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放射性セシウムと人体への影響「低線量でも内部被曝は危険」バンダジェフスキー研究(秋場龍一)
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/553.html
投稿者 盗電マン 日時 2011 年 10 月 17 日 14:29:13: yhaeSuPnS16uo
 

秋場龍一のねごと ブログ
http://akiba1.blogspot.com/2011/10/16.html

【ただちに危険だ! 原発通信】16
ブラックエネルギーからグリーンエネルギーへ
ブラックエコノミーからクリーンエコノミーへ

放射性セシウムと人体への影響
「低線量でも内部被曝は危険」
バンダジェフスキー研究

Yu.I.バンダジェフスキー著『人体に入った放射性セシウムの医学的生物学的影響―チェルノブイリの教訓 セシウム137による内臓の病変と対策―』(久保田護訳)を入手した。セシウム137による体内被曝の人体への影響についての、実に貴重な研究報告である。


その研究から導き出された結論とは――。それは、低線量であっても放射性セシウムは人体に病変をもたらす、ということである。


これまで外部被曝はそれなりの研究がなされていたが、長期の内部(体内)被曝についての研究報告はほとんどないとされていた。ところが内部被曝を調査研究していた専門家が存在したのだ。


その専門家とは病理学博士のバンダジェフスキー。1957年ベラルーシ共和国グロドノ州生まれ。元ゴメリ医科大学長で病理学部長。その研究実績はベラルーシ内外で認められている。


内部被曝の研究は人体実験が不可能なことから、放射線がもたらす体内での影響については、小児の甲状腺がん以外には、ほとんどわからないとされてきた。


このことから、一部の放射線専門家は「内部被曝による病気の増加はなく、被曝地域住民の体調不良は精神的影響」などと公言することがあった。ぼくもテレビ(とくにNHKが多かった)でこのたぐいの発言を専門家からよく耳にした。


ちなみに長瀧重信氏(長崎大名誉教授・前放射線影響研究所理事長)は次のような文章を朝日新聞(2011年04月14日朝刊)に寄せている。


「(チェルノブイリ原発事故から)25年たったいま、周辺住民の健康状態に関する国際機関の報告によれば、子どもの甲状腺がんが増加したが、それ以外には、セシウムで高度に汚染された地域の住民も含めて、放射線による病気の増加はまったく認められていない。報告は、現在の最大の問題は放射線に被曝(ひばく)したという精神的影響(PTSD)だと結んでいる。」


体調のわるさは内部被曝が原因じゃなく、あんたの気のせいだ、と言うのだ。


ところが、チェルノブイリ事故で被曝した人たちの病状や病院で死亡した患者の解剖、さらに動物実験から、放射性セシウムの体内被曝と人体臓器の病変が関係していることをバンダジェフスキーは究明したのである。


バンダジェフスキーは著書の結論でこのように述べている。「人体やその器官に入り込むとわずかな放射性セシウム濃度でも極度に危険になり、既存の変貌または合併症に導く」


内部被曝の人体への影響は、がんはよく知られているが、それだけではない。心臓血管系、腎臓、肝臓、免疫系、造血系、女性の生殖系、妊婦と胎児成長、神経系、視覚器官などへの症状や疾患、病変をもたらす。


さらに「セシウム137によって引き起された人間や動物の身体の病理変化は合併して、長寿命体内放射能症候群(SLIR)になる」という。そしてSLIRによって、血管、内分泌、免疫、生殖、消化、排尿、肝胆汁の各系に組織的機能変化が認められるという。


また、とりわけ心臓、肝臓、腎臓にはわずかな体内放射能レベルでも毒性があること。しかもニコチンやアルコールなどの摂取により、毒性が高まるらしい。


内部被曝の影響から人体を保護する方法についても述べている。


「どんな量の放射性セシウムでも発病の原因になりうる」とし、そのうえで食料品の放射性セシウムの基準値を厳しくすることだという。日本の暫定基準値はきわめて高い(緩い・甘い)が、一刻もはやい基準値の見直しが求められるだろう。


セシウム137は主に乳製品やパン(日本人は米も)、肉とくに牛肉、野生のベリーやきのこから摂取されるので注意が必要だ。また「肉と魚は塩化ナトリウムをいくらか加えて煮ると70%までの放射性セシウムが、じゃがいもを煮るときも45%の放射性セシウムが煮汁に残る」という。


なお訳者の久保田護氏は「チェルノブイリの子供を救おう会」代表であり、茨城大学名誉教授である  

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コメント
 
01. 2011年10月17日 14:37:18: u3E6Ef3e1Q
>一部の放射線専門家は「内部被曝による病気の増加はなく、被曝地域住民の体調不良は精神的影響」などと公言することがあった。ぼくもテレビ(とくにNHKが多かった)でこのたぐいの発言を専門家からよく耳にした。

>体調のわるさは内部被曝が原因じゃなく、あんたの気のせいだ、と言うのだ。

そういう専門家は一般人が住んでいる最も高線量の地域に家族共々5年くらいは住んでもらいたい。人ごとなら何とでもいえるからね。


02. 恵也 2011年10月17日 16:05:27: cdRlA.6W79UEw : gtZCjAr0WI
>> 心臓、肝臓、腎臓にはわずかな体内放射能レベルでも毒性があること。
>> しかもニコチンやアルコールなどの摂取により、毒性が高まるらしい

これは困る。
タバコも酒も放射能のせいで止めろという事か。

まあ塩を少し加えて煮たら、煮汁に放射能が行くんだから酒くらいは飲ませて
もらおうかな、それともこの際、禁酒までしてしまうか悩むところだ。


03. 2011年10月17日 16:24:59: ZQr4Ua5bfw
01さんに賛成

放射線量や汚染度Bq/kgについて 「??Bq/kgでは影響ない」「??Svまでは安全」と述べた者は毎年、その量を義務として被曝してもらう。 


04. 2011年10月17日 16:43:28: 7Pmawew46c
>>また「肉と魚は塩化ナトリウムをいくらか加えて煮ると70%までの放射性セシウムが、じゃがいもを煮るときも45%の放射性セシウムが煮汁に残る」

煮汁は摂取しないこと、ですね。肉ジャガなどは汁ダクにして作る。おでんは汁を飲まない、などなど。

このように食物由来による内部被曝の危険性を知らせてくれる人々が存在する
一方、昨夜(16日)のフジテレビのように、自然放射能測定値が極めて大きいけれど、昔からヒトは安全に過ごしていることを強調して、数値に拘泥することはない
と、おおざっぱな安全神話を拡散しようとする動きがあります。

あえて放射線種を明確にせず、また外部被曝・外部被曝の区別もせず、
視聴者の知識を混乱させる手法をつかい、「だからこの程度の測定値」に
一喜一憂することは無い、と。
(放射線源は、ラドンとラジウムのようです)

嬉々として測定器をふりかざしながら、わっ!こんな数値出ていますっ、て
はしゃいでいた女子アナ。いいのかなぁ〜。


05. 2011年10月17日 18:37:12: 7Pmawew46c
>04 です。
あらまっ こりゃまたシツレイ!

「外部被曝・外部被曝」と重ねてしまいました。
外部被曝・内部被曝 です。

読み替え願います。


06. 2011年10月17日 19:28:36: h96VHveqGo
>ところが内部被曝を調査研究していた専門家が存在したのだ。その専門家とは病理学博士のバンダジェフスキー。・・・その研究実績はベラルーシ内外で認められている。

前にも本投稿のようなバンダジェフスキーの研究内容は阿修羅に上がっていたようだが、不思議でならないのは、「ベラルーシ内外で認められている。」確かな研究ならば、なぜそれが世界的に評価され、リファレンスとならないのかということ。
ここが怪しいんだよね。
世界の放射能・放射線学会だって、正しい研究を踏みつぶす意味はないだろうに。

なんか、クリス・丸ハゲ・バズビーのケースと似ているんだよなあ。


07. 2011年10月17日 19:47:02: ynSQvzTlvk
放射性セシウムが、カリウムチャンネルやカリウムトランスポーターに何らかの影響を及ぼしているんじゃないかと思うけど、研究はどこまで進んでいるんですかねぇ。


08. 2011年10月17日 20:04:21: JbjRNIKokk
ABCCの結論は「原爆による死因は爆発の直接的影響によるものでその後の健康被害など一切ない」
認めないんですよ、それが世界原子力村の方針で、日本原子力村も忠実に従った。
「気にしすぎるとストレスで死にますよ」つって脅すのが得意技。
研究には予算などつかない、発表しても出版物全部買い占めらて潰される、
学会じゃキチガイ扱い。成果は片っ端から踏みつけにされて残せやしない。

09. 2011年10月17日 20:44:56: u3E6Ef3e1Q
>>06

>世界の放射能・放射線学会だって、正しい研究を踏みつぶす意味はないだろうに。

さあ、どうかな?少なくともバンダジェフスキー教授は母国の政権に一度、踏みつぶされそうになったらしい。(と、アムネスティも認めた)京大原子炉実験所の今中哲二氏(小出氏の同僚)も2003年にそのことを紹介している。
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/etc/RFERL/Banda-j.htm


10. 2011年10月17日 21:03:05: mAKWjxKjsw
4さん おでん食べるの?
おでんの中は、どこで捕れたかわからない魚の白身でできたものばかり。
深海魚もあるらしい。
たまごは千葉かな?
大根は茨城?
こんにゃくはほぼ群馬。

11. 2011年10月17日 22:59:48: zpdwxgZS1c
 来日したベルラッド研究所のバベンコ副所長もバンダジェフスキー氏の研究を評価していた。体重1キロあたり50ベクレル以上の放射性セシウムは、子どもにとって危険だと言う研究は信用できると語っていた。
  子どもの食品の基準、1キロあたり37ベクレルは、年間線量を1ミリシーベルト以内に納めるように作られたようだが、それでも子どもの体に体重1キロあたり15〜25ベクレル蓄積されることになるので、この基準でも緩すぎると。
 体重1キロあたり70ベクレル以上の子どもは高血圧になる。しかしながら、体内の放射性セシウムを減らすと高血圧症状も改善すると言う研究結果を得たようだ。

12. 2011年10月18日 00:20:35: DfTdYAf8UQ
広島の元軍事医だった肥田舜太郎先生曰く、戦後すぐに東大の教授がストロンチウムの危険性を訴えたが、マッカーサーに握り潰されたようです。
またマッカーサーは日本は被爆者の治療はしても研究調査をするなと言われ、内部被曝はアメリカの軍事機密として扱われたと証言しています。

13. 2011年10月18日 06:48:11: ZrMDpsyito
長瀧重信??彼は典型的な御用学者。
戦後も80年というのに、
まだ、人を丸太扱いにする
学者がいたとは!
山下といい、日本の学者は卑しすぎる。

14. 2011年10月18日 13:35:20: KnaagnRbV2
天然の放射性物質であるカリウム40は、摂取したカリウム約10000個のうち1個存在する。言い換えれば、カリウム40は摂取したカリウム10000個のうちの1個しか存在しないのに対し、体内に入ったセシウム137はそのすべてが放射性物質である。
セシウム137は体内に入るとカリウムとみなされる。体内に入ったセシウム137はすべて放射性であり、大半が100日程度で排出されるとされるが、100個に1個の割合で体内に残り蓄積され濃縮されていく。100日で排出されると言うが、逆に言えば100日間は体内のどこかを被曝し続けるということ。さらには、セシウム137は、排出されても新たに毎日のように継続的に食べ物から体内に入ってくるので、原発事故から数年のうちは、常に体内のどこかに大量のセシウム137が存在し続けることになる。セシウム137による内部被曝が一時的なもののように語られるが、あらゆる食物が汚染されている以上、決して一時的ではなく、我々を長期にわたりセシウム137漬けにしてしまう。そしてそれらは血管や心臓、筋肉などに蓄積し、癌だけではく、脳疾患や心疾患等の原因にもなる。排出されたはずのセシウム137はその一部が尿管上皮や膀胱に集まり、膀胱癌の原因となる。

15. 2011年10月19日 04:46:02: JrPYjVYQO2

http://takedanet.com/2011/10/20111017_a8aa.html

16. 2011年10月19日 15:19:56: tRdNTeoJ5o
ここに研究成果がまとめられてた
http://george743.blog39.fc2.com/blog-entry-711.html

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