http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/913.html
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プルトニウム原発敷地外で検出、その危険性について
6月から7月上旬に調査した結果プルトニウムが原発敷地外で検出と9月30日にやっと文科省が発表した。普通、プルトニウムの検出は1週間ほどで済む。だから、6月中にはプルトニウムの検出が分かっていたはずだ。更に言うなら、飛散時期を考えると3月以外はありえないはずで、3月中にプルトニウムは検査をして検出がされていたのではないだろうか?
「仮に50年間滞在した場合、同238の被ばく線量は0.027ミリシーベルトにとどまる」というのは確かに統計的に見たらそうなるのだろうが、現実にはかなり違う。プルトニウム239を例にとると、アボガドロ数を6×10の23乗と考えて、プルトニウム239が239グラムあるとその中にプルトニウム原子が6×10の23乗個あることになる。だから、プルトニウム原子一個の重さは239÷6×10の23乗となる。杉花粉の重さは2×10マイナス9乗なので、もし、プルトニウムが杉花粉と同じ重さの塊で飛散したなら、その中に含まれるプルトニウム原子の数は、2×10マイナス9乗÷(239÷6×10の23乗)となる。これは計算すると、ほぼ5×10の12乗となる。これは5兆個だ。半減期が24000年なので、24000年で2兆5000億個が崩壊することになる。これを25000年で近似して簡便化すると、1年で1億個が崩壊することになる。これはざっと計算すると1秒で10回崩壊することになる。
重さは杉花粉と同じだが、比重はずっと重いので現実の大きさは杉花粉よりもずっと小さい。だから、空気中のチリなどに簡単に付着してかなりの距離を簡単に飛散する。それをたった一つ肺に吸い込んだだけで、一生毎秒10回のアルファ崩壊がそのチリの周囲の細胞に向けて行われることになる。これがプルトニウムの危険性の正体だ。
なお、上の計算はプルトニウム単体でやったが、現実に飛散しているのは2酸化ウランで酸素原子二つの32をプラスして239のかわりに271で計算するべきだったがこれは誤差の範囲にしていただく。
今後、少なくとも福島県内で肺がんで亡くなった方の場合は、そのご遺体の肺からプルトニウムが検出されないか、その検査を数十年はやるべきではないだろうか。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2011093000750&j4
プルトニウム、飯舘村まで飛散=原発事故で、土壌から検出−文科省
文部科学省は30日、福島第1原発周辺で行った土壌調査の結果、原発事故で飛散したとみられるプルトニウムが福島県双葉町、浪江町と飯館村の計6カ所から検出されたと発表した。原発敷地外での検出は初めて。沈着量はいずれも、過去に海外で行われた核実験で日本各地に降ったプルトニウムの測定値の範囲に収まっているという。
飯舘村の1カ所は原発から40キロ以上離れていた。プルトニウムは粒子が重く、遠くまで飛散しにくいとされ、爆発を伴った事故の大きさが改めて浮き彫りになった。
調査では6月6日〜7月8日、福島第1原発から80キロ圏内にある市町村の100カ所で土壌を採取。プルトニウムなどの量を分析した。
その結果、3町村の各2カ所で1平方メートル当たり最大4.0ベクレルのプルトニウム238を検出した。事故以前の測定値に比べ、同239、同240に対する比率が大きいことから、今回の事故で新たな沈着があったと判断した。
沈着量が最も大きかった浪江町の地点で、仮に50年間滞在した場合、同238の被ばく線量は0.027ミリシーベルトにとどまるという。
また、45カ所ではストロンチウム89を検出。半減期が約50.5日と短いことから、事故後に沈着したとみられる。(2011/09/30-22:36)
*6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは?」から一連番号を付しています。<<747>>
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