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東電と小出裕章氏の原発事故に対する認識は実は同じである (誰も通らない裏道) 
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/746.html
投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 10 月 25 日 07:08:52: igsppGRN/E9PQ
 

東電と小出裕章氏の原発事故に対する認識は実は同じである
http://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/2011/10/post-1869.html
2011/10/25 誰も通らない裏道
 

ここ最近、思っていることがある。
それは反原発、脱原発を主張している人々、たとえば小出裕章氏と東京電力の福島第一原発事故に対する認識は実は同じなのだということだ。

東電は東日本大震災が起きて発電所の全電源が喪失した時点で全面撤退したい旨、政府に伝えたという報道がある。これについては東電は否定しているようだが、しかし少なくとも原子炉が制御不能の深刻な事態に陥ったことは正確に認識していただろう。
だとしたら、「こりゃアカン、逃げよう」と考えたとしても不思議はない。
一方、小出氏の同僚である京都大学の今中哲二助教は、福島第一原発の状況を聞いて「涙が出た」という。

動画
その日のあとで〜フクシマとチェルノブイリの今〜(1)
http://www.youtube.com/watch?v=B3qAAnrnzUY&feature=player_embedded

つまり両者ともに破局事故だという認識で一致していたのである。
その後、3月末には当時の東京電力社長、清水正孝が入院する。これについては「雲隠れ」などと批判されたが、自分の経営する会社が日本ばかりでなく世界をも、そして未来をも巻き込む大事故を起こしたのであれば、気も狂わんばかりの思いになるのは当たり前のことで、要は清水という男は、そこそこ普通の神経の持ち主だったから入院したのだろう(それが普通でない神経の持ち主の会長、勝俣には我慢がならなかったわけだ)。

福島第一原発の破局事故は、国の根幹を揺るがすものであり、しかも現在も進行中である。実際問題として、メルトダウンし、メルトスルーした炉心が今どこにあるのかすらもわかっていない。
にもかかわらず、政府と東電は冷温停止状態を年内に実現すると主張している。
これについて小出裕章氏をはじめとする専門家は、すでに燃料は圧力容器の中にないのだから、圧力容器の健全性を前提とする「冷温停止」という言葉を使っても意味がないと指摘している。
そんなことは素人が考えてもわかるわけで、もちろん政府も東電も百も承知だろう。
にもかかわらず、なぜこのようなあからさまなウソをつくのか。
それは、すべての事実を正しく発表すれば、「東京電力が何度倒産しても、日本国が倒産しても贖いきれないほどの被害」(小出裕章氏。↓ビデオの6分58秒あたりから)が明らかになるからに他ならない。

動画
参議院の行政監視委員会「原発事故と行政監視の在り方」小出裕章氏 2/2
http://www.youtube.com/watch?v=jygNyahW1UM&feature=player_embedded

もちろん、電力会社は用意周到だから、原子力損害賠償法を作って、破局事故への備えはしている。しかし、そうは言っても、現実問題として正確な事実を国民が知ったら、さしものおとなしい、世界でも稀に従順な国民であっても心穏やかではない。
となると東京電力の企業としての存続は危うくなり、これまで原子力行政を進めてきた連中、すべての責任問題が浮上してしまうだろう。
壊滅的な打撃を受ける農業、漁業の補償、あるいは学童疎開や移住のための費用。これらは、いったいいくらかかるのか見当もつない。
その他にも社会的な混乱が少しく起こり、その賠償請求が回ってくる可能性だってある。たとえば、いま柏の放射線量が問題になっているが、これが柏のみの問題に止まるはずはなく、これから各地でこのような現象が報告されるだろう。住宅地であれば、当然、地価は下がる。その結果、損をする人も多数出てくるわけだが、その責任を誰がとり、誰が補償するのか?
福島第一原発の影響で発生する放射性廃棄物、そしてこれから原発を廃炉にした際に出てくる同様の廃棄物は幾何級数的という言葉さえ超えるものであって、しかもその最終処分地は現状ではどこにもない。
核燃料サイクルなどというものは、すでにとっくの昔に破綻しているが、しかし稼働した原発から生み出される使用済み核燃料の行き先もない(だから、これ以上、原発を増設することなど、実は最初からムリなのである)。万年単位で管理しなければならない、それらの保管場所を誰が見つけるのか?

つまりすべては手詰まりなのである。
こういう状況のなか、政府や東電の人間が考えているのは、もはやただ一つ、ひたすら自らに降りかかる責任から逃れることだ。それも自分たちの子や孫すらどうでもよく、ただ自分が生きている間に身の破滅が起きないこと。それだけが実現すれば、その後に何が起ころうが知ったことではないというのが彼らの態度だと私は思う。
ただし、今回ばかりは彼らの思い通りにはいかないはずだ。
なぜなら、どんなに事実を糊塗しようとも、放射能による被害は確実に広がっていくのだから。

・琉球新聞社説(2011年10月23日)
福島全原発廃炉 危険性は全国民の問題だ
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-183123-storytopic-11.html

動画
・ゴミ焼却で放射能再揮発しホットスポット作る!ガンダーセン10/20(字幕)
http://www.youtube.com/watch?v=2nWM9LqjX5k&feature=player_embedded

動画
・【西ドイツ放送】 死の地域に生きる
http://www.youtube.com/watch?v=bevc_YG_cbE&feature=player_embedded

 

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コメント
 
01. 2011年10月25日 09:04:23: jn6Vbsata6
>ただ自分が生きている間に身の破滅が起きないこと。それだけが実現すれば、
>その後に何が起ころうが知ったことではないというのが彼らの
>態度だと私は思う。

自分達が、資産を海外に移転させ、外国の「核産業」の支配者に
迎合し受けいれてもらい、脱出する、そのための時間稼ぎを冷温
停止演技でやってる
という説があったけど、どうなのよ?


02. 2011年10月25日 12:29:52: DTK68v7wks
>つまりすべては手詰まりなのである。

たしかにそうだが、核ゴミ処理は、TEOCOグループが独占し、核廃棄物処理プラントの建設で、メーカー・ゼネコンは潤う。
旧支配体制は、安泰。いままでと変わらない。

既存の処分場は満杯となり、東電のゴミは、いよいよ国定公園に持って行くという。
「仮置き」といってるが、何十年も放置したあげく、いずれは低レベル放射性廃棄物最終処分場になるものと思われる。

>放射能による被害は確実に広がっていくのだから。

被害は拡がっても因果関係は否定し続けるし、汚染は隠蔽し続ける。
ひきかえ、汚染は出続ける以上、貯蔵・処理・処分場は、増やしていくしかない。
腐敗利権構造は、ますます肥大化していき、東日本は核ゴミ処理施設がたくさんできます。

高レベル放射性廃棄物最終処分場も、なしくずし的に事が進行するのでしょう。

汚染はひどくなる一方だし、いずれ核ゴミ処理の城下町になるところに住み続けるより、移住した方がいいと思う。おれは、移住した。首都圏も例外ではないです、多くの方はもう分かってると思いますが。


03. 2011年10月25日 14:05:29: IXE2115cws
だから何なんだ、この記事は。


”「東京電力が何度倒産しても、日本国が倒産しても贖いきれないほどの被害」(小出裕章氏。↓ビデオの6分58秒あたりから)が明らかになるからに他ならない”

これは当然東電が全ての被害者に補償賠償をしなければならぬのは当たり前としても、圧倒的な影響力を東電が今尚持っていようとも一私企業であることには変わりはなくその補償賠償に耐えられなくなったならば、今まで原発推進一途であった国が東電に変わって全てに東電が負うべき補償賠償を肩代わりせよと、小出氏は言っているにしぎぬ。


何が”東電と小出裕章氏の原発事故に対する認識は実は同じである (誰も通らない裏道)”であるか。馬鹿め。文意をきちんと理解しろ。

東電の現経営陣は少なくとも獄につなげ。元社長に2億そして現会長に5億の退職金など論外中の論外だ。首洗って待ってろ。 管、枝野、仙石お前らもだ。


04. 2011年10月25日 15:04:00: KSQoFZEcCQ
・放射能汚染の時代を生きる〜京大原子炉実験所・"異端"の研究者たち〜(MBS・録画)

http://www.youtube.com/watch?v=hvi6GaecKM8&feature=youtu.be


05. 2011年10月25日 16:36:11: KVdg0zySXA
現時点でこの事故の破滅的影響を抑える手段はなく、
それが故に、その事を誤魔化すことに関係者は始終している、
って事だろう。

チェルノブイリ事故5年後ソ連は崩壊した、
その関連性を言及するものは無いかもしれないが。


06. 2011年10月25日 21:04:21: KSQoFZEcCQ
・第1回公開勉強会 活断層と原発- 変動地形学から原発の耐震安全性を問う - 講師 渡辺満久氏 東洋大学教授 変動地形学(CNIC・録画)

http://www.ustream.tv/recorded/18099039


07. 2011年10月25日 22:43:25: KSQoFZEcCQ
・20111025 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章(録音)

http://www.youtube.com/watch?v=818cjgUgzDk

・20111025 たね蒔きジャーナル 「"ふくしま集団疎開裁判"とは?」(録音)

1.http://www.youtube.com/watch?v=GFsPk2noh8E
2.http://www.youtube.com/watch?v=8kDBYRVV3dk


08. 2011年10月26日 04:19:35: JrPYjVYQO2
一見バカに見える東電は実は小出氏と同じ位、深刻な事態という認識があったが
責任とりたくないので無知なふりをしているということですか?

09. 2011年10月26日 10:20:31: KVdg0zySXA
はなっから、重大原発事故の想定が無いという事は、
起きたらお手上げって事を意味してたのかもしれない。

責任を取りたくないと言うより取りようがないって意味だろう、
ちなみに東電に全ての責任を負わせようとするのもおかしな話だ。

東電 原発メーカー 国の原子力関係機関要するに原子力村と称される
物に一義的に終息責任と能力があるが。

損害賠償請求自体対処の仕様のない深刻な自体を糊塗するためのものであり、
自覚無自覚に関わらずそちらの方に動いているのが今の状況であろう。


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