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Supersymmetry Brothers さんの言う通り
「ツイッターやブログで言いたい事は言えても、砂漠に水をまくようにきえていってしまい力にはならないようにしか思えない。そういう人は多いと思う。しかし、正しく考えること、妥当な考え方を提示することこそが重要だという考え方を僕は手放すつもりもないのだ。椅子に座って考え、考え方を作り出し、提示し、極々限られた人々にだけど共有されさざ波のようにして伝播していくことで、いつか大波を作り出せるのではないか。どのみち、できることが限られているなら、そこにかけるしかないと考えてこのささやかなブログを続けているというわけで。力不足は人に言われるまでもなく十分承知しているのだが、やるしかないと改めて思ったことではありました。」
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Supersymmetry Brothers より転載
@Rotsk / Yo1 Richard Otsuka(昼寝中)
『週刊プレイボーイ no.44/2011』「福島市民はこうして国に見殺しにされる!」
2011年10月19日 (水)
『週刊プレイボーイ no.44/2011』「福島市民はこうして国に見殺しにされる!」
今週の週刊プレイボーイの記事だが、福島市渡利地区の問題がとりあげられている。場所によっては高線量を示す場所があるのだが、国は20mSv/yを越える場所はないとの一点張りで住民と対話が進まないようなのだ。除染も効果が少なく、場所によっては上昇したところもある。地形的に洗い流したり土を取り除くだけの除染では効果が薄いのだと言う。国の除染の目標は2年で空間線量を半減だが、今の空間線量の3/4はセシウム134で2年が半減期。目標設定が低過ぎると神戸大の山内知也教授は語る。
住民の自主的な測定では、側溝では9.8μSv、通学路の近くに60μSvの箇所があるなど、記事を読む限りではまだら状にセシウムが降り積もっている様子が浮かぶ。通常なら避難地区に指定されるレベルである可能性があるのだが、行政はそっぽをむいたまま。ある官僚の言葉によれば、渡利地区は県庁からも近い高級住宅街であり、こうした福島市内の地域を避難対象にすることは市の行政、経済活動に大きな影響を与えるためできないのだという。
この記事から、いくつか見えてくることがある。
汚染された地域はスポット的に広がっているので、きちんと把握するには、最低限戸別にきめ細かに調べて可視化する努力を継続する他ない。これについて行政を頼りにすることはできないので、住民が行政と話し合いながら自主的な努力を継続する方が効果ある。
除染の効果は限定的。また、その方法にもいい面、悪い面があるのでやはり信頼できる専門家の指導の元慎重に行うことが必須。
都市部の避難は事実上できないと考えられている。東京や大阪で同様の事態が起ったら対策は無いと考えてよい。
自主避難については補償しないという方針に微塵も動揺なし。自主的に避難する際に国が補償する仕組みを勝ち取るためには長期の闘争が必要。今は、そうした闘いも組織化されておらず結果として見殺しになっている。
いずれも想像していた範囲のことなのだが、現実に苦しんでいる人々がたくさんいるのを読むと複雑な気分になる。日々の仕事に追われ、生活に追われ、余暇を使って何かをするにしても限界がある。ツイッターやブログで言いたい事は言えても、砂漠に水をまくようにきえていってしまい力にはならないようにしか思えない。そういう人は多いと思う。しかし、正しく考えること、妥当な考え方を提示することこそが重要だという考え方を僕は手放すつもりもないのだ。椅子に座って考え、考え方を作り出し、提示し、極々限られた人々にだけど共有されさざ波のようにして伝播していくことで、いつか大波を作り出せるのではないか。どのみち、できることが限られているなら、そこにかけるしかないと考えてこのささやかなブログを続けているというわけで。力不足は人に言われるまでもなく十分承知しているのだが、やるしかないと改めて思ったことではありました。
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