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秋場龍一のねごと ブログ
http://akiba1.blogspot.com/2011/10/18.html
【ただちに危険だ! 原発通信】18
ホットスポット「柏」の日常。
ひごと「ウルトラブラック東電」への
怒りがつのる。
ぼくは千葉県柏市在住である。
きのうだった。プリンターのインクが切れたので、自宅からクルマで家電量販店に買いにいった。駐車場に停め、「ここの放射線量は?」と線量計を手に車外へ。すると、0.300(毎時/マイクロシーベルト)を超える数値が出た。歩きながらの計測で、おおよそ地上1メートルの空間線量としては、「あれ、ここはちょっと高いな」という印象。
住宅街にある自宅前の通りは0.200台で、0.300台以上は公園とか、草木の多いところにほぼ限定される。こんなアスファルトで固めた広い駐車場で0.300以上はあまり出ない。線量計を入手してもう3か月以上たつので、おおよそどんな地域や環境でどれくらいの線量が出るのか見当がつくのだ。
まあ、こんなことにくわしくなるのも、すべて東電さん及び原発利権集団のみなさんのおかげ。だいたい外出するとき、かならず線量計は携帯するもんね。
そして、なにげに駐車場の周囲の植え込みの雑草の上に、愛用の線量計をぽんと置いた。その瞬間、0.300から0.500台に一気にはねあがった。ん?! こういう一気にコンマ以上に数値が上がるときは、その後かなりぐんぐん高い数値を計測するもので、ぼくは示された数値に衝撃をおぼえる。
それからデジタルの数値はあれよというまに1.000台を超え、おいおいというまに2.000台へ。いくらホットスポットの柏在住とはいえ、小数点以上というのはあまり出ない。それに1.000を超えて2.000台も初めてのこと。はい、この数値、放射線観測の初体験です。
結果、最高値は2.600!
この観測地点から10数メートル先には県道280号線をはさんで柏市立酒井根中学校があり、となりには酒井根東小学校がある。そんなところから、いとも平気でこんな線量が出てしまうのだ。この学校の敷地はだいじょうぶなのかな……。
1マイクロシーベルト以上は柏市に通報するようにという公報を見た記憶があったので、市の放射線対策室へ電話する。でも、話し中でなかなかつながらない。時間を置いて、何度かかけ直してやっと通じる。
この場所で、これこれこういう数値が出たというと、市の担当者は驚くようすもない。なぜなら、こういう電話がひっきりなしにかかってくるらしい。
ついでに、「1カ月前に線量の高い公園があるから、子どもに注意を呼びかける看板を公園の入り口に出しては、とメールしたがさっぱり返信がこない」と苦情をいうと、メールまでにはとても手がまわる状況ではなく、電話の応対だけで精一杯のこと。なんせ、電話を切るとすぐに鳴る状態だという。
もう柏市のそこら中に1.000から3.000程度のミニホットスポットがあるというわけだ。まあ、柏市の根戸からは50.000を超えて、全国ニュースになるホットスポットがあるし。
フクイチの一連の爆発当初は、ここ柏では200キロ以上離れているからなのか、放射能汚染どこふくかぜという雰囲気だったけど、しだいに当地の線量が報道されるにつれ、道行く人のマスクの数が増え、公園で見かける子どもの数が減っている。
ところで、この2.600なんていう線量は、それを排出した当事者が撤去というか始末する法律か規則があったはずだよね。そうするととうぜん、東電がこの放射線を出すセシウム(とみて間違いないはず)を除去しないといけないのでは?
そっか。いま気がついた。あした、東電に電話してみよ。
しかし、なんだよ。東電って、放射能汚染に関して、福島第一原発の自社有地以外なんの対策もしないよね。一度、東電の会長や社長、役員が雁首ならべて記者会見で頭をさげ、その後、二、三度、社長が福島現地に謝罪に行ったきり。
フクイチの地元の市町か町長が、東電にマンパワー(人手)を出してくれと要望したことがあったけど、それもまったく無視。東電には従業員と関連会社合わせて7万人ほどいるはずだ。その気になればいくらでも人手は出せるだろう。
ごくふつうの会社なら人間なら、これほどの事故を起こしたら、被害者救助のために懸命に働くはずだ。自動車を運転して人をはねたら、被害者を救助しなければならないという法規がある。もし、救助しなくて、そのまま立ち去ったら「ひき逃げ」ということで、けっこうな重罪に問われる。
もしかしたら、東電って、何千万人を「ひき逃げ」していない?
なぜ、東電は汚染地域の線量計測や除染作業をしようとしないのか。東電の会社の姿勢に思いっきり首をかしげるのだけど、会社の命令ではなく、従業員の発意からもなぜそういう動きがないのだろうか。
もし、ぼくが東電の従業員だったら、こんな事態をまねいてしまったことに耐えきれないで、せめて休日には除染作業に従事するだろう。もしかして、東電というか電力会社に入ってしまったら、そんな人間的感性を剥奪されてしまうのかな。
いや、それにしても東電には頭にくる。道路で東電の赤いマークが入った業務車をみるだけで、頭に血がのぼる。そして、「シバクぞ、ぼけ!」と口走っている。小生、生まれ育ちが大阪は河内のものでイラチ。そう、かなりの短気である。
もし、福島のような原発事故の影響が河内に及んでいたら、その加害者たる電力会社の役員及び従業員はそこら中で、口頭で、そしてそのリアクションが悪いと物理的にシバきまわされることになるだろう(関西電力の従業員ならびに関係者のみなさん、心しておいたがほうがいいよ)。
東電ならびに経産省、御用学者、マスコミなど原発利権者は、福島県ならびに東北、関東など、放射能汚染地域に住む人の穏健な県民性に感謝すべきだろう。
ほんと河内の人間からみれば、東北や関東の人は「めっちゃ、やさしいやんけ」と思うし、「ここで怒らへんで、どこで怒んねん」とも思う。
ぼくは東京電力を「ウルトラブラック企業」に認定する。東電が為した所業にくらべれば某広域暴力団も可愛いものである。暴対法は東電にこそ適用すべきではないか。放射性物質を地球環境に撒き散らすほどの行為は、暴力の最たるものだろう。
人をナイフで切ったら傷害罪なのに、人の遺伝子を放射線で切り刻んで、なんの罪に問われないなんて、そりゃおかしいだろう。不条理という言葉はこのためにあるのではないだろうか。
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