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玄海4号機、2日に発電再開=原発事故後で初の再稼働−通常運転は4日から・九電
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2011110100955
2011/11/01-23:32 時事通信
九州電力は1日、作業手順の誤りで自動停止した玄海原発4号機(佐賀県玄海町)を午後11時に起動した。2日午後に発電を再開する。徐々に原子炉の出力を上げ、4日に通常運転に復帰する見通し。同社は「今後とも安全確保に万全を期し、原発の安全、安定運転に努める」としている。
東京電力福島第1原発事故の後、停止した原発の再稼働は初めて。ただ今回は、ストレステスト(耐性評価)の実施が前提となる定期検査停止中の原子炉の再稼働とは性格が異なるというのが、九電の認識だ。同機は12月に定期検査に入るため、稼働は短期間にとどまる。それでも再開させたのは、逼迫(ひっぱく)する電力需給の緩和と、代替となる火力発電の燃料費節減が狙いだ。
その一方、同社は、定期検査で休止中である玄海2、3号機の再稼働をめぐり、賛成意見の形成を社として働き掛けた「やらせメール」問題を抱える。この問題で、真部利応社長らの責任にけじめを付けないまま、別の原子炉とはいえ運転再開を決めたことに、批判の声も上がりそうだ。
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玄海原発:4号機の運転再開 対応の矛盾、浮き彫りに
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20111102k0000m040138000c.html
毎日新聞 2011年11月1日 22時26分
九州電力玄海原発4号機の運転再開問題は、原発の再稼働を巡る政府の対応に矛盾があることを改めて浮き彫りにした。震災後、正規の手続きで定期検査に入った原発の再稼働には安全評価(ストレステスト)という新たなハードルを課し、審査に「数カ月」(経済産業省幹部)をかける一方、トラブルで停止した原発には早期再開を認める形になるからだ。
ストレステストには、定期検査中の原発が対象の「1次評価」と、深刻な事故を起こした福島第1原発など再稼働の可能性がない原発を除く全原発が対象の「2次評価」の2種類がある。経産省原子力安全・保安院は玄海原発4号機を「1次評価の対象ではない」と判断したが、森山善範・原子力災害対策監は「トラブルによる停止は想定していなかった」と認めた。
その上で、森山氏は「運転再開はケース・バイ・ケースで決めていく必要がある。(今回は)相対的に軽微なミスで、原因分析と対策はクリアしている」と説明。枝野幸男経産相は「最終的な稼働は、地元と協議した事業者が決めること」と述べたが、地元首長はいずれも「安全管理は国の責任」とかみ合っていない。
玄海原発4号機は12月中旬にも定期検査に入り、ストレステストの2次評価結果を年末までに提出することになる。NPO法人「原子力資料情報室」の澤井正子さんは「原発の安全確保のためにストレステストが必要だと言うなら、トラブルを起こした炉にこそ課すべきだ。やらせ問題が片付いていないにもかかわらず、それほど必要性のないわずか1カ月余の運転を認めるなど、国の安全規制は破綻している」と批判している。【関東晋慈、西川拓】
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