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毎日新聞 10月22日(土)18時7分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111022-00000006-maiall-bus_all
九州電力玄海原発が立地する佐賀県玄海町が発注した次世代エネルギーパーク(仮称)の建設工事を、同町の岸本英雄町長の実弟が経営する建設会社「岸本組」(本社・同県唐津市)が落札したことがわかった。工事は同原発のプルサーマル発電受け入れに伴う県核燃料サイクル補助金を活用した事業で、総合評価簡易型の条件付き一般競争入札で実施された。
岸本組については既に九電発注の原発関連工事や原発関連交付金による町発注の工事を多数受注していたことが指摘されている。
エネルギーパークは太陽光発電や水素燃料について学べる体験型の施設。10年5月の町の発表では、敷地面積は約3万3500平方メートルでバーベキュー広場やふれあい農園、水素燃料で走るカートなども備え、総事業費は14億7000万円を予定していた。入札募集の公告によると、今回入札があったのはパーク内の鉄筋コンクリート製施設(延べ2600平方メートル)の建設工事で、工期は11月初旬から来年12月下旬までとしている。
総合評価簡易型の条件付き一般競争入札は、価格のほかに工事実績や地域内での実績など8項目を点数化し、さらにヒアリングの評価も加えて落札業者を決めるもので、19日に実施した。応札した2社のうち岸本組が落札した。
岸本町長は「他の入札と同じように法に基づいて実施しており、おかしなところはない」と話している。
【竹花周、原田哲郎】
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