http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/619.html
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プルトニウム等に関する小出氏の楽観的見解とそれを否定する様々な悲観的警鐘
http://blogs.yahoo.co.jp/nothigcat2000/21276326.html
2011/9/18(日) 午前 8:22 先住民族末裔の反乱
週刊実話(2011年09月17日14時00分 livedoor news)では、「地中に沈んだプルトニウムの危険」と表し、プルトニウムが地下水を通じて海に流れ甚大な海洋汚染を引き起こしているとする。それに加えて大量に大気中に気化した有毒放射性物質について、2011年9月15日、小出裕章氏が毎日放送「たね蒔きジャーナル」に出演した際、非常に楽観的な見解を述べている。
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20110915 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
http://youtu.be/rXFOmD0hF0w
質問者:「(前略)理解できるほどに不思議なのですが、放射性生成物の中には様々な核種が存在してるはずなのに問題になるのはいつもセシウム134、137、ヨウ素131、時々メディアによってストロンチウム90だけです。他の放射性生成物はなぜ問題にされないんでしょうか。この疑問がどうしても分かりません。子どもを抱える身としては色んなことを勉強して、事故防衛するしかないと思っているのですが。という質問なのですが」
小出氏:「ウランが核分裂反応を起こすと、およそ200種類ぐらいの核分裂生成物という放射性核種が生まれます。今問題になっているのはセシウム134と137。そして事故の当初は、ヨウ素という放射能が問題になっていました。なぜそれらの放射性核種だけがことさら問題にされるかというと。原子炉の事故の時に、環境にとても逃げて着やすいというそいういう性質を持っているから、です。セシウムやヨウ素よりもっと逃げて着やすい放射性物質も、実は、ありまして。それは希ガスと呼ばれている、一群の放射性核種です。キセノンとかリプトンとか。いうような希ガスと私たちが呼んでいる一群の放射性核種があるのですが、それは完全にガス体であるために原子炉の中に、入っていたもののほとんど全量が事故の時に環境に出てきてしまいます。
ですから事故の当初は希ガスが問題になった時期もあったはずなのですが。えー、希ガスというのは完全なガス体でして。仮に人間化呼吸で吸い込んでも、人……、体の中にはたまらないですぐにまた、出ていってしまう。風に乗って流れてきても地面に沈着することもない。そういう性質を持っていますので、事故の本当の当初だけにしか問題になりませんし。危険性があまり大きなものでもありません。えー、そういうことがあって、事故の当初に問題になるのは、希ガスを除けば、ヨウ素で、あるし。その後長期間にわたって汚染を広げて、食べ物などを通して被曝をさせるというのはセシウムが一番重要になる、ということです。」
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つまり小出氏は希ガスとして大気中にばら蒔かれたプルトニウムなどはヨウ素やセシウムと比して、吸引しても人体には蓄積されないのでさほど影響はない。一方、ヨウ素やセシウムは食べ物で内部被曝されるため、これらがクローズアップされたと主張している。これは明らかに被曝者に数多くの被験も持つ郷地医師とは全く異なる見解である。郷地医師はプルトニウム等希ガス化した放射性物質がβ線やα線を放出し多大なる人体への悪影響を及ぼす可能性が高く、その事実を隠蔽するために高々原子炉内にあった放射性物質全体の僅か2%程度に満たないヨウ素やセシウムをダミーでクローズアップ化させているとことを示唆している。
プルトニウムが核兵器の原料であること及び数々の臨床結果報告に鑑みれば、小出氏の『仮に人間化呼吸で吸い込んでも、人……、体の中にはたまらないですぐにまた、出ていってしまう。風に乗って流れてきても地面に沈着することもない。そういう性質を持っていますので・・・』という行に多大な疑念を抱かざるをえない。一旦吸引した場合、α線はγ線と比して体内で膨大なエネルギーで細胞を破壊し癌を誘発することは、郷地医師が報告したように長崎県の被曝がん患者の解剖・臓器分析事例から証明されている。
また『週刊現代』2011年9月10日号で神戸大学大学院海事科学研究科・山内知也教授は次のように指摘する。
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「プルトニウムの場合、ホットパーティクルと呼ばれる微粒子を体内に取り込むと、外部被曝に比べて数百倍の危険性があると言われています。今回の原発事故では、一部の研究者が福島第一の周辺でプルトニウムを検出済みですが、これは冷戦時代の核実験の名残りでは、という意見もあります。
ただ、リストを見るとどこかに濃く残っているのかもしれません。このリストで、私がより心配になったのは、内部被曝すると骨の中心にまで入り込んでしまうストロンチウムです。これまでいろんな研究者が土壌調査などをした結果を見て、さほどストロンチウムは放出されていないと安心していました。しかし、試算値を見るとまったく安心できない。セシウムに比べてストロンチウムは100分の1程度の量ですが、その危険性はセシウムの300倍と主張する科学者もいます」
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本年6月に原子力災害対策本部がIAEAに提出した資料(6月6日の記者会見で配布された保安院公表資料)によれば、福島1号機〜3号機の合計でのプルトニウムとヨウ素の放出合計は下記のとおりである。
・Pr238・・・・1.9×10の10乗(Bq)・・・・・I131・・・・1.6×10の17乗(Bq)
・Pr239・・・・3.2×10の 9乗・・・・・・・・・I132・・・・4.7×10の14乗
・Pr240・・・・3.2×10の 9乗・・・・・・・・・I133・・・・6.8×10の14乗
・Pr241・・・・1.2×10の12乗・・・・・・・・・I135・・・・6.3×10の14乗
郷地医師の資料では全放出量の20%がプルトニウムであり、ヨウ素とセシウムの合計はその10分の1程度の僅か2%としている。3号機がプルトニウム原発であったにも拘わらずこの真逆の数値は素人なりにも政府・東電は嘘八百を並べIAEAに報告したのだと想定がつく。この比率こそ、マスコミがヨウ素やセシウム特化報道の真意が隠されていると私は思う。
ところでENE NEWSによれば、
「東京西部(八王子)でプルトニウムより危険なアメリシウム241が発見された。」と報じている。そこで改めてアメリシウムをwikipediaで確認すると、次のように説明されていた。
>原子炉内のプルトニウム239に2個の中性子を当てると、プルトニウム241ができ、これがβ崩壊して、アメリシウム241(半減期432.2年)となる。
つまり既に東京に核兵器の原料であるプルトニウム239が到達し、そこで大気中に人体に有害な発見された同位体の中で最も半減期が長いのは、アメリシウム243の7380年である。
この記事の信憑性を疑う見解もあるが、今年4月の段階で福島第一原発付近の土壌から微量(?)とはいえ、アメリシウムとキュリウムを検出されたことが報じられた。
さらに週刊現代は6月より独自にイギリスの研究機関の協力を得て、福島の大気中にどんな放射性物質が飛散しており、福島の人たちがそれをどれくらい吸い込んでいるのか、調査・シミュレートした結果が掲載されている。
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/13228?page=3
これによれば、大気中のチリ・埃・ゴミを吸い取る役割を有する乗用車のエンジン部についているエアフィルターを利用し、福島原発より30~50km離れた地域(主に福島市内)を、3月11日以降100~200km走行している車のエアーフィルターを@ロシア製ガイガーカウンターAドイツ製ガンマ線分光器Bオックスフォードの専門研究施設の高分解能ガンマ線分光器(最小排気量車のみ)で調査を行った。その結果、
@ガイガーカウンターによる放射線量測定は、0.12~0.17マイクロシーベルト
ABガンマ線分光器でフィルターからはセシウム137、セシウム134、ヨウ素131、テルル129mなどが検出
以上から成人は0.38~0.53ミリシーベルト(=380~530マイクロシーベルト)のセシウム134、セシウム137を吸引したことになる、との結果が算出された。子供の場合は成人よりも呼吸量が6割落ちるので、0.1~0.16ミリシーベルトとなる。EURATOM(欧州原子力共同体・ヨーロッパ15ヵ国が加盟する、原子力産業の発展を目標とした機関)が定めた基準では、年間の内部被曝量の限度を0.15ミリシーベルトと定めており、これを超えると健康に重大な影響を引き起こすとされる値を示している。
この外に注目されるのはテルル132が発見されたことである。同誌は6月3日には、原発事故直後に、核燃料が損傷したことを示す「テルル132」という放射性物質が検出されていたにもかかわらず、原子力安全・保安院はこのデータを公表しなかったことが発覚したと伝えた上で、これについて欧州放射線リスク委員会の科学委員長であるクリス・バズビー博士の次のような見解を掲載している。
「テルルが検出されたというのは、とても興味深いデータですね。なぜならこれは、核分裂によって生じる物質なのですが、半減期が33日ととても短いからです。半減期が短いものが、原発事故より3ヵ月がたった6月に採取したフィルターから検出されたということは、核分裂が今も続いている可能性---つまりは再臨界を起こしている可能性を示唆しています。最初に放出された量がわからないので、これが確かなことかどうかは断言できませんが、再臨界が起きていたのかどうか、政府や東電は調査し、その結果を公表すべきです。」
「たとえその量がセシウムの100分の1だったとしても、プルトニウムの線量はとても高く、この100日間だけで24ミリシーベルトとなります。もしも検査によって一定量のプルトニウムが検出されれば、もはや安全かどうかを議論しても、意味がないレベルとなります。」
またアメリシウムの検出もウラン・プルトニウムとの関連で重要な意味を持つようだ。同誌で検出されたアメリシウムに関して、立命館大学の安斎育郎名誉教授は次のように述べている。
「原子炉内にあるウラン238が中性子を吸収してプルトニウム239となり、さらに段階を経るとアメリシウム241になります。もしもアメリシウムが本当に出ているなら、プルトニウムが出ている可能性もあると言えるでしょう」
最後に同誌は、今回のガンマ線分光器を使った検査ではガンマ線を出さない放射性物質は検出されず、それはプルトニウムやウラン、アメリシウムがアルファ線を出すことが原因で、これを検出するには別の特殊な検査を実施する必要があり少し時間を要するため、プルトニウム、ウランの検出結果については追って詳細を伝えたいとしている。
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Americium-241 found in soil west of Tokyo at 74 becquerels/kg — “Much more dangerous” than Plutonium-241
(September 14th, 2011 at 03:54 PM ENE NEWS)
http://enenews.com/alert-americium-241-found-soil-west-tokyo-74-becquerelskg-dangerous-plutonium-241
核燃料損傷で放出?放射性物質2種、敷地で検出
(読売新聞 4月27日(水)18時57分配信)
東京電力は27日、福島第一原子力発電所の敷地内土壌から、放射性物質アメリシウムとキュリウムを検出したと発表した。
事故に伴う核燃料の損傷で放出されたとみられる。プルトニウムと同様に、原子炉の運転で生成される元素で、吸い込むと肺にとどまり、がんを引き起こす危険性がある。今回の検出量はごく微量で、人体に影響ないという。
東電によると、土壌は敷地内の2地点で、3月28日に採取。うち1号機の西北西約500メートル地点の土からは、1キロ・グラムあたりアメリシウム241が0・033ベクレル、キュリウム242、243、244が0・2〜4ベクレル検出された。
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