27. 2011年10月14日 01:38:07: khtFKFlLJI
03/14さん>放射線測定は免許事業制度にすべきだ。放射線測定器も販売規制しなくてはいけない。そうでないと、放射線情報が拡散し、社会と経済に影響を与える。 私は、正反対の意見です。 これまでも、都会のホットスポット発見の端緒となったのは、市民による測定が大半なのではないでしょうか? 今回の世田谷区のケースのように、市民がまず測定する。 あまりにも異常な線量を検出した場合は、当局に通報して、正式な測定をあおぐ。当局の測定でも高線量が確認されたら、立ち入り禁止措置をとり、除染してもらう。 それでよいではありませんか。当局は人手不足で、この七か月間、ごく限られた定点での測定しかできていないのですから。 市販の家庭用線量計の検出値を、政府/自治体公表値と単純に比較できないのは、いうまでもありませんが、それでも、個人が所有する同じ一台の線量計で、自宅や、いきつけの公園など、さまざまな場所の線量を測定してみて、値の高低を単純に比較することで、線量が他よりも高い地点を見分けることができます。 これは、たとえば小さなお子さんを屋外で遊ばせる場合、きわめて有用です。 線量が高いところは、避けて通ればよいのですから。 もう一つ、食料品/水についても、表面線量の簡易測定は、これまでの経験から、無意味であるとは、とうてい思われません。 たとえば、中部地方では全く検出されないβ線に、都内では、時と場所にもよりますが、線量計がしっかりと反応してくれます。 いまでは放射能が検出されるはずのない東京都の水道水にすら、線量計がごく微量ながらも反応するときもあります。 スーパーにならんでいる生鮮食品でも、ベーカリーのパンでも、その表面に放射性物質が付着していれば、きちんと反応してくれます。(これまでは、ブドウパン、メロンパン、シナモンロールに、線量計のメーカ初期設定でアラームが鳴る直前の、高い値を検出したことがあります。もちろん、国の基準値は超えていないレベルなのでしょうが...) そこに、まぎれもなくβ線核種が存在していることを、線量計はきちんと教えてくれます。 β線核種が存在しなければ、線量計は、まったく反応しません。 それが東北産の野菜であれ、表面に放射性物質が付着していなければ、線量計の値はゼロからかわりません。 レストランで出された食べ物や飲み物にも、放射性物質が表面に付着していたら、しっかりと反応します。(これまでも、おどろくほどの数値を示したことがありました) 反応した食品は、少なくとも、子供には食べさせなければよいのです。 それだけでも、厳密な意味での食料品に含まれる放射能の測定は、家庭用の線量計では全く不可能であるとはいえ、個人が線量計を使用するメリットはあまりある、と私は思います。 今では、線量計を抜きにした生活はもう考えられませんし、もしまだ購入しようかどうか迷っていらっしゃる方がいれば、購入をおすすめいたします。 誰も、あなたの家の線量も、店にならんでいるすべての食料品も、レストランでだされる食事も、測定してくれません。 放射能のことなど、きれいさっぱり忘れてしまう、一切気にしないで生活する、という芸当は、私にはとてもできません。 放射能とは、この先、何十年も、生きている限り、長い長いおつきあいになります。 あなたに小さなお子さんがいるのであれば、お子さんを守れるのは、あなただけです。 とりこむ線量は、少しでも低い方にこしたことはありません。 線量計があれば、少しでも汚染量の少ない食品を選ぶ、線量の高いところは避けて通る、という選択肢を間違いなく得られます。 なければ、宝くじと同じ、当たり外れは運まかせです。 03/14さんは、おそらく、さまざまなメーカの線量計で測定された値だけが一人歩きすることを懸念されていらっしゃるのでしょうが、家庭用線量計には、こういった使い方もあるのです。 反面、私は卑怯なのかも。
スーパーで棚からカートのかごの中にいったん入れて、かごの中で計測して、高線量を検出した食品については、そのまま誰に告げることもなく、そっと元の棚に戻しています。(私の線量計は、音を消せるため、測定していることに周りの買い物客は誰も気づきません) 高線量を検出したパンを、幼子を連れた親がカゴに入れても、黙っています。 03/14さん、
「市民に線量を計らせないようにしないといけない」と述べたという石原氏または彼の事務所は、線量計を所持していないのでしょうか? 原発事故勃発以来、線量のデータを掌中にした関係者は、ことごとくデータを人民から秘匿しました。 それでいて、政府は平然と、測定機関に測定値を公表するなと要求したこともありましたね。 かくいう私も、安価な家庭用とはいえ、線量計を所持しながら、みずしらずの他人には、高線量を警告しない/できない。 当局が「安全だ」と主張するものを、「安全だ」と信じきっている人々に、一介の主婦が、危ないよ、というわけにもいきません、というのは言い訳か..... 私も、所詮は、自分と家族のことしか考えていない、ということなのか.... いずれにせよ、原発事故により、日本は本当に住みにくい国になってしまいました。 石原氏の発言が事実だとしたら、背筋が凍ります。 |