75. 2011年10月26日 10:18:25: Nh57A2SgoM
>74私は福島原発以前は、放射線は危ないと考えていました。 原発事故後は慌てて、海外から安定ヨウ素剤も取り寄せました。 原発は必要悪とは考えていましたが、 さりとて、原発で作られる電力で快適な生活という矛盾に抵抗感があり、 エアコンを使わない生活を10年程続けていました。 福島原発事故以降、放射線について色々調べている内に、 私は、「放射線が危ない」という説の論拠に不備がある事が気になり出しました。 一応理系の大学だったので、LNT仮説が非常に無理のある説であると考えたのです。 一方「放射線は健康に良い」という仮説がある事も知りました。 こちらの説は動物実験などにより、 放射線の全身照射で生体の免疫が向上する事が、 データによって明確に示されていました。 80年前のショウジョウバエ(DNAの修復機能無し)のデータと、 一瞬の被曝という放射線線量率で言えば、 チェルノブイリや福島原発事故など比較にならない程の 高い線量率のデータを元にしても100(mSv)以下の健康被害は確認されていません。 これは「一年当たり」の被曝量では無く、一瞬の被曝量である事に注意が必要です。 こうして考えてくると、 LNT仮説はムチャクチャな科学とは言えない仮説である様に思えて来ます。 そもそも、ICRPがLNT仮説を提唱した50年前は、 DNAの存在も知られておらず、 DNAに事故修復機能があるなどとは全く分かっていない時代でした。 最近ではDNAは細胞一個当たり1日に100万か所の修復が行われている という研究結果が発表されている様に、 我々の体内においてDNAは活性酸素によって壊れるのが当たり前で、 その修復も、二本鎖が同時に破断しても、前後の配列から、 ほぼ正確に修復される事が分かってきています。 これらの最新の研究は、海外で胎盤や早産の胎児でも研究が進んでおり、 それらの研究では人間の細胞は放射線に対して、 1(Sv)を一瞬で照射しても耐えうる事が判明しています。 耐えられるだけでは無く、細胞膜と核膜の透過性が向上し、 様々な免疫反応が飛躍的に改善し、 癌細胞を攻撃するP53遺伝子の働きが飛躍的に活性化する事も分かって来ていいます。 一方で社会はこれらの研究成果を黙殺し続けています。 これらの研究を主導しているのは 人ゲノムの全解析を提唱した元カリフォルニア大学の教授によって推進され 国際的なプロジェクトに発展しています。 これらの研究の先鞭と付けたのは、 日本の電力中央研究所の服部原子力部長のプロジェクトでした。 1985年当時、日本では「核アレルギー」が相当ありましたので、 日本における放射線医療の権威を集めてこのプロジェクトを開始します。 ICRPの防護基準の元ともなった「青本」と呼ばれる 広島、長崎の調査資料を作った大阪大学の近藤宗平、 京都大学の医学部長で放射線生物研究センターを設立した菅原勉、 放射線審議会会長、東京大学 岡田重文ら、 総勢20名の放射線の権威が終結します。 彼らはマウスにX線を照射し、 電子スピン共鳴計測器で、細胞内のタンパク質の変化を リアルタイムで計測して、放射線の影響を調べました。 その結果、X線(γ線・電磁波)の全身照射が、 マウスの免疫を活性化し、細胞膜と核膜の透過性を 大幅に向上する事を確認しました。 この語、この実験は全国14大学の共同研究に進展します。 電力中央研究所の研究成果に興味を示した アメリカ原子力学会の会長から、近藤部長の所に講演依頼が来ます。 ワシントンのNIH(世界最大の医療機関)の近くのシェラトンホテルで 800人を前に講演する事になりました。 京大の近藤荘平は、世界の名だたる放射線医学の権威を前に発表する為に、 本人と京大のチームが同行する事を近藤に提案します。 ところが、この事を近藤が当時の東電の副社長に報告すると、 鬼の様な剣幕で叱られます。 「バカヤロー!! あなたの研究がどれくらいキワドイ研究家、 世界中に対して、50年前、『放射線は怖いぞと』と ある、大きな意味を持って、放射線を徹底的に怖がらせる世界を作った。 そんな事、誰でも知っている事だ。 何が背景にあるか、そんな事、俺は説明したくも無い。 それに、あなた、チンピラのくせに楽しんで遊んでいる。 今、それだけでも嬉しいと思え。 それで、遂にワシントンから来いという電話。 その変わりに、京大医学部長、それ以下・・ 皆な生きて帰って来ませんでした、死にました、と、 そうしたら電力中央研究所はどうやって責任を取るんだ。 この研究に集まって、皆指導してくれる、 それだけでも、感謝感激なんだよ。 そんな医学ド素人の電力中央研究所が、 それで、この後において、京大の医学部長に頼んだ? それで殺された? そういうのをいバカヤロウと言う。 お前一人で行け!! どうしてもやると言ったのはお前だ。 一人で行け。 俺は人体実験、俺は楽しみにしてるぞ。 生きて帰って来るか、どうなるか。 行ってこい!! 」 この当時の東電に副社長、成田浩は陸軍中野学校の出身でした。 中国、重慶の奥地で一人で歩いて情報を送って行ったというツワモノでした。 東京電力を起こした松永安左エ門の跡継ぎと目されていた人物です。 (松永安左エ門は電力会社の独立性を廻って、 政治家達を相手に大立ち回りを演じた、怪物として知られています) さて、成田浩をして、「そんな事言いたくもない」と言わしめた、 「放射線が危険でなければならない」理由とは何なのでしょうか? 世の中には、科学の常識を踏みにじる様な事が時々起ります。 多くの専門家達が、心の底では疑っていながらも、 口に出せない事(例えば、新型イオンフルエンザの毒性とワクチンの必要性) その様な不自然な事の裏側には、 だいたいにおいて、政治的な思惑が隠れています。
それを「陰謀論」と呼ぶのであれば、大いに「陰謀論」結構です。 チェルノブイリの被害に関しても、 発癌率の上昇の原因として最も大きな因子は、 強制移住によりるストレスや、 失業によるアルコール依存がクローズアップされています。 又、医療機関も少なかった地域に 大挙して世界から医師達が最新機材を持ち込んで、 徹底的に検査したので、 本来ならば見逃がされていた癌が多数発見されたのでは無いかとも言われています。 韓国でもここ10年間で甲状腺癌の発見率が数倍に高まりました。 しかし、その原因は、何と、超音波診断装置の性能向上だったとして、 国が警告を発しています。 しかし、放射線が免疫を向上させるならば、 子供の甲状腺癌が増加した理由が説明出来ません。 しかし、チェルノブイリにおける子供の甲状腺癌は、 安定ヨウ素剤の過剰投与による甲状腺の炎症によるシコリでは無いか との疑念も近年持たれている様です。(正確な結論を持ちたいです・・) 繰り返しになりますが、 50年前の世界においては 「放射線が危険である事」には大きな意味がありました。
米ソが対立し、双方が核兵器を大量に保有する中で、 いかにして核兵器を使用させないかは重大な問題です。 その破壊力もさる事ながら、 子子孫孫にまで、その影響が残る兵器であれば、 それを使用するのは「悪魔」の行為となります。 人類滅亡の危機を回避する為に、 米ソは交渉という努力を重ね、 核の絶大な抑止力は、 第二次大戦以降の全面戦争を防いで来ました。 しかし、これとて「陰謀論」的には虚構に過ぎず、 東西冷戦の当時であっても 東西の指導者達は、ビルダーバーグやダボスで 顔を合わせていた可能性は否定出来ません。 私は世界の平和の為には、 放射線が危険である事は致し方ない事だと思います。 しかし、一方で過剰安全性によって苦しめられる福島県民は見るに堪えません。 ですから、ICRPは基準値を適当なレベルまで緩和すべきであり、 ICRPが厳しすぎる基準を採用した経緯を説明しても 誰も叱責は出来ないと考えます。 |