http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/578.html
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また誤誘導か?不可解な国民生活センターの放射能測定機検査結果
http://blogs.yahoo.co.jp/nothigcat2000/21255999.html
2011/9/16(金) 午前 8:29 先住民族末裔の反乱
その大本営放送局NHKが興味深い報道がなされた。福島第一原子力発電所で汚染水を処理する装置の修理をしていた作業員の少なくとも4人が、放射線の一種、ベータ線を測定する線量計が退避を知らせる設定値を超えていたと報じたのである。注目すべきはβ線の計測が原発地ではなされていたこと、及びβ線がγ線に比して人体により甚大な影響を及ぼすことを東電・政府は認識していた点にある。β線計測を政府らは全く口にせず、マスコミは未だにヨウ素やセシウムに限定したγ線量の報告に終始していることに呆れるばかりだ。
その一方で、
PIO-NET(全国消費生活情報ネットワーク・システム)に、2011年3月11日の震災以降2011年7月末までに「放射線測定器」に関連すると考えられる相談が391件寄せられ急増していることから、比較的安価な放射線測定器が放射性セシウムを正しく測定できるかについてテストし情報提供することとしたという。
その内容の関心事項のみ抜粋してみた。
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比較的安価な放射性測定器の性能(発表情報) 〜 国民生活安定センター
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20110908_1.html
〔主なテスト結果]
・自然放射線の測定試験
◎参考品を除く9銘柄は通常の環境程度以下の自然放射線を正確に測定できなかった。
・セシウム137由来のガンマ線測定試験
◎参考品を除く9銘柄は、照射線量率と測定値に相関がみられたが、総じて正味値が低く、ばらつきも誤差も大きいため、正確な測定はできなかった。
[消費者へのアドバイス]
・今回テストを実施した放射線測定器では、食品・飲料水等が暫定規制値以下かどうかの測定はできないので、こうした目的で購入・使用することは避ける。
・環境中の放射線を測定する場合、公表されているデータ等を参考にし、測定器の示す値を直ちに信頼することは避ける。
[事業者への要望]
・環境中の微量の放射線や、食品・飲料水等が暫定規制値以下であるかどうかの判定はできないことを明記するよう要望する。
・放射線を正確に測定できない銘柄があったので、製品の改善を要望する。
・販売サイトには放射線を正確に測定できる旨の広告が見られたが、実際には仕様に記載のある誤差範囲を満たしていなかったので、消費者に測定器の性能を過信させるような表示・広告をしないよう要望する。
[行政への要望]
・比較的安価な放射線測定器では、食品や飲料水等が暫定規制値以下かどうかの判定はできないことを周知徹底するよう要望する。
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その上で関連報告書中には、
「通常環境下で、テスト対象銘柄は総じて参考品(ンチレーションサーベイメーター)より高い値を示し、ばらつきも多く、0.06 μSv/H 以下の低線量を正確に測定することはできない。よって食品の暫定基準値である500Bqに相当する0.007 μSv/Hを測定できない。」
とする旨強調し、またセシウム計量に関しても次のように述べている。
「セシウム137を校正用線源を使用し測定すると、参考品が、0.115 μSv/Hを示すのに対し、テスト銘柄を比較すると総じて低い値を示し、ばらつきも多く、0.115 μSv/H 以下の低い線量照射でも正確に測定することはできない。」
つまり低価なテスト品は高額のシンチレーションと比して、通常環境下では高い値を、セシウムに関しては低い値を示すというのである。素人が考えるにも計測対象に応じて、高くなったり低くなったりするのは摩訶不思議な説明である。さらに国民センターの同調査は厭くまでγ線計測のみ対象とするもので、β・α先には全く触れておらず、またテルル等他の半減期の長い放射能物質を政府が認めているにも拘わらず、その放射源をセシウムに特定するのも非常に不可解である。加えて本調査が東京で行われているのならば、自然環境下で0.06 μSv/H(1mSv = 1000 μSv)という前提も非現実的と捉えねばならない。
これは明らかに国民センターを通じ、その情報を挙ってマスコミ各社に報道させることによって、
市販の放射能計測器=不正確(食品等では高い数値を示す)
その一方で、従来から報道されたセシウムはこれらより高い数値(安心の最大値)が報告されていることを恣意的に誘導する意図を私は感じる。時を同じく石原がテレビで「国民に測らせないほうがいい」と発言したこととも整合し、“計測値の国家統制”並びに“被爆地食品の安全性偽装”が目的であるようにすら感じられるのである。
こうなると今まで行政から発せられた測定数値すら全て信憑性が皆無だと疑わねばならくなった。反原発のデモが盛り上がり、反原発専門家から真実を示す証拠が次々と白日のもとに晒される現実にあって、上記隠蔽工作が仮に事実であるとすれば、政府・役人という人種は未だ国民を愚弄し続けていることになる。カネと利権に溺れた世間知らずの愚かな連中だ。こうした行政を使ったヤラセは却って国民の不信感を誘発し、権力者側には不利になると私は思うのだが・・・・
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09/15 05:34 NHKニュース
◆社会
ベータ線設定値超えて作業
東京電力福島第一原子力発電所で汚染水を処理する装置の修理をしていた作業員の少なくとも4人が、放射線の一種、ベータ線を測定する線量計が退避を知らせる設定値を超えていたにもかかわらず、作業を続けていたことが分かりました。4人の被ばく量は、法律で定められた上限値を下回っていますが、福島第一原発では、先月下旬から予定外の被ばくをするケースが相次いでいて、東京電力の対応が問われています。
放射線測定器、相談391件=廉価品、不正確な数値も−国民生活センター
(2011/09/08-19:59 時事ドットコム)
福島第1原発事故で、国民生活センターは8日、放射線測定器に関する相談が7月末までに391件に上ったと発表した。インターネット販売されていた安価な測定器のテストでは、低い線量を正確に測定できなかったとしている。
同センターは事業者に対し、製品の改善を要望。その上で、政府の公表データを参考に、機器の測定値を直ちに信頼することは避けるよう消費者にアドバイスしている。
同センターによると、相談は3月8件、4月68件、5月85件、6月152件、7月78件。内容別(重複可)では、「契約・解約」が最も多く274件。次に「販売方法」197件、「品質・機能」122件と続いた。金額別では、5万円以上10万円未満がトップで149件、次に1万円以上5万円未満が97件。合計すると全体の62.9%を占めた。
同センターは1万円以上10万円未満の価格帯でネット販売されていた十数種の製品のうち、入手できた中国製、製造国記載なしの9製品をテスト。自然放射線の測定値がいずれも、正しいとみられる数値より高く、各10回の計測でばらつきも見られたという。日本製は含まれていないが、自治体が購入したケースもあった。
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