http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/694.html
Tweet |
古賀茂明の原発事故対応や東電処理への批判がわかりやすい!「自民党が露骨に原発推進電力癒着体制を復活」10/19(1)
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65770727.html
2011年10月21日16:08 ざまあみやがれい!
2011年10月19日(水)、上杉隆氏が出演する文化放送「吉田照美ソコダイジナトコ」に古賀茂明氏が登場。批判的に原発事故をめぐる東電処理を含む誤りを分析。また自民党が原発推進体制を復活させていることを指摘している。
※この日の放送は5話に分けて掲載しています。続きは記事末から。
動画
『ソコトコ』10月19日放送分<上杉隆氏の3>
http://youtu.be/cAYTwYRQfnw
http://www.youtube.com/watch?v=cAYTwYRQfnw&feature=player_embedded
※初稿です。誤字脱字は随時修正いたします。
=====(文字おこし、ここから)
吉田照美「コメンテーターはジャーナリストの上杉隆さんです。この時間も引き続き宜しくお願いいたしまーす。」
上杉隆「よろしくお願いしまーす」
吉田「えーそして今朝はですね。今年の9月に経済産業省を依願退職されました、元官僚の古賀茂明さんをスタジオにおまねきしております。えーこの時間から一緒に話を伺いたいということで朝早くからよろしく今日はお願いいたします」
唐橋ユミ「よろしくお願いします」
古賀茂明「よろしくお願いします」
吉田「それでは、さっそく今朝のニュースのポイントです」
※音楽
唐橋「野田総理は昨日福島県を訪問し放射線量が比較的高い福島県大波地区の除染作業の様子を視察しました。担当者から説明を受けた総理は、お子さんがいるところは優先的に除染をしていかねばならないと語り、午後は大玉村の仮設住宅や郡山市の幼稚園を訪れ、被災地の視察を通じて今後の復興の参考にしたい考えのようです」
※音楽終わり
吉田「ということでまあ就任以来ですね。福島の再生なくして日本の再生はないと、いうふうに語っていますのだ総理の福島県入りですが。東京電力福島第一原発などを訪れた9月8日以来、これが2回目ということになりますけども。古賀茂明さんにスタジオにおいでいただいてますけども。古賀さんは先月下旬までですね、その原発の監督官庁であります、経済産業省にいらっしゃっということなんですけども。ここまでの原発事故をめぐります政府の対応に関して何が足りないっていうふうに思っていらっしゃるんでしょう。」
古賀「そうですね。あの幾つかあると思います。一番大きいのはあの、本当の情報を伝えようというそういう姿勢がないってことですよね。ですからあのまあ、最初からそうですけどメルトダウンがあったのかどうかってのもありますし、SPEEDIの情報も隠しちゃったとかですね。で、だいたいあの、発表される時っていうのはだいぶ前の情報をあとから発表するのが多くて。例えばなんかこんなに高い線量が出てましたよっていうのが、そのなんか、先週そうでしたけど今は下がってますとかですね。」
吉田「リアルタイムで知らせないとですね」
古賀「全部ね、あのー、要するに下がってからしか出さないとかね。そういう、あの、ま、情報を出さないっていうのが非常に足りないところですね。それから、もう1つは間違いを認めようとしない。」
吉田「ほんとですね」
古賀「これあの、役人には非常に無謬性とかいう言葉でよく言われるんですけど、間違い認めないんですね。間違い認めないと絶対正しい方向に行けないんですよ。間違ってたんだったらごめんなさいって1回言っちゃえば、それまで事を全部チャラにして正しい方向に行けるんですけど。間違い認めないから過去とのその繋がりを、その無理やり無理やり説明しながら行こうとするので、どうしても対応が、おかしな方向に行ったり、あるいは遅れたりするんですね。ま、もう1つ非常に欠けてるのは責任をとらない。それからその責任をとりたくないからリスクもとれないということで、思い切った措置をですね、えー迅速にやるってことがこういう場合大事なんですけども。まあそうすると失敗したらどうしよう、失敗したら誰が責任取るんだってことを考えているうちにですね、結局何も出来ないで後手に回ると、いうことが起きてると思いますね、はい」
吉田「まあ具体的な問題でいいますと。その汚泥の処理、除染をどうするかとかいろんな大きな課題になってるわけですけども。そんなさなか、昨日ですか、野田総理が再び福島県入ということなんですけども。あのこういったその汚泥の処理、除染をどうするかというこういうことに関して、どういうふうに対処すべきというふうに、古賀さんはお考えになってますかね」
古賀「まああの、これ、あまりにもですね、広範囲にかつ高濃度の汚染になってしまっているので。まあ誰がやっても簡単にできる話じゃないし。あのみんながすぐ安心出来る状況になるのは無理だと思うんですけれども。これもですね、もう半年以経ってるわけですからね。」
吉田「そうです。なんだかんだね」
古賀「でその、あのもう1番最初っからこんなことは必要だと言われていたのが、ようやく今頃始まるっていうですね。まあ始まるっていうか本格的にってことですけれども。まあそれだけ遅れてる。で、これもですね、例えばあの、色々測ってるとは言ってますけども、測っている地点の数があまりにも少な過ぎますよね。もうあの、住民が一生懸命測って。こないだも横浜でストロンチウムとか色々出てましたけれども。その……まあ結局そっちの方が情報が早いっていうような状況ですから」
吉田「本当そうです」
古賀「これじゃあの、誰も何ていうか安心出来ないし。それから、まあとりあえず学校とか学校の周りをきれいにしましょうぐらいの話しかしてませんけども。その、やっぱ子供たちのですね、健康を守るっていうことについてあまりにもルーズっていうかですね。えー無神経すぎるんじゃないかなって思うんですね。学校だけ安全だったらって学校にいる時間なんてものは1日のうちの4分の1ぐらいですよね。」
吉田「どうぞどうぞ」
上杉「昨日、野田総理、福島で子どものいるところは優先的に除染していかなければいけないと。述べたと言ってるんですけど。最初の約束は除染したところに子供を戻すんだったんですよね。」
吉田「その約束を反故にしてるからねえ」
上杉「なんで放射能汚染されたところに子供を戻して、それから除染……順番逆じゃないかと。どうなんですかね」
吉田「どうしてそういう考えなんですかね」
古賀「いやあだから、結局、それもし、そういう事をですね。本当にちゃんとやろうとするとものすごいコストになってくるわけですね。あの除染のコストってのもありますけど。ようするにずうっと移転させたままで、やっとくと、あのその人達の保障っていうのもですね、金額もどんどん膨らんできますから。まあとりあえずその、文句言わない人たちは戻してですね。戻りましたねよかったですね、という形を作っていくっていうですね」
上杉「どう見ても子供の人体実験じゃないですかねえ」
※クロストーク聞き取れず
古賀「そう思いますよ」
吉田「でもコストって問題で言えば東京電力に払わせるっていうのが当たり前の話だと思うし。それで東京電力を守る法律を早くに決めちゃったっていう、非常に国民として解せない感じがすごくあるんですけどね。」
古賀「そうですね。あの法律もほんとうに私早くやめたほうが、もう抜本的に変えちゃったほうがいいいと思ってるんですけど。辞める前に枝野さんにはですね、メールで、とにかくこの法律に沿ってやってったら将来本当に禍根を残しますよと。すぐにこれ辞めて1回戻ってですね、それで普通の破綻処理……あの……要するになんでこんなに東電がおっきな顔してるかって言うとですね」
吉田「本当相変わらず意味がよくわからないですよね」
古賀「これなんでかっていうと潰さないって決めちゃったからなんですよ。」
吉田「あーそりゃそうだよなあー」
古賀「もう絶対に潰しませんってことになっちゃってるので。で、未だに経営陣がいるわけでしょ。で、経産省のあの、人達にもあんまり変わんないままですね。やってるってことでやっぱりハッキリ責任取らせてですね。で破綻処理ってことになれば、あのー、経産省が勝手にやるってこともできないし。東電の経営陣も全部ね、首になって裁判所が派遣した管財人が、もう無理やりなんでもできるんですよ。で管財人が入っていけば、例えば、未だに東電って言うのはいろんな資料出さないって言われてますけれども」
吉田「ひどいですねえこれ」
古賀「そのことはあのー、無くてですね、どんどん入っていって資料室だって何だってこれ資料出せってやれるんですけど。今頃になって東電がいうことを聞かないから、金を出して、金を出せばね、色々いうことをきくんじゃないかとか言ってるっていう(※聞き取れず)」
吉田「でもなんか東電を守る法律を、あの、早く決めちゃう大きな力っていうのはなんかあったわけなんですか、背後に」
古賀「いやあったでしょうね。で、これすごく問題なのは、普通はあの与党が変なことをやろうとすれば、野党がそれを批判してですね、で正しい方向に持ってくっていうのがまあ、その議会制民主主義のですね、あるべき姿なんですけども。この野党である自民党がですね、むしろ民主党よりももっと深く電力業界と癒着してるもんですから」
吉田「ずっとこうやってきちゃったわけですからねえ」
古賀「ええ。で、もうあの最近の自民党の役員人事とか見ててもですね。エネルギー関係のですね、いろんな組織にですね、もう本当の電力族議員を、トップに持ってくるとかですね。そういう事を平気でまた、ついこないだまでちょっとおとなしくしてたものですけど。もう露骨にですね、原発推進電力癒着体質、体制ってのを復活させようとしてたりしてですね。そうすると国会全体で民主党も自民党も、その電力業界、東京電力には何も言えませんていうふうになっているので。すごく問題ですよね」
上杉「あの、東電に結局国庫費が(※でいいのか?)入って、救済するわけですよね。で、古賀さんがずっと現役時代から東電の処理策のまあ言ってたわけです。あの通りにやってればこんなことになってなかったと」
吉田「なってないし。国民もいずれこの構図ってのはハッキリわかるわけ。今んとこ新聞テレビもそういう事を報じてないから構図が見えない人がいっぱいいるんだけど、わかった時に大変なことになると思いますよ、これ」
古賀「そうですね」
上杉「特別視するからいけないんです。古賀さんの処理作もそうですけど。なんで東電がこうやって特別扱いされるか。例えば事故起こって、作業員が3人少なくとも死んでるんですけど。えー現場検証も入らなければ、えー……」
吉田「なんで入らないんですかね。入らないほどの大きな力があるわけですか、やっぱり」
古賀「んー、っていうかまあ多分、もう経産省も民主党政権もですね。いままでもういっぱい間違いを犯しているので、えー色んなことがはっきりしちゃ困るっていうのがあると思うんですよね」
※スタジオざわざわ
古賀「だから、とにかく早い段階でまちがったってのを認めて、一回謝っちゃえばですね、それはもちろんその責任はとってもらわなければいけないんですけど。それを認めないでずうっと積み重ねでくるから、結局どうにもなんなくなっちゃうんですよね」
上杉「治外法権ですよね。要するに原発内で人が死んでも捜査入んない。それから東京電力が本社で銀座にある本社がいくら証拠隠滅を隠しても、証拠保全のために捜査も入んないと。だから東京電力だけは、あの日本の法治外にあると言うふうにいわざるをえないと」
吉田「まさかこんな国になってるとはって思いが非常に強いんですけどねえ、例えば北朝鮮のこと色々言ったりなんかするメデイアがなんだか結局メディア事態も機能してないし」
古賀「そうですね。あのやっぱりこの間の、あの、まあ、既製の大メディアってところのですね、報道の仕方って言うのも相当問題があったとおもいますね」
吉田「大問題ですよね。」
古賀「なんか戦時中の大本営発表みたい」
吉田「完全に大本営発表だと思いました」
古賀「まあ海外の、あの、まあ色んなあの記者とかですね。あの、よく話するんですけど。どうして日本の新聞は本当のことを書かないのかと。」
吉田「いやそこらへんの構図が外国には見えてるから。それこそ我々で笑いのネタにされてドイツなんかでもさっき話しましたけど。そんな状況にいてドイツのテレビもなってるってことを日本人が知らないって言うのが情けないですね」
上杉「古賀さんドイツのテレビで有名ですからね」
吉田「ああそうなんだ(笑)」
古賀「いやけっこうね……。ドイツですごく話題になってるんですけど。いややっぱりね、あの……恥ずかしいってことよりもとにかく、その、やっぱりメディアって言うのは権威に対してね、疑ってそのなにかおかしなことをやってたらそれをただしていくって言う……」
吉田「対峙してなきゃいけないんでしょうね」
古賀「おっきな役割があるんですけど。完全に政府側に立っちゃったっていうですね」
吉田「広報機関に成り下がってますよね」
古賀「ええ。これだともう存在意義がないですよね」
吉田「ほんとにそうおもいますねえ。ええ。時間が足りないんで、まだこの後もひき続きですね、えー古賀茂明さんには週刊エンターでもお話を伺わせていただきます。引き続きよろしくお願いいたします」
古賀「よろしくお願い致します」
吉田「水曜日のコメンテーターはジャーナリストの上杉隆さんでした。どうもありがとうございました。」
上杉「さよなら」
唐橋「ありがとうございました。お知らせのあとは今日のお天気と……」
=====(文字おこし、ここまで)
◇
古賀茂明が大批判!「東電と経産省は兄弟のような仲良しグループ。お互いに気持が通じ合ってる関係」10/19(2)
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65770992.html
2011年10月23日06:01 ざまあみやがれい!
音源
『ソコトコ』10月19日放送分<上杉隆氏の4>
http://youtu.be/y0hnEe3XXTU
http://www.youtube.com/watch?v=y0hnEe3XXTU&feature=player_embedded
※初稿です。誤字脱字は随時修正いたします。
=====(文字おこし、ここから)
吉田照美「古賀さんに再びスタジオに入ってきて頂きました。この時間もよろしくお願いいたします」
古賀「よろしくお願いします」
吉田「えーまあとにかく沢山伺いたいことはあるんですが。ツイッターなんかでもツイートがいっぱい来たりなんかしてるんですけども。まずはその、経済産業省と東京電力との関係について、伺いたいんですが。先程も伺ったことと重なったりすることもあるですが。その震災発生後からの動きを見ますとですね、政府・経済産業省というのは、東京電力の言いなりになってたように見えたんですけども。実際に言いなりだったんでしょうか」
古賀「ええまあ、言いなりっていうのは正確じゃないかもしれないんですが。もともとなんかあの、兄弟みたいな仲良しグループなんですね」
吉田「兄弟みたいな……」
古賀「ええ。ですからあの、もう緊張関係っていうのはほとんどないんですよ。で、普段からもう仲良くして。まあ昔なんかは一緒にゴルフ行ったり旅行行ったりですね。そういう関係で。幹部はもう幹部同士ものすごく仲いいですから。まあそういう意味で、言いなりっていうか、言いなりになる前からもうお互いに気持が通じ合ってるみたいな、そういう関係だったと思います」
吉田「ならもう同志みたいな感じなわけですか」
古賀「そうですね」
吉田「あー。まあいいときはいいわけですけどね、これね」
古賀「はい」
吉田「まあ通常であると、所轄……所管の館長であるその経産省は、東京電力を指導する立場にあると思うんですけども。じゃあそれがやっぱりできない仕組みっていうのは。兄弟関係みたいなことっていうのが一番の災いになってるところ……」
古賀「まあそうです。それがベースにあるのと。なんでそんなふうになっちゃうかっていうと。まあ天下りもありますし、それから電力料金に皆さん気がつかないうちに税金がちょっとだけ乗ってるんですね。だけどそれ、全国民から集めてますから、その予算の配分権っていうのは一般の予算と別にですね、経産省が配分権を握ってまして。特別会計っていう形でですね。
でこれもまあ電力のおかげで成り立ってる仕組みですし。でそのお金が流れてる先っていうのが色んな独立行政法人とか公益法人とか、そういうところに天下りポストが沢山ありますし。
ですから、そういう意味じゃ電力業界が儲かんなくなるとですね、経産省の職員も困ると。まあそういう意味で運命共同体ですから、そういう意味で、電力会社があんまり困ることはやりにくいっていう関係がありますし。
それから、あの電力会社は政治家も支配しちゃってるんですよね、ですから、あの、ホンットに大変な今回みたいなですね、生きるか死ぬかみたいな話になってくると、当然牙を向いてですね、それで政治家を使って経産省に圧力をかけてくる、いうこともあるので。いずれにしても、あの、経産省は本当は規制官庁でですね。あの、色々東電に対して色んなこと言えるはずなんですけれども。現実は全くそうなっていないということですね。」
吉田「なんかそういう話を聞いちゃうと、なんか、もうどうにもならないんじゃないかこの日本はというね、気がしてきちゃいますけど。あの、3月11日ちょっとさかのぼりますが、その未曾有の事態が発生したときに古賀茂明さんご自身はどちらにいてどのようにお過ごしになってたんですか?」
=====(文字おこし、続く)
◇
古賀茂明氏が語る、3.11直後の衝撃的な官邸オフレコ懇談!「歴史的瞬間ですよ!これをつぶさに見られるってこんな幸運なことはありません!」10/19(3)
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65771042.html
2011年10月23日06:02 ざまあみやがれい!
※初稿です。誤字脱字は随時修正いたします。
=====(文字おこし、続き)
吉田「なんかそういう話を聞いちゃうと、なんか、もうどうにもならないんじゃないかこの日本はというね、気がしてきちゃいますけど。あの、3月11日ちょっとさかのぼりますが、その未曾有の事態が発生したときに古賀茂明さんご自身はどちらにいてどのようにお過ごしになってたんですか?」
古賀「ええ、あの、私は当時はまだ大臣官房付っていう立場で。仕事がなかったんですけども。ちょうどそん時は自分の部屋でですね。多分本を呼んでたと思うんですよ。でまあ急に」
吉田「大変な揺れがあったわけで」
古賀「はい。」
吉田「そん時ご自身の、その自分の取るべき行動っていうのはその時点ではどういうふうな思いが合ったんですか」
古賀「いやとりあえず、まあ机はスチールの机なんですけど。机の下に入るっていう」
吉田「まず自分の身の安全っていうね」
古賀「それで、まあちょっと部屋の外側に、あの、秘書がいるんですけども。まあなんかでもみんな黙ってましたよね……」
吉田「ほうー……」
古賀「やっぱ、すごいびっくりしちゃったんでしょうねえ。ですからちょっと高揺れが治まってきたなあというところで机から出て、大丈夫? みたいな……(笑)」
吉田「いう状況ですねえ。」
古賀「ええ」
吉田「その後でも色んなその政府の対応とか東京電力のああいうような有り様とか、いうのを目の当たりにして、古賀さんはやっぱりこれはいかんという思いに駆られたわけですよね」
古賀「そうですね。まあ直後っていうのは何が起きてるか自分では見えないですね。まあ結局はニュースで見てるしかないんですけれども。ただその、そのあと数日こう見ていてですね。非常ーに、これはまずいなあっと思ったのが。あれ丁度朝ね。あの地震の前、菅さんのその政治献金の問題でですね。国会でものすごいやられてたわけですよ。ひょっとするともう退陣まで追い込まれるんじゃないかみたいなね」
吉田「いうような読みがありましたよね」
古賀「状況だったんですね。でそこであの自身が起きたんですけど。そのあとね、色々やってることっていうのが。例えばヘリコプターで現地に行くぞとかですね。それから、あの、蓮舫さんとか辻本さんとかですね、ああいう人たちを色んなお役職に付けてみたりとかですね。これ明らかに、人気取りをやってるなと。このなんというか未曽有の大災害の時にね、こう、今こそ自分の、その、ま不人気をですね、挽回するチャンスだと。そういうね」
吉田「チャンスに利用しようという」
古賀「うん。それがねすごくね、僕には見えたんですよね。後でね、色々情報が入ってくるんですけども。新聞記者が色んなオフレコのね、懇談をするじゃないですか。まあ閣僚とか官邸にいる人達にですね。そしたらやっぱりね、その中にね、本当にね『いやあ、みなさん、官邸の、官邸詰めの記者になってて本当によかったですねえ』なんてね。ってなんでかっていうと、「このね、これね歴史的瞬間ですよ。これをつぶさに見られるってこんな幸運なことはありません」みたいな。で「私たちが今こそここで大活躍するんです」みたいに変な高揚をしてる、ね、あの総理の周りの人たちとか。コメントとかが入ってきたんですよ」
吉田「へえーそういう状況なんだー」
古賀「でやっぱりそのとおりだなあと。いうふうに思いましたね」
吉田「で原発事故に関しては人災という意見があるわけですけど。古賀さんはどういうふうに捉えてますかですね」
=====(文字おこし、続き)
◇
古賀茂明が裏事情をわかりやすく説明! 原発事故が人と組織の問題の理由10/19(4)
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65771044.html
2011年10月23日06:03 ざまあみやがれい!
※初稿です。誤字脱字は随時修正いたします。
=====(文字おこし、続き)
吉田「で原発事故に関しては人災という意見があるわけですけど。古賀さんはどういうふうに捉えてますかですね」
古賀「これはね、あの、技術の問題になんかすり替えようっていう人も多いんですよね。だから津波でも……いや地震で大した被害を受けなかった立派な、あの、技術があったんだとかですね。まあちょっと電源のところだけ失敗だったからそこだけ直せばいいですとかね。そういう風にすり替えちゃおうとする人たちも多いんですけど。私はこれ技術の問題じゃなくて、やっぱりあの人の問題だと思うんですよ。人と組織の問題ですね。要するに東京電力っていうその、企業。それから経済産業省、資源エネルギー庁あるいは原子力安全・保安院や原子力安全委員会っていうですね。何重にもこう安全を確保しようとしている人達がいたはず、なのに、できなかったと。で、これはやっぱりですね、人と組織の問題で。ということは結局、あの、まあ競争がない世界なんですよ、全部が。」
吉田「そうですよねえ」
古賀「電力ってのは競争ないですから」
吉田「東京電力ってのも全然ないし」
古賀「で政府機関てのももちろん競争がないんですよ。で、ですから規律が働かない組織なんですね。」
吉田「ああそもそもね」
古賀「で事故を起こしても、しかも法律がまためちゃくちゃですけど、事故を起こしたら潰れなくなるっていう法律ですね、あれは。あれ東京電力だけじゃないんですよ。今後どの会社が、どの電力会社が原発事故を起こしても、原発事故を起こしたら政府が責任をもって支えますっていう法律なんですね」
吉田「なんでそんなふうに動いちゃったんですかねえ」
古賀「いやあだからもう……これは、何なんでしょうねえ、電力会社の影響力っていうのがそれだけね、強いってことなんですよ。」
吉田「おそろしいなあ」
上杉「突然入ってくる上杉です」
吉田「ああ、上杉さん。いえいえどうぞ」
上杉「いました。あのドイツの新聞がもう早い時期にですね、週刊誌シュピーゲルが。原子力国家、つまり日本は原子力マフィアって書いてましたけど。そういう国だと。それは東京電力、それから政府、それから経産省、そしてメディアが一体となってると。ここで古賀さんに聞きたいのは、要するに、この原発、こんな事故を起こってもまだ続けようとしてますよね。でこれ原発やると、何が儲かんのか。例えば経産省だったら税金が増えるんですけど。東京電力が何が得なのか。コストが高くなって。」
吉田「こんなになっちゃってるのにまだ勧めるっていう」
上杉「メディアは広告費年間800億円電事連から貰ってますけど。ではその、そもそも経産省じゃなく東京電力はコストの高い原発作って何が得なんですかね」
古賀「んだから、あの、結局ね、今回わかったのは、まあほんとに事故を起こしたらこんなことになるし、それはすごいコストなんですよね。だけど、まあ電力会社から見れば、あの、それは払えないといえば払ってもらえる。国に払ってもらえるっていう……こんど」
吉田「でもそれはとんでもない額で国民も疲弊してしまうわけじゃないですか、結局は」
古賀「いやそうですよ。経済にもねすごい打撃を与えてるし。まああの今のね構造っていうのは、設備は高い設備を作ればつくるほどですね、あの利益が上がる仕組みになってるんですよ。あの、設備に……持ってる設備の価格、それの一定割合を利益にするっていう決まりになってるんですね。それはなんでかって言うと、要するに、あのどんどんどんどん昔はね、電力の需要が増えてたから、ドンドンその発電所つくってもらわきゃいけないから。発電所作れば作るほど利益を大きくしてあげますよっていう仕組みを作っちゃったんですね。でそれも、その……えー……、金額でそれを計算するので、あの、普通の火力よりも原子力のほうが発電所自体が高いんですよ」
上杉「火力1000億円だったら原子力3000億円くらいかかる」
古賀「で、だから、ただ原子力は安全の事を考えなければランニングコストが安いっていう事でですね。トータルとしては安くなるっていう計算をしてるんですけども。あの、利益っていうものは設備いくら作ったかってこと、の一定割合を利益にするっていう決まりを作っちゃってるので。だからおんなじ発言するんだったら火力発電所作る余地も原子力発電所作ったほうが電力会社は利益が大きくなるんです。」
吉田「そこに行くわけだ」
古賀「ええ」
上杉「で、経産省もそれは儲かるわけですよねえ。」
古賀「そうです」
上杉「税金が特別会計で入ってくるんで」
古賀「で、逆にね、特別会計で数千億っていうお金があるんですけど。原子力のためにもうそこらじゅうにばらまいているわけなんですね。でこれね、原子力なくなったら、そういう名目も無くなっちゃうんで、使えなくなりますよ。お金が」
吉田「ね。でもそんな事言ってる事態じゃなくて。チェルノブイリと同レベル、もしくはそれ以上って言われてて。すっぽり日本はその放射能のまあ雲の中にずうっと入り続けてるわけじゃないですか。全土がね。そんなこと言ってる場合じゃないと、いうふうには思わないんだ……」
古賀「いや思わないですね」
吉田「だって自分たちすら危ないし、家族だってそういう方々にいるわけだから、そこら辺に意識は及ばないんですか。」
古賀「まあ自分たちの家族だけは危ない目に合わない様に……」
吉田「逃がしてるんですか」
古賀「逃したりしてるかもしれないですけど(笑)」
吉田「そういう話いっぱい聞きますけどね。どっかに石垣島に土地買ってるとか。ああ、すいません色々聞きたいんですけど。TPP明解に語っていただく古賀さんにですね、僕もTPPには疑念持ってるんですが。ツイッターの個の代表にさとしぜむっていう人がぜひ聞いて欲しいと。アメリカと日本の一握りの人間がうるおい、庶民の生活を壊すTPPになぜ賛成なのかと、いうことを古賀さんが賛成する理由っていうのを参考にと」
=====(文字おこし、続く)
◇
古賀茂明が説明するTPP「日本が破綻したときにTPPより激しいことをやんなくちゃいけない」10/19(5)
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65771045.html
2011年10月23日06:04 ざまあみやがれい!
※初稿です。誤字脱字は随時修正いたします。
=====(文字おこし、続き)
吉田「ああ、すいません色々聞きたいんですけど。TPP明解に語っていただく古賀さんにですね、僕もTPPには疑念持ってるんですが。ツイッターの個の代表にさとしぜむっていう人がぜひ聞いて欲しいと。アメリカと日本の一握りの人間がうるおい、庶民の生活を壊すTPPになぜ賛成なのかと、いうことを古賀さんが賛成する理由っていうのを参考にと」
古賀「はい。あの、要するにTPPにでやろうとしてることはですね。日本がまあ事実的にはかなり破綻に近づいてるんですけども。あのこれは財政の問題で破綻するっていうよりも、成長できなくなってるんですね、日本経済が。」
吉田「はいはいはい」
古賀「だから、あの、増税するしないにあんまり関係がなくてですね。増税いくらしたって、まあ増税するほうが悪いかもしれませんけども。ドンドン経済悪くなってくるんですよ、このままいくと。それで、1000兆円借金があるんでですね。そしたら今のままほおっておけば、確実に破綻が来るんですが、破綻したら何やんなくちゃいけないかっていうと、TPPでやろうとしていることをもっと遥かに激しくいっぺんにやんなくちゃいけないことが起きるんですね。だからその、その前に自分たちで変えていかなくちゃいけなくてですね。だから農業で例えば、えー、まあ農業がね壊滅的打撃を受けるとか言うじゃないですか。でそれはその関税を下げなくちゃいけないと。ところが、これね、関税下がるとものすごくいろんなものが安くなるんですよ。食べ物とかなんかが。今はそれを価格をものすごく下支えしていて、それによって、一番貧しい人のほうが食品のウエイトって高いんですよね」
吉田「たかいですよね、それは当然ね」
古賀「だからべらぼうに高いコメをかわされてるんですけど。それがべらぼうに安くなると。言う事になればこれ減税とおんなじなんですね。で、農家がこまるじゃないかって言うことなんですけども。まあ農家のうちで競争力があるところはほとんど問題なく生き残れますが。競争力がないところ、まあ零細の高齢の農家とかですね。そういう人達もいるんですけども。その人達をどうするか。その人達で本当にやる気があってですね、これから強くなっていけそうだってところはお金出してサポートしていいんですよ。」
吉田「わかりました。時間がね、無くなっちゃってすいませんね。もっといろいろ伺いたかったTPPに関してもね。お時間参りまして。このじかんは元経済産業省官僚の古賀茂明さんにお話を伺いました。えー今朝の古賀さんのおはなし、もう少し詳しく知りたいと思われた方は、是非PHP新書「官僚の責任』をお読みいただきたいと思います。えー、古賀さん朝早くありがとうございました」
古賀「ありがとうございましたー」
唐橋「以上週刊エンターでした。この後は今日のお天気と交通情報……」
=====(文字おこし、ここまで)
=====(管理人の考え)
番組の残り時間が短い中でTPPを語らせるのはよい方法ではなかったように思います。今、TPPに関する議論は、充分に時間を取ってやるべきではないかと。これはなんにもで同じことが言えます。とりわけTPPには反対派も賛成派もいますが、双方がお互いを批判しあい、多くの人が自分の説を正しいと思っているわけです。どこまで自分の意見が掘り下げられているか、自分の意見が自分が考えた根拠の上に成り立っているか、を明確にするには反対派の意見に反論することで確認できるでしょう。
このブログでは反対派の意見も賛成派の意見も紹介していきます。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素17掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。