http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/163.html
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物理・医学両面からの1ミリシーベルトの持つ意味に被爆の恐怖を再認識
http://blogs.yahoo.co.jp/nothigcat2000/21395538.html
2011/10/1(土) 午前 0:16 先住民族末裔の反乱
松田教授の警告に強い衝撃を受けた方も多いと思う。同教授によれば、国の暫定基準値の500Bq/Kgは全面核戦争に陥った場合に餓死を避けるためにやむを得ず口にする食物の汚染上限で、仮に放射性セシウム137が500Bq/Kgも含まれた食品を3年食べたら致死量に達するというのである。この根拠たるWHO基準を私も確認したかったのだが未だ発見に至っていない。当局による隠蔽工作があるともよそうされるのだが・・・
>松田 浩平教授(東北文教大学)が食料生産者に宛てた警告(引用)
http://ex-skf-jp.blogspot.com/2011/09/500bqkg.html
Tuesday, September 20, 2011
国の暫定基準値の500Bq/Kgは全面核戦争に陥った場合に餓死を避けるためにやむを得ず口にする食物の汚染上限です。もしも放射性セシウム137が500Bq/Kgも含まれた食品を3年食べたら致死量に達します。全てが基準値ぎりぎりではないとしても重複内部被曝を考えれば政府の暫定基準値では10年後に半数以上の国民が致死量以上に内部被曝する可能性が95%を超えます。つまり暫定基準500Bq/Kg未満で安全宣言すると言うことは、その食品を食べた人が10年後に半数は死亡してもかまわないと言っているのと同じだと言うことを忘れないでください。
追記、500Bq/Kgでやむを得ず食べる場合の期間は3ヶ月とされています。全面核戦争で食べ物がない場合の基準が規定の2倍の期間も放置されています。
これを否定する見解もコメントされているが、その根拠は米国の原発推進派学者の数値によるもので何ら信憑性をうるには絶えない。そこで物理学と医学の両面から被曝に立ち返ることとした。まず自ら被爆経験者で数々の国内原発認定訴訟で証言を行った名古屋大学沢田名誉教授の見解、そして医学博士で元放射線医学綜合研究所主任研究官であった崎山さんの見解を追ってみたい。
>
名古屋大学沢田名誉教授への岩上氏のインタビューから
http://www.youtube.com/watch?v=q-baRyvOAJs&NR=1
沢田教授 小田原講演会(2011/8/25)
http://www.youtube.com/watch?v=mw9S2xeBZ7M&NR=1
・放射能に被爆すると人間の体内に電理作用が起こるがその密度が問題で、γ線は透過性が強く速度も早く影響は弱いが、β線やヘリウムの原子核であるα線はより強大な悪影響を及ぼす
・体内に入り込む放射性物質が「水や油に溶けるか否か」が重要で、5ミクロン以下だと体内に入ってこないが、1ミクロン以下になると肺胞まで達し血管を通し全身を巡るが、水等に溶けない微粒子、例えばヨウ素なら甲状腺に、セシウムは骨髄に集まりやすい性質がある。それらが1ミクロンといえども付着した何百万の原子核があり局所的に放射能を発生させる
・被曝時に下痢が起こるのは腸壁を損傷させるα・β線が原因であり、γ線では相当量浴びないと生じえない
・厚生労働省は原爆認定訴訟で27連敗
・近距離被曝では脱毛と皮下出血が認められるのに対し、遠距離では下痢症状が起きることをもって内部被曝の検証を試みた論文をオックスホードに提出したが政治的圧力により未だ公開には至っていない
・ECRRはICRPが内部被曝を認めないことに共通の疑念を抱いている
・沢田教授の論文に鈴木ら日本におけるICRPの重鎮たちは稚拙な反論で挙って内部被曝を否定するが、彼等は事実から結論を導き出すことすらできていない
・厚生労働省(官僚)が学者の自由研究を阻害した背景には、学者には原子力発電所は時期尚早であるとの意見も多かったが、科学技術庁を設置し、そこに中曽根や正力が暗躍、特に正力はCIAの囲い者(日テレはCIAのプロパガンダ機関とも揶揄される)で科学技術庁長官と原子力委員会委員長を兼務し、以降兼務が踏襲される
・原子力基本法に「自主」「民主」「公開」の平和利用三原則が盛り込まれる一方、米国軍事産業の意向が強く働き、米国の原子力潜水艦に搭載された濃縮ウランを使用する『軽水炉』を日本に売りつけた
・戦争犯罪人で米国に弱みを握られた連中が米国の原発推進を推し進めた
・元内閣官房参与の小坂は、法廷(大阪地裁)において、沢田教授のデータにまともに反論できなかったばかりか、毎年厚生労働省から多額の援助を受けながらここ5年間学術論文を何一つ発表していないことが明らかになった。また小坂地自身は線量測定の専門家で被曝の影響は分らないと法廷で証言しながら、その後20ミリシーベルト云々で辞任したことは理解に苦しむ。
・学問上の半減期とは別に、生物学的半減期ではセシウム137は100日で半減し一年で10分の1になるが、環境半減期はそれより遅く植物等から体内に摂取すると影響は大きくなる
・晩発性障害を考えれば、放射能を浴びないことが一番重要
・自然放射線は宇宙線などによる外部被曝であり、内部被曝は不透明性はあるとはいえ、両者は全く性質の異なるもの
・マイクロビームによる放射線を受けた細胞が、受けていない周辺の細胞に影響を与えることは実証されており(これを「ホットパーティクル理論」というらしい)、この内部被曝の立証に関してICRPは的外れな反論しかできていない
・1ミリSV/年で体内細胞520箇所に電離作用が及ぶが大半が自己修復され平均で1箇所の損傷を及ぼすと推測される。放射能に体内カリウム、宇宙線、地面から内部被曝を1.7〜1.8ミリSV/年受けている。
・広島長崎で爆心2キロ以内で被爆した人は急性脱毛が発症するが、爆心から1200Mを超えた地域では明らかに内部被曝の影響が大きく下痢を発症する。これはγ線は透過力が強く、膨大な量でないと腸の粘膜を傷つけるのに対して、透過性が低く影響力の強いβ・α線の内部被曝により腸の粘膜傷つけ下痢に至ったと科学的に証明される。これによりデータに基づき放射性微粒子の影響のほうが甚大であると想定される。ある兵士の実例として屋内1Kmで被曝しその後救援活動をおこなったが、脱毛は投下12日後、火傷が23日後発症、28日後に死亡。
>
崎山医学博士(元放射線医学綜合研究所主任研究官)が福島社民党代表との対談から
http://www.youtube.com/watch?v=AYdfWV6flYo
・「放射線量基準値は我慢量」にすぎない。γ線、X線、中性子線は透過性が高く体内を突き抜け細胞を傷つけるが大量に浴びない限り影響は少ないのに対して食品や呼吸で摂取するβ・α線は影響が大きく、特にプルトニウムが発するα線は体内から排出されない。
・1ミリSVとは、医学的生物学的には平均して体内の全細胞の核を放射線が投下することを意味する。
・ICRPは1ミリSVを10,000人のうち1人が癌が発生する確率を示すもので、『我慢量』に過ぎず、基準値と呼ぶべきものではない
・原発事故と医療被曝との違いは、医療被曝は当事者が拒否でき短時間の被ばくであること、子供への配慮が原発事故による被爆ではなしえないことが擧げられる。
・福島原発周辺住民なか、40歳以上の人にヨウ素剤の配布がなされないのは、広島・長崎のデータから40歳以上は甲状腺癌にならないとの仮定に基づくもの
・生物学的にはゼロ被曝が望ましく、年間20ミリSVは原爆作業者の上限を用いたのは原子力発電所維持する意向だけに依拠する。
・放射線が人間のDNAを傷つけることが最大の問題で、化学結合は5−7eVと弱いエネルギー結合であるのに対して、診療用X線は100,000eVと極めて高く、容易に結合を破壊する。破壊されたDNAは容易でなく変異を起こし癌になったり、遺伝子異常が後世まで続く危険性が高い。
・「直ちに影響のない」というのは急性障害(リンパ・白血球の激減など)を意味しているのであって、晩発性障害が全く語られていない。
・使用済み核燃料が問題である。その処理方法を人類は持っていない。
以上から生物学的には如何に1ミリシーベルトが人体に多大な影響を与えるのか理解できる。そして原発推進は厭くまで勝利国アメリカの利益のために画策され、政治家・官僚など数多くの利権マフィアが巣食う体制が確立されたことは自明である。内部被曝理論に対する反論が稚拙で事実を認めようとしない「国体維持」関係者のみすぼらしい姿勢やヤクザの如き御用学者の共同研究者にカネ分配システムを知り唖然とするばかりである。いずれにせよ不可解な「安全基準」は国民が忍耐を強要されただけの「恐怖」に過ぎず、生物学的には1ミリシーベルトの被曝ですら危険性を伴うことが再認識された意義は大きいと思う。
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