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小出裕章が語る、 足立区小学校で1時間あたり3.99マイクロシーベルト検出、と先日の世田谷の見立てに関するお詫び 10/18(1)
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65770261.html
2011年10月19日15:10 ざまあみやがれい!
2011年10月18日(火)、小出裕章氏が毎日放送「たね蒔きジャーナル」に出演しました。内容別に2回に分けて続けて掲載いたします。
音源
20111018 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
http://youtu.be/tDsnzcoBtsg
http://www.youtube.com/watch?v=tDsnzcoBtsg&feature=player_embedded
=====(文字おこし、ここから)
水野「小出さん、こんばんは」
小出「こんばんは」
水野「よろしくお願いします」
小出「お願いします」
平野「よろしくお願いします」
小出「はい。よろしくお願いします」
水野「昨日は色々と小出先生の過去といいますか、色々個人的なことまで伺わせていただきまして。」
小出「はい」
水野「どうもありがとうございました」
小出「はい、あの……とっても苦しかった……」
※スタジオ笑い
水野「苦しかったですか」
小出「はい」
水野「えーですけれども多くのリスナーの方々から、あの、小出さんの生き方というものについて改めて考えた、そして感銘を受けたというようなお声も頂きましたので」
小出「はい」
水野「お伝えいたします」
小出「ありがとうございます」
水野「はい。えー今日はですね、まずいつものように、教えていただきたいことが色々ございます」
小出「はい」
水野「えー東京の小学校で高い放射線量が検出されました」
小出「はい」
水野「これは足立区のことです。まあ先日世田谷区の騒ぎがありました。アレとは事情が違って、本当に原発事故のようなんですね。今回は小学校のプールの機械室の雨樋の下。ここを地上5センチのところで調べましたところ、1時間あたり出てきたのは3.99マイクロシーベルト」
小出「はい」
水野「です。」
小出「はい」
水野「この値をどうご覧になりますか」
小出「はい。えー。まず、皆さんに謝らせていただきたいのですが。」
水野「はい」
小出「私先週、その世田谷……のことを聞いたときにこれは、福島から飛んできた放射能のホットスポット、だというふうにお答えして。えー、それがじつは違っていたといういことだった、のですね。で……実際にはラジウムだったということで。後からああなるほどそれもありうるなと、私は思ったのですが。え……少なくとも私がお答えしたことは、間違えたことをお伝えしていましたので、え……そのことにまずお詫びとしたいと、思います」
水野「あの時はほんとに」
小出「はい」
水野「情報が限られておりましたし」
小出「はい」
水野「私も、あの、本当に僅かな情報しか、小出先生に、え……それもいきなりお伝え」
小出「(笑)はい。」
水野「することしかできておりませんでした」
小出「はい」
水野「実態としてはあのとき、えーっということで、皆さんも思われて。その後真実が分かってきたわけなんですが。」
小出「はい」
水野「今回は……どうですかねえ……」
小出「はい。まああの、今回もそうですけど。私は大変限られた情報の中で……」
水野「そうなんですよ……」
小出「えー……皆さんにお答えをなるべくしようと思って。
水野「はい」
小出「正確にお答えしたいとは思っていますが、時に間違えてしまうということはありますので。えー……予めそういう事があるということも、ご承知をしていただければ、ありがたいと、思います」
水野「元になる情報が非常に少ないということをどうかみなさん、あのご承知おきくださいませ」
小出「で、今回まあ、水野さんから聞かせていただいた限りにおいては、えー……雨樋の下の、え……、要するに汚染が集まるようなところであって、まあ私がずうっと危惧してきたいわゆるホットスポットと、いうものに当たると思いますので。おそらく今回のものは福島からの汚染だと私は思います。」
水野「これ積算しますと」
小出「はい」
水野「年間で、21ミリシーベルト程になりそうです」
小出「はい」
水野「つまり1年間20ミリシーベルトという1つの目安も超えてしまいそうなんですよね」
小出「そうですよね。ただまあ、その雨樋の下のところに、ヒトがずうっと1日じゅういるとかですね。そこに抱きついているというようなことはないと思いますので。えー、それを直ちに1年間に計算しなおすということはあまり正しくはないと思いますが。」
水野「ええ」
小出「ただ子供たちがそういう場所で何か、泥を集めて遊んでしまうとかですね。そういうい事になればやはり危険を伴いますので、そういう場所は、えー……汚れているものをどけるという作業が必ず、やらなければいけないと思います」
水野「これ除染することになりますと、こういう局所的な、除染はですね。」
小出「はい」
水野「東京もいろんなところでやらなければいけないとなると、まずどこを除染しなければいけないかを調べなきゃいけませんでしょ」
小出「そうです。まうでも、あの、限られていますので。えー……学校であるとか幼稚園のですね、雨水がつまるところであるとか。なにかちりが吹きだまってしまうようなところであるとか、そういうところを集中的に調査をして、そこにも汚染があれうばどけるということをやるべきだと思います。」
平野「先生これ今回ですね、」
小出「はい」
平野「足立区……、まあ、あのこういう機会に800のですね、小中学校とか幼稚園とか公共施設を調査するといって、経費が億単位になると」
小出「はい」
平野「で、伝えられてるんですけど」
小出「はい」
平野「これも決して足立区だけの話じゃなくて。」
水野「ねえ」
平野「あの……まあたまたま東京の北のほうですけれども。あの、横浜も出てるわけですから」
小出「はい」
平野「関東全域は、同じような調査というのは個別にやっていかなければならないんじゃないですか。行政が指導して」
小出「はい。私はそうだと思いますし。えー……、今すぐにやる力を持っているのは、一般の市民の方々ではありませんので、行政がやらなければいけないと思いますが。何よりもこの責任は東京電力にあるのですから、費用が必要だというなら、東京電力に払わせるべきだと思います。」
※スタジオ大きくうなづく声
平野「そうですねえ」
水野「莫大な費用がここでも」
小出「はい」
水野「必要なわけですよねえ……」
小出「そうです」
水野「でその東京電力と政府はですね。工程表の改訂版を出しました。で、冷温停止が年内に達成されると、明記をしたわけです」
=====(文字おこし、続き)
◇
小出裕章が語る、工程表改定案の「冷温停止」条件の「原発敷地境界で1時間あたり1億ベクレル」 10/18(2)
http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65770337.html
2011年10月19日15:12 ざまあみやがれい!
=====(文字おこし、ここから)
水野「でその東京電力と政府はですね。工程表の改訂版を出しました。で、冷温停止が年内に達成されると、明記をしたわけです」
小出「(笑)はい」
水野「はい。先生が思わず、笑われるほど……今までもナンセンスだとおっしゃってましたよね」
小出「はい。冷温停止という私たちが浸かってきた専門用語、というものの概念があるのですが。なんども聞いていただきましたが、原子炉圧力容器というものが形があって、その中に水が溜まって、その水に炉心が使っていると、いうそういう状態で水の温度を100度以下にする。つまり沸騰はしないで、水の状態で原子炉を冷やせると、いうことを冷温停止という言葉で私たちは読んできました。」
水野「はい」
小出「今現在、もう圧力容器というものの底が抜けてしまって、圧力容器の中に水を貯めることもできないという状態になってるわけですし。炉心そのものが圧力容器の底から下に落ちてしまっていると行っているわけですから。冷温停止などという専門用語そのものを使うことがもともとナンセンスです。」
水野「ええ…。しかしながらその冷温停止が年内にできるんだという言い方をまたしていてですね」
小出「はい」
水野「さらに、こういう情報も出しております。放射性物質が新たに発電所の外に放出されないというのが冷温停止の条件の1つであって」
小出「に、加えたんですね、それを」
水野「加えたんですね」
小出「そうですね、はい」
水野「ね。それで、その、放射性物質の量としていいますと。原発の敷地の境界のところで、1時間あたり1億ベクレルであると。」
小出「はい」
水野「でこれは9月に比べて半分に減っているんだっていうんですよ」
小出「はい」
水野「で、半分に減ったってそこだけ聞くとものすごく減ったような気がするんですね」
小出「……はい(笑)」
水野「これはどういう値でしょう」
小出「ええ、まあ……私は京都大学原子炉実験所に、ずうっと働いて、放射能を外に出さないようにずうっとやってきた人間ですけれども。え……私から見れば京都大学原子炉実験所が1964年から原子炉が動き始めて。まあ今まだ動いて、います。ですから約48年でしょうか。動いている。これから後何年か動くかもしれない、ませんけれども。えー……その全期間を積算しても1億ベクレルもの放射性物質を敷地の外に出すことはできません。」
水野「48年かかっても……」
小出「はい(笑)」
水野「10億ベクレルは出ない」
小出「はい」
水野「へえー。それが1時間あたり、今、1億ベクレルなんですよ?」
小出「はい」
水野「…で、事故直後の800万分の1に下がったという発表なんですよ。」
小出「はい」
水野「これもう800万分の1って行ったらもう、ものすごいちょっとになったっていうイメージがするんです」
小出「逆に言うと、事故直後がもうめちゃくちゃ凄かったという、そういう意味です(笑)」
水野「800万倍、出てたってことですね。はあーーー」
平野「これもうほんと政治的な、その発表ですね。政治的な意図があると、思われて。なんかしかし逆に先生おっしゃる、その事故当時の凄さみたいなのが浮かび上がりますよね」
小出「はい」
水野「それ小出先生の話を伺うから、私は総発送できるんですけど。政府の発表だけやと、なんやもう0にゼロに限り無く近くなっているんじゃないか、というイメージだけでね。思ってしまうんですね。ま、そこが……」
小出「はい……でもずいぶんまあ、7ヶ月異常たってですね、まあ皆さん、東京電力で作業してる皆さんが被曝をしながらここまで持ちこたえてくれている、ようやくにして大量の放射性物質が、え……空気中に出ていくという事態をですね、防いでくれながらここまで着ているわけですから。そのことは評価してあげなければいけないと思いますし、ありがたいとも思いますし。彼らの努力がこれからも身をむすんで、再度大量の放射能がそとにでてくると、いういことにならなければいいなと私は願っています」
水野「ええ。本当に作業員の方々には感謝をするしかないですが」
小出「はい」
水野「これ3月11日以前の値で言うと」
小出「はい」
水野「どれぐらいだったんですか」
小出「すいません(笑)。今はちょっとわかりませんが、もうほとんどようするに、数字にならないような量だったん、です。通常の運転中は、ですね」
水野「はあー……そうだったんですか」
小出「はい」
水野「あの、そうした中で野田総理はですね、原発を更に増やすかどうかということについて個々に判断するというふうに言い始めました。」
小出「(笑)はい」
水野「つまり、もう、できてしまって後はもう少しで使えるものだったら動かすという意味なのではないかと思います」
小出「はい」
水野「これいかがですか」
小出「はい……あの、すいません。私はずっと前から政治が嫌いだと言ってきましたけれども。」
平野「ふむ」
小出「えーますます嫌いになります。」
平野「ふうーむ。今回あの島根3号機というのはどうも念頭においてるみたいなんですけども」
小出「そうですか」
平野「あの、先生はなんか格別、なんか島根3号機という事については反対運動かなんかに、あの、関わったことはありますか」
小出「えー具体的に私は関わったことはありませんが、私は人形峠という日本のウラン鉱山」
平野「ああ岡山の県境のところですね」
小出「そうです。汚染のところにたびたび行ってですね。で……反対の住民の皆さんと一緒にやっていた時期があったのですが。島根はその隣……の県でして。島根の県……島根県の皆さんともなんども交流をしたことが、あります。えー……そして現地の人々は島根の原発が建ってるところに活断層があると言ってずっと主張してきた、のですが。中国電力と国がそれを無視してきた、のですね。えー……ところがある段階で、えー……、トレンチというまあ地下に、地表部に穴を掘ってみたところ、ちゃんと活断層があったっていうことが、もう目で見えてしまうようなことになりまして。えー……中国電力や国の言っていたことが誤りだったということがわかったことが、ありました」
平野「ああ、そうですか」
小出「ええー、そういう意味で言えば、今まで……福島もそうですけれども。原子力発電所は安全だ安全だと国も電力会社も言ってきたわけですけれども。そういう事が次々と崩れていくと、いうようなことの1つ、事実として示したという、ええ……貴重な場所だったと思います」
水野「はい。ありがとうございました」
小出「はい」
平野「ありがとうございました」
=====(文字おこし、ここまで)
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