http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/720.html
Tweet |
「汚したものをかたづける法律がない」???
http://takedanet.com/2011/10/post_6298.html
平成23年10月23日 武田邦彦(中部大学)
「福島第一原発から約130km離れたある市に住む方が線量計で庭の土を計測したところ0.5マイクロシーベルトであったので、庭の汚染土を土嚢に詰め、引き取ってもらおうと東電に行った。」という記事がでていた。東電は「法律がないから引き取れない」と答えた。
おそらく「他人の財産を汚した場合、汚した人は直ちに旧に復しなければならない」ぐらいの法律は民法かなにかにあるはずだ。他人の服を汚した、他人に庭に汚い物を投げた・・・などで注意された場合、「法律に決まっていない」とふんぞり返る人は日本人だろうか? 法律以前の問題だし、東電は福島原発などの「放射性物質を扱える土地」を多数持っているのだから、引き取ることはできる。
でも、不思議なことがある。まず一つは警察が駆けつけないことで、普通なら人の健康を著しく損なう恐れのあるものを誰かが飛散させたら、とりあえず警察が来てロープをはり、汚した人を連れてきてすぐに片付けさせるはずだ。犯人はハッキリしているのに警察は動かない。そして第二にNHKだ。
これまでNHKは「視聴者に支えられた放送局」として宣伝などとは関係なく、国民に親しまれてきた。食品汚染問題、公害、女優の薬物使用など「社会の悪」と言われるものは徹底的に報道してきた。たとえばトリ・インフルエンザが流行したときには、大きなキャンペーンをやり、インフルエンザのトリが「一羽でも発見された県」を真っ赤に塗りつぶしたマップを繰り返し示した。
その時、「この県では何万羽のトリがいますから、1羽ぐらいでは安全です」などという論理は使わなかった。多くの人はまだNHKに好意を持っていて「そのぐらいは良い」と言っているが、それが子供を被曝させている。事故直後、NHKは福島原発近辺から取材陣を総引き上げさせた上で「健康に影響がない」との放送をしたとされる。一刻も早くこの時期の事実を公表すべきである。
・・・・・・・・・
法律ではアルファ線を含まないものがあると確認されていても、1平方メートルあたり4万ベクレルを超える場合や、1キログラムあたり1万ベクレルを超えれば、直ちに飛散した人が片付けなければならない。
東電が「汚染された土壌」を片付けないでも平気なのは大会社だからか?日本の憲法で定められた法の下の平等は守られているのか? 政府、法曹界はこのことについてのコメントを発表するべきである。そして2度と再び、NHKは個人が汚いもの、毒物、ウィルスをまき散らしても放送してはいけない。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素17掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。