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http://www.labornetjp.org/news/2011/1003hokoku

　１０月３日、参議院議員会館講堂で「区域外避難（「自主的」避難）に賠償を求める院内集会が開催され２００名が集まった。（主催：Foe Japan、福島老朽原発を考える会他）

集会には１０名以上の福島から「自主的避難」をしている方々が参加し、区域外避難、つまり政府が定めた年間２０ミリシーベルト基準を超える「警戒区域」「計画的避難区域」「避難勧奨地点」以外からの避難者がいかに過酷な状況に置かれているのかを語った。

　家族がばらばらにされ、仕事を無くし、避難先での慣れない生活を強いられている「区域外避難者」に対して、政府は震災後半年以上を経過した現在でも何ら補償の手を差しのべていないのだ。

　政府がたちあげた「原子力損害賠償紛争審査会（会長：能見善久学習院大学教授、以下「審査会」）では、「自主的避難」への賠償問題が議題に上がりその指針づくりが議論されているが、第１４回の会合では「自主的避難」の対象時期が議論にのぼり、計画的避難区域などが決まった４月２２日が日程としてあげられ、その日以降に避難した人は賠償の対象とされない可能性が生まれている。

　集会後に行われた「審査会」事務局との交渉では、「４月２２日」という日程設定と福島県民の意見を聞く場（公聴会）の設定の問題が中心に話し合われた。出席した「審査会」事務局の田口氏（文科省原子力損害賠償対策室次長）は、「公聴会は必要ない」「一体何万人から意見を聞けばいいのか」と逆に居直り、「４月２２日」という日程設定についても「賠償するか否かの線引きではない」といいつつ「何か問題があるのでしょうか」と日程を設定し、区分けをすること自体を肯定した。

　この対応に対し福島の参加者は、「我々の意見を反映させて欲しい」と訴え、「福島県民を被害者と認めて欲しい」と怒りを露わにした。

　交渉後の記者会見（写真上）では、主催者から今後も「審査会」への交渉は継続され要請行動として取り組む計画であること、「審査会」への積極的な傍聴への参加が呼びかけられた。（湯本雅典）

コメント
01. 2011年10月05日 20:25:54: FEC1zKK4NY いまや、福島県の西半分よりは、群馬県のほとんど及び栃木県の北半分のほうが はるかに汚染がひどいことが明白になっている。 「福島県民全体」が賠償の対象では、不公平感は否めない。 さらに、福一近辺の原発交付金で潤っていた住民、更なる原発を誘致していた 住民にどこまで手厚い補償をすべきかという気もする。
02. 2011年10月05日 21:08:22: mAKWjxKjsw １さん　同感 福島のスキー場の方より柏の方がよっぽど汚染されてる。 交付金で出来た図書館の前で市民が 「この図書館に無い本はないのよ」だってさ。
03. 2011年10月05日 21:12:25: EszHBBNJY2 今では全国土と日本国民全員が被害者だとどうか認めてください。
04. 2011年10月05日 21:28:25: ldPecVxgDw 福島県人は昔から反原発派以外は加害者である！したがって昔からの反原発派以外は補償する必要なし！旨い汁吸ってきた原発乞食ふざけるな！
05. 2011年10月05日 21:44:02: C2rWDSKMto 個人的に福島県民全員被害者だと認める。 原発温存で甘い汁吸って来たかも知れない県民も人間だ。命だぞ。 東日本全てが被害者であり汚染した食物や瓦礫を運ばれ焼却させられることになる西日本の国民も被害者なのだ。 つまり日本国民全てがこれから被害者に成り得るのだからそこも理解はして欲しい。 しかし福島に限れば福島県民イコール汚い金で原発を推進して来たと考えるのは感情的過ぎるだろ。 俺が認めてもなんら現状は変わらないが認める。俺は認めるぞ。
06. 2011年10月05日 22:04:05: wA0X8nr5WM ふくいちライブカメラの前で指差しを行動を行ったのはフリーランスジャーナリスト Ｔａｋｅｕｃｈｉ氏。東電記者会見に登場です。 http://fukushima-diary.com/2011/10/breaking-news-the-camera-guy-showed-up-at-the-press-conference-of-tepco/
07. 2011年10月05日 22:34:44: ldPecVxgDw 今回、爆発が無ければ、更に福島に原発が作られたのでは！たかがお湯を沸かすのに、何でこんな危険な原発を作るのを認めたのだ！我々電気を使う人間は原発でお湯を沸かしてくれとたのまなかたぞ！原発補助金とは要するに死亡補償金、傷害補償金の前払金である！お前らはすでに補償金を命と引き換えにもらっているのだ！従って、福島県人は昔からの反原発派以外は補償されるべきで無い！むしろ首都圏の人間が補償されるべきである！
08. 2011年10月06日 00:09:57: yzjxmFowDg 年間被ばく量１ミリシーベルト以上になる地域からの避難は、全員国が補償するのが当たり前だと思う
09. 2011年10月06日 03:24:16: 3bncRlqgg6 ldPecVxgDwさんよ 阿修羅掲示板の記事を読んでいるのか？ 福島の原発誘致をした自治体に責任が無いとは言わない。 だが、今年の東電の株主総会の結果 原発撤廃議案の否決を見ても分かるように 一般国民や国会での議論を無視した勢力が存在している事実を外した コメントや考察は無意味だ。 阿修羅掲示板にて4月ごろ書かれた 「福島原発の誘致と歴史背景」を見た上でコメントしろ 既に、福島県民とか言っている場合ではない。 現行法から >>08　さんの解釈が正解である。
10. 2011年10月06日 07:49:42: FpVPO6YryM ０９さんに　全面的に同意します。

11. 2011年10月06日 08:36:19: G0fkoMjiOQ 現行法に反しているのなら訴えれば勝てますか？
12. 2011年10月06日 11:29:09: hQDv8kVsGM >>01 に賛同 今週の週刊朝日グラビアで福島大の准教授石田葉月氏が 「原発問題で100％被害者だと言えるのは原発に一貫して反対してきた人だけです。（中略）少なくとも大人には投票権があり、原発を許容してきた。」と発言している。 福島の原発を誘致してきた首長やその住民が、なんの反省もなく補償を要求するのには違和感がある。 ただし、子供たちには罪は全くないのは言うまでもない。
13. 2011年10月06日 15:06:34: f5tzEg8kPc 原発を過疎地に造るという法と政策を承認してきたのは、われわれ国民全体ですよ。 その責任を福島県民に押し付けるとは、あいた口がふさがりません。 こんなことを言う人たちは、地元に原発をつくってもらいたかった（もらいたい）のですか。 >>08さん、正論です。 原子力村の強大な力を見ることもできず、福島県民にうらみをぶつけているとは、情けない人たちです。 むろん、被害者、被災者は福島県民だけではありません。 私の知人のいる流山は相当の線量だし、私のところ（東京）も、安閑とできる数値ではありません。 しかし、もっとも線量の高い中に置かれている人たちが基本的な権利を得ることなしには、他の人たちの権利獲得はさらに困難です。
14. 2011年10月06日 15:12:39: f5tzEg8kPc １３に追加します。 原発推進の強力な一翼で、今では、福島の支配的な利権防衛のため、県民の県外流出をとどめ、地産地消のため子どもに地産の給食を強要するような佐藤雄平が被害者面することを是認するものではありません。 門外は、源内―県外の対立ではなく、原子力村―佐藤県政など地元有力者勢力と、多くの一般被害者との、現に進行している対立です。
15. 2011年10月07日 00:09:49: clxpfxkCBY 12さん賛成。
16. 2011年10月07日 11:11:18: aQtT9yxZFs 「認めてください」、ではなく「補償を要求する」というべきなのに低姿勢過ぎる。だから甘くみられる。避難の賠償金は裁判で勝ち取ればよろし。
17. 2011年10月07日 14:08:15: sgolhP60mA ０８さん　に賛成。 國に騙されていたことが分かってからは、福島の人も「脱原発」だから、良いではないですか。 政治家など、うまい汁を吸った人は別です。区別しましょう。 福島の一般の人は、安全と言われても不安はあって、その代償を貰っただけです。 なお、放射能ゴミを他県に出すのは賛成できません。取りあえずは自県内に埋めれば良い。

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