データがあるのかとただしました。
深野弘行原子力安全・保安院長は「高経年化したものは承知していない」と、データがないことを認めました。これに対し吉井氏は、香川県多度津町の実験施設を売却したためだと指摘し、「地震時の健全性を判断できないのが実態だ」と主張しました。枝野幸男経産相は「実証実験の重要性について初めてうかがった。必要な措置はとっていきたい」と述べました。
また、吉井氏は、SPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)公開が遅れ、住民の被ばくを招いた問題をとりあげ、国の責任は重大だと追及。当時、官房長官だった枝野経産相は、情報が官邸に届いたのは3月12日だが、公表は3月23日だったと認めました。
吉井氏は、ヨウ素剤配布や服用の遅れを招いたと指摘し、住民の健康管理に国が万全の対策を講じるよう求めました。枝野氏は「最大の教訓は複合的な災害に対する備えが十分でなかったこと。福島県とともに健康調査を継続的に行う」と答弁しました。
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