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うれしいニュース・・・頑張る食材関係者  武田邦彦 
http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/815.html
投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 9 月 27 日 01:14:55: igsppGRN/E9PQ
 

うれしいニュース・・・頑張る食材関係者
http://takedanet.com/2011/09/post_7e9e.html
平成23年9月26日  武田邦彦(中部大学)


「放射線なんて何でもないよ」と言えば粋(いき)に聞こえ、「子供の被曝を少しでも避けたい」というとモンスターと言われる昨今、この雰囲気はいわゆる日本の「空気」であり、それは今までも作られ、多くの人が被害にあった歴史でもありました。

しかし、いつの世でも「普通のこと」をそっと片隅でやっている人たちも大勢おられるのです。やがて「幻想としての空気」を作った人たちは人生を失い、普通のことをやり続けていた人が残るものです。かく言う私も多くの方からの励ましで元気を取り戻し、確固たる信念を失わずに活動を続けていきたいと思います。読者の方からのうれしいニュースもあります。週の初めにあたって、改めて決意をしたいと思います。

・・・・・・・・・うれしいニュース・・・・・・

一つは東京の食材を扱っている方からのメール:「検査システムを構築したことにより、国産原料(福島県産含む)の商品については その約85%については放射性物質が不検出(約1Bq/kg未満 放射性ヨウ素とセシウムの合計)、検出は約15%で、検出レベルは1から10Bq/kgです。現在はおおよそ、この水準で商品管理をしています。」

すばらしいですね。そして本質を突いています。まったく汚染されていないもの85%、10ベクレル以下のもの15%ですべてOKです。まったく心配のない食材を扱うことはできるのです!

確かに福島と北関東は汚れましたし、除染が第一ですが、汚染されないように食材を作り、若干汚染されているものでも10から20ベクレルをまもることができるでしょう。

このような食材店こそ、昨年までも「消費者のために」という精神を持ち、今後も一貫した人生を送られることでしょう。

・・・・・・・・・

次にお米を作っている宮城県の方からのメールです。

「4月よりホームページで土壌のベクレル公開をやっています。昨日は玄米の1回目の検査データが出ましたので公開しました。検出下限値は0.6ベクレルです。もちろん検出されました(134Csが1.2、137Csが2.0でした)。

0でない以上、安全ですとか、安心してとかはおしつけませんが、武田先生のおっしゃる通り、数値を明確に示すことで、信頼と安心感が得られると考えています。皆さん野菜の数値は低くても公開しますが、米はビビッているようですね。数値が分かれば、自分はそれをどれくらい食べられるかとか計算できると思うのですけれど。もう少したてばこういう動きももっと出てくるのではないかと思います。」

この方は推察するところ、福島原発の前から「安全なものを消費者に」というお考えで農業を続けられてきたようですが、今の流通の方もこのご立派な信念を少しでも学んでいただきたいと思います。

・・・・・・・・・

またかなり前のことですが、5月に2つの農業関係者からメールをいただきました。一つは福島南部の酪農家、一つは福島北部の農家でした。

お二人とも「ゼッタイに汚染されたものは出さない。今はどうすればよいか、見当もつかないが出さない」というメールでした。それは大変なことと思いますが、食品ですから出荷するということは「子供が食べる」ということですから、農家の方の覚悟のほどは頭が下がります。

・・・・・・・・・

私は今回のことで、表現はあまり良くないのですが「セミの抜け殻のような人」と「人間としての心を持っている人」が見えたような気がします。たとえば、文科省が言った「子供1年20ミリ(レントゲン400回)被曝させる」と決定したとき、それが「万が一には安全」かも知れません。しかし、「万が一には安全かも知れない」という被曝を子供にさせるとき、心が痛まなかったのでしょうか?

確かに原子力発電を止めると電気や日本の経済が心配かも知れません(私はそうは思っていませんが)。でも、日本は世界でもっとも「対外資産」を持っている国ですし、「円高で困る」というほど他国から見ると安定した経済のもとにいます。

そんな豊かな日本の中で、なぜ子供を助けてやれないのか、少しでも安全な場所でのびのびと生活をさせないのか? あのソ連ですら、事故の次の日にはバスで安全な場所に連れて行き、さらに夏休みには林間学校を開いたのに、日本は1年1ミリから1年20ミリにあげて逆方向に行きました。今でも福島は大人1ミリ、子供20ミリなのでしょうか? 実に情けないことです。

・・・・・・・・・

将来、なにも知らなかった子供が一人でもベッドに横たわってはいけない。その時の親の苦しみを感じることができない「抜け殻」になった人は指導者という地位からから下がってもらいたいと思います。

 

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コメント
 
01. 2011年9月27日 08:25:55: FuasOj3ZdE
http://www.goethe.de/ins/jp/tok/ja8144869.htm


複合的で、複雑。かといって他に方法はない。

福島原子力発電所の大惨事は、私たちにエネルギー問題を根本的かつ早急な事柄として考えなおすことを迫った。そして化石燃料についての再考と新しいエネルギーへのシフトとならんで、環境にやさしい都市づくりも必要な課題であることは否めない。

しかし、これを実践するのには複合的で複雑な壁が立ちはだかる。健康的な生活条件と労働条件を継続的に確保するには、そのために必要なすべての要素を調和させなければならないからだ。つまり、エネルギー効率の良い建築、環境に配慮した建材、水を大切に使う、現存する植生を保護する、緑化コンセプトを実践する、廃棄物の発生を避ける、環境にやさしい交通計画の原則を守る・・といったすべての側面を同時に考慮しなければならないのだ。
それは容易なことではない。これらの要素は様々な形で相互に関係しており、相互に条件づけ合い、影響しあい、互いに矛盾し合うことすらある。さらに、全体の調整にあたっては、建設コストに加え建物と都市インフラの運営管理にかかるコストも決定的な役割を果たす。

共通点

ドイツ都市学研究所 (Difu) の環境と交通の専門家であるイェンス・リッベはこう述べる。「エコロジー志向の都市計画は複合的な性格を持ちますが、ひとつ共通点があります。それはコンパクトな構造が維持されることです。都市性を重視するこということは、市街地に様々な機能を持たせ、暮らし・仕事・余暇のために魅力的なインフラを整えることですが、そうすれば、環境に害を与える交通の流れと郊外化に向かうプロセスを避けることになります」。

Difu は、土地利用面積の削減と持続可能な土地利用マネジメントをめざしたプログラム「レフィーナ」 に協力している。これは連邦政府が実施している持続可能性国内政策の一環のプログラムで、土地の効率的利用をめざしたものである。これまでドイツでは、新しい住宅地と交通用地として1 日につき 120 ヘクタールの土地が使われてきた。レフィーナ戦略の目標は、これを2020 年までに 30 ヘクタールにまで削減することである。目標達成のためには、地方自治体が工業団地用の用地を共同で指定することも必要となる。

エネルギーの側面から都市の再開発を考える

現在の気候問題は、都市再開発にあたってエネルギーの側面を考慮することをプランナーと建築家の重点課題としている。効率の良い断熱、空調システム、太陽光発電や地熱発電といった代替エネルギーのみを使用する、など数多くのプロジェクトが実地テスト段階にあるほか、低エネルギーハウスやソーラー団地の建設が進んでいる。また分散型のエネルギー利用や有害物質を排出しないエネルギー利用が試験段階にある。

そうした状況のなかで関係者は、1990 年代初頭のエコロジー都市のモデル計画から得た経験を生かしている。たとえば、ベルリン・ヘラーズドルフでは、約200戸が入居していたコンクリート製のプレハブ集合住宅が、エコロジーの側面を考慮して見事にリフォームされたというケースがあった。ファサードの断熱機能と新しい窓によって暖房需要が減り、雨水の使用と節水設備によって水の使用量が減少。ファサードとオープンスペースに植えられた緑によって、微気候も改善された。

分散した柔軟な解決法

当時のプロジェクトのアプローチのなかには、実験から始まって今やスタンダードとなったものも多くある。しかし、地域によって条件が大幅に異なるため、エコロジカルな都市計画には型どおりの解決法は存在しない。

持続可能な都市計画の基礎となるのは、現地での詳細な作業である。エネルギー、水、土地、建材の扱いは、その土地に特化した形でおこなわれなければならない。そしてこうした基礎は、説得力のある都市計画構想の一部となり、環境・社会・経済面での目標を考慮した一貫性のある全体計画の一部として盛り込まれていなければならない。

したがって、プランナーは、ドイツにおける人口構造の変化にも考慮する必要がある。たとえば、人口が急減している地域で、交通インフラを維持するにはどうすればいいのか。分散型の柔軟な解決方法が可能だ。市民バス・イニシアティブの活用である。つまり市民ボランティアがバスを運行し、不十分な交通網を補い、公共交通機関が運行しない(しなくなった)地域に交通手段を提供するのである。

住民の行動が決定的な役割を果たす

では、建物が密集しているために「ヒートアイランド」と化している都市では、気候変動によってもたらされた明らかな影響、気温上昇と極端な天候にどう対応するべきなのか。この問いに対する究極の答えは今のところ出ていない。しかしDifu のイェンス・リッベにはわかっていることがひとつだけある。「この変化をもたらしたのは人間です。したがって、その結果に影響を及ぼすことができるのも人間です」。エコロジカルな都市計画は、プランナー、建築家、エンジニア、科学者が持つ技術的なノウハウだけでは成立しないものだ、とリッベは言う。「分野の垣根をこえた総合的な協力がカギとなります。したがって、住民と利用者の行動も決定的な役割を果たすのです」。住民ひとりひとりが、自分の行動が地域の生活条件に影響を与えるのだということを認識しなければならないのだ。

展覧会「ポスト・オイル・シティー展 − 都市の未来の歴史」はこれらの問題にフォーカスし、環境型都市の新しい例アブダビのMasdar City、ドバイのXeritown、エチオピアのNEST構想など現在進行中のプロジェクトを紹介します。本展は、ドイツ対外文化研究所、建築および都市計画の専門誌ARCH+、並びにドイツ連邦建築家協会(BAK)の共催により、2011年9月22日から10月10日まで、横浜市みなとみらい駅のみらいチューブにて開催されます。詳細はこちらのページをご参照ください。


02. 2011年9月27日 08:41:28: Cma67oQVFM
1125aiai: 世界でもっとも汚染された地域1位が福島http://t.co/r3DrPkbK と。『デァシュピーゲル』に掲載されたミンスクの子どもの記事「突然授業中鼻血を出す、倒れる、一時間二時間集中して何かをすることができない」(90年5月7日号)

03. 2011年9月27日 10:24:27: KVDA3EYveY
ロシアンルーレットで高濃度セシウム汚染米を口にするより、たとえ福島・宮城でも正直な生産者から数値を承知の上購入するほうがいい。

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