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花を求めて舞うチョウを、フランスの作家ルナールは「二つ折りのラブレター」と呼んだ(「博物誌」)▼代謝や成長を促す大切なホルモンを分泌する「甲状腺」は、のど仏の下に気管を包み込むように付いている。その形は、まるでチョウが羽を広げているようだという。ということは、私たちは自分の体の中にひそやかな恋文を宿しているといえなくもない▼甲状腺はホルモン合成に必要なヨウ素を食べ物から取り込む性質がある。だから、原発事故などで体に害を及ぼす放射性ヨウ素がばらまかれると、蓄積しやすい。チェルノブイリ原発事故では、子どもの甲状腺がんが多発した▼福島第1原発の事故で、福島県は18歳以下の子どもを対象とする甲状腺検査に着手した。約36万人を生涯にわたって追跡調査するそうだ。幼い子どもの甲状腺は、例えるなら羽化したばかりのチョウのようなものだろう。体と一緒に成長しながら、伸びやかに人生を羽ばたいて行くための手助けをしてくれる▼これから、たくさんのことを学び、友情を育て、恋をし、働く−。子どもたちの夢や希望がつづられた恋文に、福島の原発事故は「不安」の文字を書き入れた。20歳までは2年ごと、以降は5年ごとに検査を受け続けるという▼それは償っても償い切れない未来への罪だろう。二度と繰り返さないために一日も早く、原発に絶縁状を。2011・10・12
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/fourseasons/324519.html
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