http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/323.html
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原子力発電所は、発電する核兵器で、日本に作るのは、間違いだ。危険な原発は即刻廃止し、ガスタービン発電や燃料電池に切り替えるのが最良の策だろう。
しかし、放射線は危険だ危険だと大騒ぎして、津波と原発事故で疲弊した福島と東日本の復興をめちゃめちゃにし、除染利権・廃炉ビジネスに群がる守銭奴だけを利する「放射線危険論」には与しない。
放射線については地球温暖化と同じく、科学的な態度が必要です。
◆武田先生と放射線
猛毒のダイオキシンは実は無害、地球温暖化は嘘だとマスゴミが作り上げた「常識」を科学的な観点から、デタラメだと糾弾した武田邦彦氏。瞬く間に環境問題の権威に祭り上げられたわけだが、放射線に関しては、低量放射線でも危険だというカビの生えた学説に固執し、あの副島先生とケンカ対談を繰り広げている。
◆ほんまでっか 旧学説VS最新学説
放射線は1ミリシーベルトでも人体に危険だというのは、LNT学説というもので、武田先生が金科玉条としているICRPが長年唱えていた説。放射線の国家資格でも試験問題の正答とされてきた。
しかし、中村先生によると放射線を浴びることは、科学的は、「火傷」をするのと同じで、体内に活性酸素が発生し、DNAが損傷するだけで、低量であれば、生来人間に備わったDNAの修復機能で回復してしまうということが、最新の研究で明らかになった。
理科の教科書にも載っているマラーのショウジョウバエのDNA損傷実験は、修復機能のないショウジョウバエの生殖遺伝子を使った特殊な例であり、一般化することは危険だ。
1日何万回も発生するDNAの複製ミス、何千個も発生するガン細胞はDNAの修復機能や免疫機能で自然治癒するのだ。
1000ミリシーベルトの放射線でも毎日自然に起こる日本鎖切断より多いとされる。
現在では、ICRPの勧告も5年で100ミリシーベルト、50ミリシーベルトを単年度で超えないようにという具合に変わってきている。
そもそも人間は体に必須なカリウムを取り込んでおり、通常でも4000ベクレル、年間0.2ミリシーベルトの体内被曝の原因になる。普通の生活でも年間2.4ミリシーベルト被曝しており、高地に住む人間や客室乗務員は東京-NY往復で0.19ミリシーベルトに及ぶ。
冷戦期の核実験のフォールアウトの影響も相当なものだと思うが、ガンとの関係は不明である。
◆体外に排出される放射能
ヨウ素は、8日で半減し、日本人では35日で半分が体外に出ていく。有効半減期で考えると6.5日である。最近騒がしいセシウムも物理的半減期は30年と長いものの、体内では85日に過ぎない。
◆放射線ホルミシス
結局、医学的には、低量放射線よりもタバコやストレスの方が、体に悪いという結果になりそうだが、低量放射線は生物の持つ免疫機能を高める効果があるという。
台湾でアパートが放射能に汚染され、大勢の住人が年間500ミリシーベルトの被曝をした。20年間で年平均20ミリシーベルトの放射線を浴びた。医学的なデータによれば、被曝した住人のがん死亡率、先天性心臓奇形率が激減した。
大量では有害でも、微量では生体に刺激を与え、有益な影響をもたらす。米国ミズーリ大のラッキー教授の研究だ。日本でも低量放射線を浴びた放射線医がかえって長生きしたことが知られている。
ピッツバーグ大のコーエン氏はラドン濃度が上がるほど肺がんの死亡率が減ることを調査している。
◆除染と利権と東電潰し
地球温暖化は、原発利権と排出権利権を狙ったヨーロッパ国際金融資本家の捏造だと言われているが、放射能危険論はどうだろう。
1ミリシーベルトでも危険だ、福島を除染しろ、東電賠償4兆円云々は、アメリカのため長銀潰しと郵政民営化を実行した竹中平蔵の金融機関潰しを彷彿とさせる。はっきり言えば悪意ある東電叩きと思われる。
東電を解体し、これから何年もの間、何兆円もかけて、除染することは一体誰のためになるのだろうか?
<参考リンク>
■低量放射線は怖くない
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4860102991.html
■専門家が答える暮らしの放射線Q&A
http://radi-info.com/
■「東京ドーム23杯分」の除染は本当に必要なのか(newsweek)
http://www.newsweekjapan.jp/column/ikeda/2011/09/23.php
環境省は、福島第一原発事故で放射性物質に汚染された土壌を除去する作業の試算結果を検討会で示した。福島など5県で追加的な被曝線量が年間5ミリシーベルト以上の地域を除染する場合、必要な面積は最大で2419平方キロメートル、福島県の17.5%に当たる。表土を5センチメートルはぎ取るとすると、除去する土壌の量は最大で2879万立方メートル、東京ドーム23杯分に相当する。
しかし、この計画は財政的に実現不可能だ。1979年から行なわれているカドミウムの除染は1630ヘクタールで8000億円かかったが、今回の除染面積はその148倍だから、118兆円以上かかる。年間5ミリシーベルトという基準は、何を根拠にしているのかよくわからないが、国の年間放射線量限度は、緊急時には20〜100ミリシーベルト、平時には1ミリシーベルトである。これはICRP(国際放射線防護委員会)が1958年に決めた基準に準拠しているが、これには科学的根拠がない。
そもそも日本の自然放射線量は全国平均で1.5ミリシーベルト、世界の平均は2.4ミリシーベルトであり、1ミリシーベルトというのは自然界の放射線量を下回る。これは原子力施設の中の放射線を管理する基準であり、人々が避難したり帰宅したりする基準ではないのだ。1ミリシーベルト以上の放射線は全国どこにでもあるので、これを基準にすると全国の土を除染しなければならない。
多くの放射線医学の専門家が提唱する放射線の安全基準は、年間100ミリシーベルトである。広島や長崎の被爆者を調査した近藤宗平氏や高田純氏は、「100ミリシーベルト以下の被曝量で発癌率が増えた統計的証拠はない」として、ICRP基準を強く批判している。たとえば45℃を超える熱湯に手を入れるとやけどするが、それ以下の温度なら問題ないように、放射線の影響にも閾値があるというのが多くの科学者の意見だ・・・
■電気料金の大幅UPないと無理な東電(ゆかしメディア)
http://media.yucasee.jp/posts/index/9102?la=nr3
・・・福島第一原発事故による賠償額は約4兆5400億円と試算。また、原発の再稼働と電気料金の値上げをしない場合は、今後10年間で最大8兆6000億円の巨額の資金調達が必要だとする見解を示した・・・
■農水省「除染方針」は、とてつもない事故処理利権を農水省にもたらすだろう
http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2011/09/post-daf4.html
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