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投稿者msehi
http://d.hatena.ne.jp/msehi/
(解説)
第7回は原発テロへの安全性の審議から始まります。
本当に政治家の巧みな嘘の才能には、感心させられてしまいます。(実際はドイツではロビーイストが、日本では官僚が原稿を作っているわけですが。)
原発と再生可能エネルギーが同じコインの表と裏とするなら、すべての対立する議論もそのような論法で押し切ることができることになります。
もっともドイツでは、このような見掛け倒しの無責任な政治家ばかりではなく、このフィルムに登場する政権与党議員のヨセフ・ゲッペルのように、ドイツの未来のために脱原発をはっきりと主張する政治家も少なくありません。
またドイツで市民から最も愛されているベルリン市長ヴォーヴェライト(社会民主党)は、市民の公僕となって献身的に市民に仕えるだけでなく、トルコ人やアフリカからの移民の人たちの暮らしの困窮を、手厚い言語教育や職業教育で打開しようとしています。
ヴォヴェ(愛称)は2001年に市長に選出された際、「私はゲイであることを誇りにしています」と述べたことで、敬虔なクリスチャンに激しい反発に会いました。
しかし2005年の2期目の選出(現在は3期目)では、クリスチャンの人たちが熱狂的な支援者でした。
それはヴォヴェが休暇も返上して、ひたすら市民のために尽くしてきたからに他なりません。
彼は親の離婚のため貧しい母子家庭で育ちましたが、戦後の親の経済状態に左右されないドイツの民主教育制度によって、ベルリン自由大学の大学院にまで学ぶことができ、現在は学者でもあります。
そのような経緯を自叙伝『--und das ist auch gut so (ゲイもよいことです)』 で語っており、市民政治のために身を捧げたいと結んでいます。
日本では考えられないことですが、彼は日本の無責任な政治家とは違い、この10年間でベルリンの財政赤字を克服し、ベルリンの世界の教育都市、そして多民族文化都市としての長期計画を一歩一歩着実に実現しています。
もっともドイツでも、国民の8人に1人を相対貧困者に陥れたシュレーダー前首相(社会民主党)のように、退任後裏切り者と非難されるなかで、ロシアの天然ガス巨大コンツェルン(Gazprom),フランスの銀行(LazardFeres),大手出版社(Riegier)などの企業顧問に就任し、莫大な収入を得ている厚顔な政治家もいます。
次に政府顧問のオラーフ教授が風力発電の製造工場を見学します。
そして専門家が集まる環境事務局(環境省)は厖大な資料調査から、2050年までに風力発電、太陽光発電、そして水力発電からなる再生エネルギーだけでドイツの電力を賄うことができると報告します。
このように専門家が集い、政治に左右されることなく一つ一つの事実に基づき、結論もしくは目標を組み立てていくやり方は理想的と言えるでしょう。
しかも書類は常に公開されていることから、適正な世論形成にも役立ち、目先の組織利益で動こうとする政党政府や産業界も最終的には従わざるを得ません。
そして今回の終わりは、ドイツ最初の洋上のウィンドパークの操業開始を映し出し、政府顧問のオラウフ教授や企業の専門家は、原発がこのような再生エネルギー転換の架け橋となるというのは、真っ赤な嘘であると証言します。
(シナリオ)
(ナレーション)
社会はどのくらいのリスクを担わなければならないのか?
そして社会はどのくらい担うことができるのか?
古い原発は、益々故障や予測できないテロが脅かします。
政府は、安全性が審議できるものではないことを確認します。
(オラーフ教授 政府顧問)
安全性は審議できるものではないとする政府発言は、脱原発から全力で下車することにそぐわない。
何故ならもし安全性が審議できないものなら、明らかに原発はでき得る限り早く停止すべきという結論になるだろう。
(ナレーション)
首相の州知事たちとの危機会談。
何故なら政府は連邦参議院で過半数を失い、原発計画はぼた山の上に立っている。
連邦参議院の同意は必要か? 激しい議論の余地がある問題。
新しい大統領は決定しなければならない。
巨大企業の代表たちは、運転期間延長の実現をメルケル首相に迫る。
政府はエネルギー転換を約束する。
原発は太陽や風からの電力への架け橋を築くべきである。
(フォルカー CDU議員団代表)
私たちは地球温暖化の目標の達成を望んでいる。そのためには原発は時代の架け橋の技術として利用されねばならない。
(ライナー FDP連邦経済大臣)
再生エネルギー時代の架け橋として、原発の運転期間延長は必要である。
(ヨアヒム CDUエネルギー政策スポークスマン)
再生エネルギーと原発は矛盾していない。
それらは同じメダルの表と裏である。
(ナレーション)
ブランデンブルク州のラウフハマー市の巨大風力プロペラ製造所において。
ここではエネルギー転換に向けて働いている。
政府環境事務局の政府顧問でもあるオラフ・マイヤー教授が、製造現場を案内される。
およそ1600のロタープロペラが毎年工場を出て行く。
それは500機の風力発電基に達し、原発一基の出力に相応する。
(フランク・バイゼ ベスタス社の工場案内人)
私たちの需要は巨大であり、潜在能力は需要よりさらに大きいと考えています。
さらに発展することは確実です。
(ナレーション)
それは将来の安定した職場を意味している。
ラウフハマー市だけで530人の雇用がある。
ドイツ製のロタープロペラは世界的に引き合いがある。
ベスタス社はまさに今新しい製造施設に数百万ユーロ投資し、出力能力のある風力発電基を建設しようとしている。
(フランク・バイゼ)
製造、場所、地域、そして技術への巨大な投資です。
(ナレーション)
ここでは、ロタープロペラによるエネルギー転換と呼んでいる。
政府の環境省環境事務局は以下のように見積もっている。
将来のドイツは風力、太陽光、そして水力だけで電力を供給できる。
現在ドイツは年間およそ580兆ワット時間の電力を必要としている。
2009年の原発は、その内ちょうど150兆ワット時間の電力を発電している。
脱原発政策が維持されれば、電力製造の原発の割合は遅くとも2030年までにゼロになる。
そこからは専門家も言うように、ドイツは最早原発を必要としない。
石炭や天然ガスの電力に対しては、再生可能エネルギーが増加してくる。
すなわち再生可能エネルギーは省エネ技術もフルに利用して、2050年までに単独でドイツの電力を賄うことが可能である。
(ナレーション)
最も重要な供給源は、洋上の巨大ウィンドパークでの風力発電である。
数週間前北海で、ドイツ最初の洋上ウィンドパークが操業を開始した。
環境大臣ノルベルト・レットゲンは開始合図をした。
しかしながら彼は自ら管轄する環境事務局の予測計画を受け入れようとせず、原発を引きとめようとしている。
(ノルベルト)
私は、一定の期間原発の延長が必要であると思う。
原発の機能は明らかである。
原発はそれ自体目標ではなく、架け橋である。
(オラウフ教授)
政府が事実に即して必要であるものに着手するなら、現在の脱原発を実現することは可能である。
それは私たちが必要とする政治的な要請である。
そのことについて全く議論もなく、石炭による発電所を廃棄し、原発運転期間を延長する。
これは、全く馬鹿げたことである。
(ナレーション)
メルケル首相の政治顧問オラウフ・ホウフマイヤー教授は、原発は架け橋ではなく、再生可能エネルギーの拡大を妨げていると確信している。
今日既に風力発電は強制的に電力網から切り離され、風力エネルギーが浪費されている。
その理由は、古い巨大原発の電力が電力網を完全に塞ぐからである。
(ウェルナー・フロービター エネルギー供給企業の再生エネルギー専門家)
原発は電力網を塞ぎ、再生可能エネルギーの必要な拡大を妨げる。
原発運転期間の延長を要請するものは、それでもって再生可能エネルギーへの電力産業の差し迫った必要な建設を脅かす。
「大いなるこけおどし・・・政治の間違った約束」(33分9秒から38分49秒まで)
http://www.zdf.de/ZDFmediathek/beitrag/video/1090144/Frontal21-Dokumentation-Der-grosse-Bluff#/beitrag/video/1090144/Frontal21-Dokumentation-Der-grosse-Bluff
第一回http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/353.html
第二回http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/397.html
第三回http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/416.html
第四回http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/435.html
第五回http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/467.html
第六回http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/498.html
(Narartion)
Wie viel Risiko also muss die Gesellschaft tragen ?
Wie viel ist sie bereit zu trgen ?
Alternde Kraftwerke, immer mehr Störfall und unkalkulierbare Terror gefahren.
Die Regierung bekräftigt: Sicherheit sei nicht verhandelbar.
(Prof. Olav)
Eine Regierungsaußerung oder eine politische Äußerung, dass Sicherheit kein verhandelbares Gut ist, pass mit der ganzen Bemühung aus dem Atomenergieausstieg auszusteigen, nicht zusammen.
Denn wenn Sicherheit nicht verhandelbar wäre, wäre die klare Konsequenz daraus, die Meiler so schnell wie möglich abzuschalten.
(Naration)
Krisentreffen der Kanzelerin mit ihren Ministerpresident.
Weil Ihnen jetzt die Mehrheit in Bundesrat fehlt, stehen die Atompläne auf der Krippe.
Müssen die Länder zustimmen ? Eine heftig umstritten Frage.
Die neue Präsident muss entscheiden.
Die Konzernchefs drängen die Kanzlerin: Die Laufzeitverlängernung muss kommen.
Die Regierung verspricht eine Energiewende. Atomkraft soll nur eine Brücke bauen zu Strom aus Sonne und Wind.
(Volker)
Wir wollen unsere Krimaziele erreichen. Deswegen wird die Kernenergie als Brückentechnologie noch für eine Zeit noch eingesetzt werden müssen.
(Rainer Brüderle)
Als Brücke ins regenerative Zeitalter brauchen wir die Verlängerung der Laufzeiten für Kernkraftwerke.
(Joachim )
Erneuer Energien und Kernenergie sind kein Widerspruch.
Sie sind zwei Seiten der selben Medaille.
(Naration)
Lauchhammer in Brandenburg, bei einem großen Windradhersteller.
Hier arbeiten sie an der Energiewende.
Professor Hohmeyer Olarv, der Sachverständige der Regierung, lässt sich die Produktion zeigen.
Rund 1600 Rotorblätter verlassen jahlich das Werk.
Das reicht für gut 500 Windenergielagen.
Deren Strom entspricht der Leistung eines ganzen Kernkraftwerks.
(Frank Weise)
Wir sehen, die Nachfrage ist riesig.
Das Potenzial ist noch größer als die Nachfrage.
Es ist weiter wachsen.
(Naration)
Das bedeutet auch zukunftssichere Arbeitsplätze.
Allein in Lauchhammer sind es 530.
Rotorblätter “made in Germany” sind weltweit gefragt.
Die Firma Vestas investiert gerade Millionen in neue Produktionsanlagen, will noch leistungsfähigere Windräder bauen.
(Frankweise-Vestas Deutschland)
Riesige Investitionen in die Fertigung in den Standort, in die Region und in die Technologie Energiewende durch Rotorblätter heißt es hier.
(Naration)
Der Sachverstädigenrat der Bundesregierung hat ausgerechnet: Wind, Sonne und Wasser können Deutschland in Zukunft mit Strom versorgen.
Der Zeit braucht Deutschland pro Jahr rund 580 Terawattstunden Strom.
2009 produzierten Kernkraftwerke davon gerade 150.
Bleibt es beim Ausstieg aus der Kernenergie, fällt ihr Anteil an der Stromerzeugung bis spätestens 2030 auf Null Ab dann, so die Expaten, braucht Deutschland keinen Atomstrom mehr.
Zu Strom aus Kohle und Gas kommen zunehmend regenerativ Energie.
Die könnten zusammen mit modernen Stromspartechniken bis 2050 ganz Deutschland versorgen.
(Naration)
Wichtigste Quelle: Wind produziert in großen Windparks auf See.
Vor wenigen Wochen in der Nordsee: Der erste deutsche offschore-
Windpark geht in Betrib.
Unwelltminister Norbert Röttgen gibt das Startzeichen.
Doch den Prognosen seiner eigenen Sachverständigen wii er nicht so recht sorgen, er hält an der Atomkraft fest.
(Norbert)
Ich glaube, dass wir eine überschaubare Zahl an zusätzlichen Jahren von Kernenergie brauchen.
Die Funktion der Kernenergie ist klar. Sie ist nicht selbst das Ziel, sondern sie ist die Brücke um erneuerbare Energien zu erreichen.
(Olauv)
Wenn sie umsetzen, was sachlich notwendig ist, bleiben sie bei den Ausstieg aus der Kernenergie, wie er in Moment besteht.
Das sind die politischen Imperative, die wir brauchen.
Keine Debatte mehr darüber, bauen wir Kohle weiter aus, verlängern wir die Laufzeit für Kernenergie.
Das ist völliger Unsinn.
(Naration)
Hohmeyer Überzeugug: Atmkraft ist keine Brücke, sondern behindert den Ausbau der erneuerbaren Energien.
Fest steht: Schon heute werden Windkraftanlagen zwangsweise vom Stromnetz abgekkolt, wind Windenergie vergeudet.
Der Grund: Die Netze sind verstopft. Voll mit dem Strom der alten Großkraftwerke.
(Wener Frohwitter)
Kernkraftwerke blockieren die Netze und hindern so den notwendigen Ausbau, weiteren Ausbau der erneuerbaren Energien.
Wer Laufzeitverlängerung für Kernkraftwerke fordert, gefährdet damit auch den dringend notwendigen Umbau der Elektrizitatswirtschaft hin zu regenerativen Quellen.
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