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20111002 緊急時避難準備区域 “放れ牛”が
http://dai.ly/qLRBRM
NHKニュースウォッチ9より。原発の20キロから30キロ圏内にかかる5つの市町村が緊急時避難準備区域に指定されていたが、政府はさきほど指定を解除した。しかし放射能の不安を抱える住民の中にはすぐに戻る気になれない人が多いのも事実だ。また時間の経過とともに、以前なら考えられなかった問題が起きている。警戒区域が設定されてから半年近くたち、牛舎を逃げ出したり農家が解き放った放れ牛が少なくとも数百頭いるとみられている。
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「避難」解除とさまよう「放れ牛」(西成物語)
昨日福島原発から半径20〜30キロ圏内5市町村に出されていた「緊急時避難準備区域」の指定が一括解除となった。
政府は「原発事故収束に一定のメドがたったため」と理由の一つにあげるが除染作業も予算がたっただけで、作業が着々と進むわけでもなく、解除に大喜び・・の様子は被災者の中には見られない。
中には早急に帰った家族もあるが、聞けば、避難先の生活になじめず、子供から笑顔が消え、仕方なく戻ったという人もいた。
インフラも全面復旧とはいえず、しかも医療機関では多くの医師、看護師が自主退職しており、今後の生活に不安山積の中での解除だ。
一体何を企み、ここで解除というのか? その背景や思惑を疑わざるを得ない。
昼の情報番組で解除を前に広野町の人達がインタビューに応えていた。
「避難所はもう5回変わった。政府はいきなり『逃げろ』で、今度はいきなり『戻れ』とはどういうことか?」
その後、同じマイクの前に朝から慌しく動き回っていた町長がかけつけて立った。
首長の立場としては胸中複雑で、言葉を選び選び発言している様子がみてとれる。
「震災後田んぼを除染して、稲を受けたが結果として、駄目になった。やらないほうが良かった。でも戻るとなると田んぼをやらないと駄目だ。除染し、ひと冬、土を寝かせないと使えない。今から除染でも遅すぎるくらいだ。政府が始めないなら、自分らでするしかないと皆で話している」。
どの村人ももう怒る気力も失せた・・と疲れきった表情だ。
帰る村にはあちこちにこうした放れ牛の群れがいるという。他の地域では突然の避難勧告に苦渋の思いで「殺処分」せざるを得なかった酪農家の方々もおられる。
こうして牛舎から離したり、エサを届けたりで、生き延びてきた牛達、群れの中には震災後生まれた子牛も混じっているという。
どんな最中にあっても喰って生き延びてきた牛達の、圧倒されるような群れの強さは、一方的な解除を言い渡され、それでもどうにか生き延びようとする被災者の強さに似ている。
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