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毎日新聞 9月15日(木)20時59分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110915-00000110-mai-soci
環境省は15日、東北、関東地方など16都県の産業廃棄物焼却施設で、焼却灰の放射性セシウム濃度を調査した結果、福島県内の1施設で埋め立て可能な新基準(1キロ当たり10万ベクレル以下)を超える14万4200ベクレルを検出したと発表した。この施設のほか、福島、岩手、千葉の3県5施設の焼却灰で、埋め立てる場合には焼却灰をセメントで固め、保管施設に雨水の浸入を防ぐ措置が必要な1キロ当たり8000ベクレルを超す濃度が計測された。
調査は、6月に東京都内の一般廃棄物焼却施設で、埋め立て可能な当時の暫定基準(1キロ当たり8000ベクレル)を超す放射性セシウムが検出されたことを受け、同省が実施した。青森を除く東北5県、関東甲信越の1都9県、静岡県の産業廃棄物焼却施設約650施設のうち、各都県がサンプルとして選んだ計110施設で測定した。
その結果、8000ベクレルを超えたのは▽福島県4施設(1キロ当たり1万800〜14万4200ベクレル)▽岩手県1施設(同2万3000ベクレル)▽千葉県1施設(同1万1500ベクレル)−−だった。これらの施設は、木くずや汚泥など屋外から運び込んだものや、屋外で保管していた廃棄物の焼却を行っている。新基準を上回る高濃度の焼却灰は、放射線を遮蔽(しゃへい)する状態で一時保管されているという。
その他の施設は全体の約3分の2の77施設が1キロ当たり1000ベクレル以下で、約4分の1の27施設が同1000〜8000ベクレルだった。
東京電力福島第1原発事故を受け、同省は焼却灰の埋め立て可能な暫定基準(1キロ当たり8000ベクレル以下)を示したが、8月31日に基準を変更した。一般廃棄物焼却施設を対象にした調査で最も高かったのは福島市内の施設の9万5300ベクレルだった。【藤野基文】
◇産業廃棄物処理施設の焼却灰測定結果(概要)
都道府県 測定結果
岩手県 13(1) 不検出〜2万3000
宮城県 5(0) 不検出〜1950
秋田県 10(0) 不検出〜2300
山形県 8(0) 不検出〜2160
福島県 13(4) 不検出〜14万4200
茨城県 5(0) 60〜5900
栃木県 5(0) 32〜2830
群馬県 5(0) 不検出〜7500
埼玉県 4(0) 不検出〜6410
千葉県 9(1) 13〜1万1500
東京都 7(0) 不検出〜380
神奈川県 4(0) 41〜1347
新潟県 4(0) 不検出〜61
山梨県 4(0) 不検出〜2005
長野県 10(0) 不検出〜820
静岡県 4(0) 不検出〜190
計 110(6)
※数字は報告施設数、カッコ内は1キロ当たり8000ベクレルを超した施設数。測定結果の単位は1キロ当たりのベクレル数。
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