26. 宮島鹿おやじ 2011年10月28日 19:54:29: NqHa.4ewCUAIk
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皆さんより投稿本文よりもすばらしいコメントをいただきました。 ありがとうございます。精読させていただいております。>1様 確かに、私たちが住む・生活するということは単に、寒暖から身を守る・栄養を摂取する・排泄するということだけではないと思います。祖先から受け継いだ郷土を愛し守り継承することも生きることの重要な部分であるはずです。原発を推進するような人たちは「カネ」さえあれば何でもいいという雰囲気が濃厚です。そのための地位や学歴だと。故郷の丘や森にある古木ですら、自らの友であり教師であるということもありうると思います。「〜のためには〜さえあればいい」「そのためには〜すればいい」という考え方は単純でわかりやすいのですが、反面、切り捨てていくことも多いのだと思います。国全体・社会全体が、経済成長神話に取りつかれている状態を考えれば、昨今の首相の言動も「客観的に」解読できるとは思います。同意はいたしません。 >2様 確かに、政府が人民の一部をはっきりと見捨てたときに、この国は国家の態をなしていないと思いました。そのことは以前投稿しました。奴隷制社会なのかと。捨てたことを反省し、与えた傷を回復しようともしません。 放射能を薄めればいいという愚かな考えは確かにあるようです。放射性の瓦礫を全国で焼却しようという方針があるようで、本当に信じられないのですが、以前、人形峠のウラン廃坑の放射性物質の処分に困った国は、レンガやガラス工芸品に焼き固めて流通させています。そして、それと同時に、放射性廃棄物を北米のネイティブ・アメリカンの居留地に廃棄しているのです。愚か者が失敗をする。しかし、愚か者は強い力を持っていて、その失敗のツケを、次々に、弱いものに転嫁します。 >3様 実は、そのような奴隷制社会という素顔は、公害事件などのときに、時折、暴露されていたようです。水俣病のときの政府やそれに追随する御用学者らの振る舞いがまさにそれです。彼らの論理は、詐欺師のそれに共通すると思いました。ほころびは以前からあったのです。何人かの人がそのことに気がついて警告もありましたが、多くの人は、スポーツ、芸能、グルメ、ディズニーなどのアトラクションに目を奪われていました。私もその中の一人です。「パンとサーカス」という言葉があります。まさにそれです。 >4様 そのような、飼い馴らされた、住民のうちのかなりの部分を覚醒させたのが今回の事件といえるかもしれません。この先、本当に私たちの望む社会を作ることができるのか、それは、わかりません。しかし、私は、この阿修羅サイトなどのネット情報の多くが真実を語り、テレビはデタラメをいい続けたことを、皆さんと同様に目撃しました。人生で一番驚いたことかもしれません。昨日、ノルウェーの科学者たちが、福島からの放出された放射性セシウムの量が、保安院の発表の倍以上であると推定する研究結果を発表しました。まず「大丈夫だ」という。そして、しばらくすると「ダメだった」という。この繰り返しはいつまで続くのでしょうか。 >5様 何か危機的な状況があったとき、さっさと逃げたりすることができるのは、常に、恵まれた階層の人々です。そうでない人は、非常事態において、もっとも過酷な目に遭わされる。満州から逃げてくる日本人を、関東軍は守らなかったといいます。確か、保安院の方々も、今回、さっさと撤退したと聞いています。放射能汚染を選ぶか過酷な労働条件を選ぶか、このような選択をなぜ迫られる必要があるのでしょうか。
>6様 今回の大災害以前の日本社会は、いわゆる「新自由主義」に基づく、経済的合理性追求の終わり、むしろ、その反省が始まろうとしている時期だったように思います。しかし、その結果としての格差社会は厳然として、私たちの前にあります。
>7様 おそらくは、現状に対し、これではいけないという思いを持つ人は多数にのぼると思うのです。それを結集するひとつの方法が選挙だといえますが、民主党政権はどうだったのでしょうか。私にはまだはっきりとした見解はないのですが、しかし、今にして思えば、菅さんは、脱原発の方向をもがきながら指し示そうとしたように思います。野田さんはどうなんでしょうか。私たちは「お上」から押し頂くという感覚を一刻も早く消さないといけないと思います。私たちは、行政に対しても何に対しても「対等」なのです。首長は私たちのの雇われ人です。役人はその雇われ人の手伝いなのです。皆のために必要な仕事をやるために私たちが雇っているのです。 彼らを偉いと思うのは間違いだと思います。だから勲章などをもらって喜んでいてはいけないと思います。対等だと思えば、「倣岸さ」や「卑屈さ」とも無縁になります。
>8様 天皇親政という言葉は美しいですが、本当に天皇お一人ですべてを裁可することは無理です。問題は、天皇を輔弼する人たちが誰であるかということですが、現状においても見事に悪用されているように思います。近所に墓地がありますが、墓石に「レイテ島に於いて戦死」「勲八等白色桐葉章」と刻まれています。日本に原発を導入した読売新聞の社主さんは「勲一等旭日大綬章」です。このシステムそのものに異論を唱えます。 しかし、「魂の牢獄」という言葉はまことに共感します。「家畜」という言葉も。
>9様 家を捨てられたのですか。私はまだ、踏みとどまっていますが、いつか、家を捨てるときが来ると思っています。
>10様 引用ありがとうございます。 確かに、これを、お祭りにしてはいけないと思います。 日本人は妙に相手の機嫌を慮って、その場の雰囲気を壊さないように努めますが、まさに、今、マスコミによって「何もないかのような」風潮の中で、自分の意思を表明することが大切だと思います。職場でも近所でも、何も起きていないような会話のとき、放射能なんかたいしたことないって町会の肝煎りの人がいうとき、「わたしは違うと思う」と一言つぶやくだけでも勇気が要りますが、そうすべきであると思います。
>11様 小沢一郎氏に対する先日の判決は驚くべきものでした。 私は小沢氏については、まったく認識が不足していますが、おそらく大変なところで大変な目に遭わされているのだと思います。今後、勉強したいと思います。よろしくお願いします。
>12様 おっしゃるとおり、私の周りでも「日常の風景はいたって平凡」です。 こどもたちは普通に登校し、若いお母さんはベビーカーを誇らしげに押している。線量計を所持しているのは、私の周りには誰もいません。そうそう、でも、うちの自治体でも、ついに放射能測定を始めるようです。市民からの通報に応じて。少しずつ、事故の影響が「日常」に浸透しはじめているかもしれません。それにしても遅いですね。私やあなたのような認識の人ははっきりいってまだ少数派でしょう。でも、少数であることを恥じることはもうありません。プルト大橋氏と討論していた小出氏は場内で嘲笑されていました。自分で考えたことが、本当の考えになりうると思います。ともに学びましょう。情報の共有こそ私たちの武器でしょう。今後の私の投稿に対し是非、教示のコメントをお願いします。
>13様 本当に千代田区に原発を設置する覚悟があるならそれも面白いですね。 首都移転は無しということで。 >14様 あなたのコメントを読んで、私も泣きました。 >15様 それでも、なにがどうなってもギャハハと笑い、何かの取り分にのみ気を取られている人は、いつまでたってもそのままかもしれません。しかし、その共同体のうちの何割か、そしてそのうちの多数を、良識が占めることができればオピニオンは健全に育つのではないかと思います。それにしても、アジアから来ている人たちが国へ帰りたいと言っているというのは、とても、重要な情報です。 >16〜18様 あなたのような人と、いつか、暖かいものを囲んでビールを飲みたいです。 >19様 核武装については実はこの問題の根源にあると思います。このことは山本義隆氏「福島の原発事故をめぐって」第1章の中の、岸信介回顧録などに明らかです。さらに深い国民的な論議が必要だと思います。そういえば、昔から政治家がよく言う「国民的な論議」は現実に可能となったのですね。以前は空虚な言葉と思っていましたが。地熱発電などの可能性は追求していくべきですが、以前、よみうりテレビの「バンキシャ」という番組で「温泉業界の反対」のために難しいと報道されていました。うーん。(@_@;)
恵也さん いつも、一本筋の通ったコメントに敬服しておりました。 今後ともよろしくご教示お願いします。 >21様 聖書にそのような表現があるのですね。 私も、新約でしたら少し読みます。 御用学者たちは、「偽善なる律法学者のイメージ」そのものです。
>22様 国は潰れても産業は潰れない。 この逆説的言説は真実でしょう。 私の好きなコミックの中に「市場は守るが人類は守らない」というせりふがありました。なお、革命は多くの犠牲を伴います。そして、わけのわからない奴らに、逆に利用される可能性大です。 のんびりした老後はないかもしれません。お互いに。
>23様 おっしゃる通りですが、私はまだそこまで達観できません。 もう少し、抗ってみようと思います。 最近、ある先生から「家族を守るのに躊躇することはない」と教わりました。 あなたのような穏やかな気持ちを保てるよう努力したいと思います。
>24様 ありがとうございます。
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