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時事通信 10月10日(月)2時34分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111010-00000007-jij-soci
東日本大震災や東京電力福島第1原発の爆発事故が原因で、高校を中途退学した生徒が岩手、宮城、福島の3県で計11人いることが分かった。「親の失業で苦しくなった家計を支える」「転居先からの通学が難しい」ためだという。同じ理由で震災以降休学を続けている生徒もおり、雇用環境が改善されない限り今後も退学者が出ることが懸念されている。
今月4〜7日、津波被害にあった3県の37市町村と、原発事故で避難対象となった福島県の5市町村に所在する113校と各県の教育委員会に取材した。公立が全日制、定時制、特別支援を合わせ101校、私立は12校。「現場では答えられない」とした福島県立四倉高校を除いて回答があった。
中退した生徒は10校に計11人おり、全日制が8人、定時制が3人。男女別では女性の方が7人と多い。学年別では1年生1人、2年生6人、3年生4人。退学した時期は4月3人、5月6人で、7月と8月も1人ずついた。
退学の理由(複数回答)は「厳しくなった家計を支えるため働く」が8人、「家の流失や避難による転居などで通学が困難になった」が5人だった。
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