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9月12日 フランス核施設爆発事故の続報まとめ・・・。
http://bochibochi-ikoka.doorblog.jp/archives/3031718.html
2011年09月13日19:26 ぼちぼちいこか。。。
仏核施設爆発:職員の遺体、放射性物質は検出されず
毎日新聞 2011年9月12日 23時44分(最終更新 9月13日 1時17分)
【パリ福原直樹】フランス南部ガール県マルクールにある低レベル核廃棄物処理施設「セントラコ」の溶融炉で12日午後0時半(日本時間同午後7時半)ごろ、大きな爆発が発生。炉の近くで作業をしていた施設職員1人が大やけどで死亡、4人が重軽傷を負った。遺体は完全に炭化したが、放射性物質は検出されていないという。
原発などを監督する仏原子力安全当局は過去数回にわたり、セントラコの運営会社に対して「(管理面などに)厳格さが足りない」との注意を与えていたといい、今回も人為ミスの可能性が取りざたされている。
原子力安全当局は「極めて低レベルの放射性物質が出た恐れがある」としながらも、爆発から約3時間半後には「事故は収束した」との見解を示した。仏原子力庁は、施設外への放射性物質の漏えいはないとしている。
現場は日本人観光客も多い観光地アビニョンから北約20キロ。
現地からの情報によると、爆発は低レベルの金属製核廃棄物約4トン(約6万3000ベクレルに相当)を溶融炉で溶かす過程で発生。溶融炉は建屋内にある遮蔽(しゃへい)された空間に設置されており、爆発で遮蔽壁が吹き飛んだものの、建屋自体に大きな損傷はなかったという。爆発で起きた火災は、発生から約30分後に鎮圧された。
セントラコは1999年に設立され、仏電力公社と仏原子力大手アレバ社が共同出資したソコデイ社が運営。ローヌ川沿いの広大な敷地に、核廃棄物の焼却処理施設と溶融処理施設などがあり、仏国内の原発から発生する低レベル廃棄物の35%を受け入れている。
◇セントラコ
フランス唯一の低レベル放射性廃棄物処理施設。高度情報科学技術研究機構の原子力百科事典「アトミカ」(06年版)などによると、溶融後の金属は遠心鋳造により遮蔽(しゃへい)金属ドラム缶やコンクリート容器の内張り材として利用され、高レベル放射性廃棄物遮蔽容器として仏国内の原子力施設に出荷されている。
http://mainichi.jp/select/world/news/20110913k0000m030148000c.html
仏核施設事故「心配ない」 エコロジー相、溶融炉外で爆発か
2011/09/13 06:48 【共同通信】
【パリ共同】フランス南部ガール県マルクール地区の低レベル核廃棄物処理センター(CENTRACO)で爆発が起き、作業員1人が死亡した事故で、同国のコシウスコモリゼ・エコロジー・持続的開発・運輸・住宅相は12日、爆発があった施設を視察、記者団に対し「(事故の影響を)心配する理由は全くない」と表明した。
一方、フランス紙リベラシオン(電子版)は、爆発が起きたのは同センターの溶融炉そのものではなく、炉の外部だと報道。建物などにも損壊はないと伝えた。
http://www.47news.jp/CN/201109/CN2011091301000069.html
フランス核関連施設爆発事故 フランス政府は「収束宣言」も、一部市民から不安の声
FNN (09/13 18:06)
フランス南部の放射性廃棄物の処理施設で12日、作業員5人が死傷する爆発事故が発生した。原因究明が進む一方、周辺国には不安が広がっている。
運営会社ソコデイ社のウェブサイトでは、「ここに見えるのは、原子力施設で使用した金属です。これらの保守・管理などに使用された機械は、ここで処理されます」と紹介している。
これは、12日、爆発事故で作業員1人が死亡、4人が重軽傷を負ったフランス南部マルクールにある「廃棄物集中処理センター」を紹介する映像。
爆発は、核関連施設で使用された低レベルの放射性金属廃棄物を溶かす、溶融炉付近で起きた。
フランスのコシウスコモリゼエコロジー相は「モニタリング調査でも、工場内部だけではなく、外部への放射能漏れも一切ありません」と述べた。
IAEA(国際原子力機関)フランス政府代表部のマンギン大使は「これは『産業事故』であり、『原子力事故』ではありません」と述べた。
この事故を受け、フランス政府やIAEAは、「放射能漏れは確認されなかった」と発表した。
事故からおよそ4時間しか経過していない日本時間12日日午後11時には、「事故は完結した」と、収束を宣言した。
しかし、一部の市民からは、不安の声も上がった。
マルセイユ市民からは、「チェルノブイリの事故と同じように、現段階では何が起こっているのかわからない」、「日本での事故を考えると、今回の事故も重大な事故になる可能性もあるのでは」との声が聞かれた。
事故が起きた核関連施設は、住宅街からわずか数kmの地点にある。
この施設がある地区には、運転を停止し、現在解体中のフェニックス高速増殖炉や、プルトニウムを混ぜたMOX燃料(混合酸化物燃料)製造工場など、多数の核関連施設が集まっていて、日本でいえば、茨城県の東海村にあたるような地区だという。
今回の事故を受け、13日、東海村の住民は、「不安だよ。不安だけれども、だって、皆さん『不安...』って言うけれど、電気を使わないでいられるの?」、「東海村に長年住んでるから、別に、そういうあれ(不安)はないんですけど、やっぱり危ないからね。なければないに、こしたことはないでしょうけど」と話した。
今回、事故が起きたこの施設を実際に訪れたことがあるという、細野豪志原発事故担当相は「放射性物質を扱う施設の中でいうと、比較的ですね、いろんな意味でのリスクの少ない施設なんです。ですから、この施設の火事が起こったから、例えば再処理とか高速増殖炉のあり方が、何か大きく変わるということではなくて」と述べた。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00207428.html
ドイツのメディア 厳しい見方
9月13日 6時39分
フランスの核廃棄物の処理施設で12日に起きた爆発について、フランスの隣国で、脱原発を決めたドイツのメディアには厳しい論調が目立ちます。
このうち有力紙の1つ「ウェルト」は、福島第一原発の事故以来、フランス国内で発生した初めての大規模な原子力事故だとしたうえで「フランスの閣僚は今回の事故を核の事故ではなく『産業事故』だと強調しているが、これが原子力産業で起きた事故であることは間違いない」と厳しく論じています。また、週刊誌「シュピーゲル」の電子版は「フランス人の多くは、チェルノブイリや福島の事故を経験しても原子力に対する考えを変えなかった。1人の作業員が犠牲になった今回の事故でも同じだろう」と脱原発を決めたドイツとの違いを強調しました。その上で「今回の事故でのフランスの対応は極めて消極的で、情報公開も非常に遅かった」としてフランスの原子力当局の対応を批判しています。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110913/k10015561831000.html
ご遺体が『完全に炭化』・・・。
本当に凄惨な状況だったと推測します。
どうしても原発推進国は、事故を過小評価したいのですね。IAEAもそれは同じ。
住民の方々の不安はもっともで、そういう社会を築いてしまった日本やフランスが、周辺住民の方々にそういうリスクを押し付けてきた現実があります。
それをなんとか変えていきたい・・・。
気づくのが遅いのは承知しています。
だからこそ、これから変えていきたい・・・。
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