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原子炉建屋上空でのダストサンプリングはやられている
福島第一原発の報道写真を集めたサイト(http://www.anaroguma.org/komake/fukushima/photo_Aug3/index.html)を見ていたら、原子炉建屋上空でのサンプリングをしている写真があった。こういった写真が公開されているならデータも公開されているはずで、いくつかの機関に電話をして、東電のサイトで公開されていると分かった。その公開資料の一つがこれ(http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/images/handouts_110918_01-j.pdf)で、これを見るとヨウ素とセシウムしか結果が載っていない。しかも検出量は非常にわずかという印象を受ける。しかし、「その他の核種については評価中」とか「代表3核種」という表現があり、ヨウ素とセシウム以外にも検出されている可能性が高い。そもそも、検出されていないならそう発表するはずだ。
どうやら、1号機から3号機まで少なくとも毎月原子炉建屋上空でのダストサンプリングが行われていた様子だ。無人ヘリ(T-Hawk)を使った測定をやったこともあった様子で、これならプルトニウムが飛散した時期の特定もできるはずだと思う。つまり、気象データは常にあるからプルトニウムが飛散した地域とその濃度が分かるはずだ。そもそもプルトニウムについて6月から7月にサンプリングした結果が9月末に発表になるのは不自然だ。
日本に原発はあまりに危険だ。既に311の地震が起こり、今後東海地震ばかりでなく日本全国の原発直下でM7を超えた地震が起こる可能性は結構高い。そうなった時の安全性は全く確認されていない。福島第一原発の地震による被害でさえほとんど明らかになっていない。また、少なくとも1万年以上の保管が必要な高レベル放射性廃棄物の保管は全く目処がたっていない。日本のような地震国で地層処分など出来る訳がない。
日本は地熱資源大国だ。技術も資源もある。化石燃料の輸入代金は年に20兆円を超えている。今、原発をやめて地熱に切り替えないと日本は次なる原発震災に見舞われるだけだ。原子炉建屋上空でのサンプリング結果を全て公表し、プルトニウムについての拡散シュミレーションの結果を公表するべきだと思う。そうすれば、原発廃止の世論がはっきりするだろう。日本にとっても世界にとっても、今、原発廃止に動くべき時だと思う。
*6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは?」から一連番号を付しています。<<751>>
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