http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/750.html
Tweet |
どじょう野田首相の本性が泥の中から顔を現してきた。日本の原発水準は地に堕ちた。
http://31634308.at.webry.info/201109/article_25.html
2011/09/23 22:49 かっちの言い分
菅首相は脱原発をさかんに述べていたが、その菅政権の延長の野田首相がどんなスタンスか興味があった。野田首相がニューヨークの国連本部で原子力安全に関する首脳級会合において、脱原発には触れずに原発の安全管理の基準を最高のレベルにする必要があると述べた。
また、一時期原発輸出の話も無くなっていたが、野田内閣になってから、急に原発輸出の話が復活してきた。また、来年2月からはストレステストをパスした原発から順次稼働していく予定と述べた。一昨年の9月に鳩山・小沢政権が発足して、自民党の政策を変えてくれると思っていたが、菅前首相に代わり、さらに野田氏に代わって、益々第二自民党政権化してきた。これだけ未曾有の原発事故を起こしながら、また2度まで核被害を受けながら、原発政策を変える雰囲気もなく、原発をさらに進めて世界最高水準とすると言っている。全くの期待外れである。
国連本部で初のデビューが「原発の安全性 “世界最高水準に”」にする必要があると述べたことに、空々しさと、大いに違和感を感じる。日本の原発は、絶対に安全だと巨額な広報費を使ってどんどん増設してきたが、千年に一度の大地震によって、いとも簡単にメルトダウンし、日本中、世界中に多大な被害を与え、まだ与え続けている。これが終わってから「世界最高水準」と言うならまだしも、まだ収束宣言も出来ない内から話すことは「過大広告」である。本当に安全ならメルトダウンなんかはしない。
東電は、事故時の手順書を国会に求められ、真っ黒に塗って提出したという。きっと、そのまま出して検証されては困ることが書かれているのであろう。こんな原発を他国に輸出して、その国を未来永劫、核の恐怖と核物質の管理に子々孫々まで負担を負わすべきではない。政府が、復興税を50年償還の建設国債にすることは子孫に負担を残すからダメだと述べているが、一旦原発を導入したら核廃棄物を1000年単位で子孫が面倒を見なければならない。輸出国のメーカーはもう存在しないだろう。日本は核拡散の片棒を金もうけのために担ぐべきではない。
東電は、以下の記事ように目を疑う行為をやろうとしている。
低濃度汚染水、浄化し発電所内に散水へ 福島第一6号機
http://www.asahi.com/national/update/0922/TKY201109220633.html
東京電力は22日、福島第一原発6号機のタービン建屋地下にたまった低濃度の放射能汚染水を浄化したうえで発電所内に散水する計画を明らかにした。従来の運転時に法律で海に放出が許されていたレベルにまで浄化する。今後、周辺自治体の理解を求めるという。
汚染水は震災時の津波や地下水が、爆発で周囲に放出された放射性物質と共に入り込んだとみられ、今も増えている。これまで仮設タンクに約1万トン、大型浮体式構造物(メガフロート)に約7千トン移した。
汚染水の放射能は1ミリリットルあたり0.01ベクレルで、国の放出基準とほぼ同じだが、放射性物質を除去して十分に濃度を下げるという。東電は「地下に染みこみ海に流れても環境への影響はほとんどない」とする。経済産業省原子力安全・保安院は放射性物質の除去の徹底を求め、基準を下回ったか確認するとしている。
まことしやかに、核汚染水を『浄化』という詭弁で原発敷地内に散水するという。もう汚染水を貯めておく場所がなくなったのであろう。基準値より薄い汚染水と言っているが、これを何回も散水すれば2倍、3倍と地上表面に蓄積する。
今、福島の汚染された表土を除染しようとしているが、まるで逆行した行為である。これが日本が「世界最高水準に」しようとしている実態である。メルトダウンも止められないような技術では止めた方がいい。
日本の原発技術は地に堕ちている(放射能だけはどうしようもない)。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素16掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。