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放射性セシウム 検出のコメ4%
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110918/k10015685501000.html
9月18日 19時40分 NHK
東北や関東地方などで収穫されるコメの放射性物質を調べる検査は、予定されている半数以上が終了しましたが、放射性セシウムが検出されたのは全体のおよそ4%で、最も高い数値でも国の暫定基準値の4分の1余りにとどまっています。その結果、安全性が確認されたとして、15の県の市町村でコメの出荷が始まっています。
政府が求めているコメの放射性物質の検査は、合併前の旧市町村単位で検査地点を選び、収穫前に一部を刈り取って放射性セシウムによる汚染の傾向を把握するための「予備調査」と、収穫したあとの「本調査」の2段階で行われています。収穫後の検査で、すべての検査地点で国の暫定基準値の1キロ当たり500ベクレル以下だった旧市町村で、コメの出荷ができるようになります。このうち予備調査が行われる9つの県では、福島と宮城を除いてすでに終わっています。これまでに▽福島県の64か所、宮城県の3か所、▽栃木県の2か所、▽岩手県と茨城県、千葉県のそれぞれ1か所の合わせて72か所のコメから放射性セシウムが検出されましたが、最も高い数値は福島市の旧小国村の1キログラム当たり136ベクレルで、国の暫定基準値のおよそ4分の1と基準を大幅に下回っています。
一方、本調査は17の都県で行われ、予定の半分余りで結果が判明しています。放射性物質が検出されたのは▽福島県の10か所、▽宮城県の8か所、▽茨城県の2か所、▽栃木県と千葉県のそれぞれ1か所の合わせて22か所で、最も高い数値は宮城県白石市の旧越河村の1キログラム当たり101.6ベクレルで、暫定基準値の5分の1にとどまっています。予備調査と本調査を合わせると、全体の60%余りで結果が判明し、放射性物質が検出されたのは94か所で、判明したうちの4.3%となっています。こうした結果を受けて、▽千葉県では52の市町村すべてで、▽宮城県では34の市町村のうち25で、▽茨城県では44の市町村のうち40でコメの出荷ができるようになるなど、15の県の一部の市町村でコメの出荷が始まっています。このうち福島県では、2つの町で一般米の出荷ができるようになっているほか、20の市町村で早場米の出荷が始まっています。
これについて、放射性物質が稲に及ぼす影響を調べている東京大学の根本圭介教授は「コメの放射性物質の吸収には、土壌に含まれる放射性物質の濃度とその地域の土壌の性質が関係していると考えられる」としたうえで「福島県の農地は放射性セシウムと強く結びつく粘土質が含まれる場所が多いため、コメに吸収される量が少なかったのではないか」と分析しています。また、福島県以外の地域については「農地の放射性セシウムの量が比較的少なく、コメの吸収量も少なかったとみられる」としています。
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