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東日本大震災:汚染稲わら、処分進まず 撤去費県補助も保管場所が難題 /宮城
http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20111006ddlk04040098000c.html
毎日新聞 2011年10月6日 地方版
◇申請はゼロ
東京電力福島第1原発事故で汚染された稲わらの処分が進まない。県は8月、汚染稲わらの撤去費として市町村などを支援する補助費1億700万円を11年度補正予算に計上したが、仮置き場の場所の選定が難航し、補助の申請はゼロ(今月5日現在)。稲わらの収穫は今月から11月にかけて最盛期を迎えるため、県議会では処理の具体化を急ぐ声が上がっている。【宇多川はるか】
県畜産課によると、県内の農家では、直径1〜1・2メートルの稲わらのロールが約4万3000個保管されている。国はこうした汚染稲わらのうち、放射性セシウムが1キロ当たり8000ベクレル以下は一般廃棄物としての処分を認めているが、超える場合の処分の具体的な方法は示していない。県がこれまで約130地点で稲わらの放射線量を調査したところ、約半数でセシウム8000ベクレルを超過したという。
県は汚染稲わらの一時保管場所の設置費など撤去費を市町村や農協などに全額補助する方針。だが、事業計画がまとまらない。自治体などは、放射線の影響を懸念する住民向けの説明会に追われたり、保管場所の施設の構造が決まらないためだ。
5日の県議会予算特別委員会産業経済分科会では、委員が「秋の新わらを保管していかないとならないのに、(撤去に向けた取り組みが)遅い」と県を批判。さらに「(補助費が)1億700万円では足りないのではないか。9月議会に追加補正を出すべきだ」と指摘した。
千葉宇京・県農林水産部長は「保管場所の候補地や必要な装備を洗い出している最中。(補助費が)不足すれば11月に追加補正を出したい」と答えた。ただ、基準を超える汚染稲わら処理について、国が明確な処理方法を示さないかぎり、事態が進展するには時間がかかる様相だ。
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