http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/467.html
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msehi
http://d.hatena.ne.jp/msehi/
(解説)
ファテンフォールは、2002年にクルメール原発所有のハンブルク電力会社を買収したスウェーデン国営企業であり、利益追求を最優先していたことから、厳しい批判が高まりました。
特にベルリンは距離的にも近いこともあり、ベルリン市民は怒っていました。
そして2009年7月反対を押し切って、フィルムにあるように、安全宣言をして運転を再開しましたが、わずか2週間で再び変圧器の故障を起こして停止しました。
その際ハンブルグ新聞(HamburgerMorgenpost、5.Juli.2009)は激憤して、以下のように厳しく批判していました。
「2007年6月28日のクルメール原子力発電所の事故は忘れられない。当時変圧器が火災を起こした。ファテンフォルは世間を騙し、些細な事のように見せかけた。特に事業体は原子炉運転センターに煙が押し入り、職員が酸素ボンベを付けて停止したことを隠していた。もし職員間の情報伝達のミスがあれば、炉心溶融の大事故を招いていただろう。2年間クルメール原子力発電所は休止した。その間ファテンフォルは修理し、復旧させた。その後五人からなる専門家委員会(監査局)が検査し、安全であるというお墨付きを与えた。安全だと断言するお墨付きはいったい何であったのだ。−−−」
変圧器の故障が致命的なのは、ポンプが動かなくなることで原子炉を冷却できなくなり、炉心溶融という大事故を招くからです。
そしてクルメール原発はそれ以来停止していましたが、6月の脱原発決定でそのまま廃棄されることになったことは、市民の素晴らしい勝利だったと言えるでしょう。
次に2009年まで連邦原子炉安全局の局長だったヴォルフガング・レネベルクが原子炉の危険性を証言します。
それにしてもこのフィルムに登場するドイツの役人たちは、政府方針に逆らってもはっきりと自分の意見を言いますね。
そうした土壌こそドイツの民主主義を確立し、脱原発を実現したと言えるでしょう。。
日本の行政では、担当者、係長、課長、局長と全員の承認印を必要とすることから(稟議制)、絶対にこのような発言はありません。
もし逆らって自分の意見を述べるなら、元厚生省官僚宮本政於の『お役所の掟』で述べられているように、故宮本さん自身も受けた厳しいお仕置きがあるわけです。
本当に見事な組織の連帯です!
しかしドイツではこのような行為は連帯(ゾリダリテート)とは呼びません。まさに制裁(ザンクチィオネン)による強制(ツバンク)に他ならず、国民にとって無責任の何者でもありません。
(ナレーション)
2007年6月28日、ハンブルクの城壁門の前のクレメール原子力発電所で変圧器が火災を起こし、煙が運転センターにまで押し入った。
原子炉の自動停止は最悪の事故を防いだ。
それ以来巨大電力企業ファテンフォールのクルメール原発は停止した。
ハインツ・ズミタールはグリンピース所属の核物理学者である。
彼は事故原子炉を憂慮してヘリから観察する。
(ハインツ)
事故は、全体の連結欠陥、操業側の誤った行動、システムの欠陥を示し、原発の状態を著しく憂慮すべきものと評価する。
(ナレーション)
ファテンフォールは問い合わせに、安全技術に問題はなく、安全システムは適正に始動した、と報道した。
(トゥモ・ハタカ ファテンフォール代表)
私は良心に誓って、クルメール原発は安全だと断言できる。
(ナレーション)
原子炉が2009年再び運転された時、新たに故障が生じた。また変圧器だった。そのためすぐに原子炉は停止された。
(ハインツ)
ファテンフォールは、原発にはもはや欠陥が全くないと断言したが、再び既に知られている欠陥である。それでファテンフォールは信用を失った。
今や監査局が明らかに疑われている。監査局はファテンフォールに運転許可の試験を課している。判断所見はまだ出ていない。
それに対してファテンフォールは、インタビュウを拒否している。
(ナレーション)
ヴォルフガング・レネベルクは2009年まで連邦原子炉安全局の局長だった。
彼の安心できない結論によれば、数年来原発事故は増加している。
(ヴォルフガング)
グラフの下の領域が新しい原発であり、上の領域が古い原発である。明らかに古い原発では、実質的により多くの事故があり、事故の数が増加していることがわかる。
ドイツの最も古い原発ビブリスは、35年前に電力を供給し始めた。本質的にはA棟は今年停止されるべきである。
何故ならA棟は科学的、そして技術的安全基準に、もはや相応しくないからである。
RWAの見解は、ビブリスを継続して運転することは全く問題がない。
(フォルカー RWAスポークスマン)
いかなる古い原発も、そのつど全く新しい原発のようにすることはできない。
しかしながら古い原発を追加整備によって非の打ち所がない許可技術水準にし、安全に保つことはできる。
(ナレーション)
批判者はその点を攻撃する。ビブリスにおいては、大事故に対して近代的設計と特別の危機管理が広範囲に必要不可欠である。これらが全く、技術的にも、経済的にもうまくいってない。
(ヴォルフガング)
私は安全性の理由から、古い原発を設定された期間以上運転することは、無責任だと思っている。
「大いなるこけおどし・・・政治の間違った約束」(4分31秒から12分50秒まで)
第一回http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/353.html
第二回http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/397.html
第三回http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/416.html
第四回http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/435.html
(Naration)
28. Juni 2007. In Kernkraftwerk Krümmel vor den Toren Hamburgs brennt ein Transformator. Rauch dringt bis in die Leitwarte.
Eine automatische Abschaltung des Reaktors verhindert Schlimmeres. Seitdem steht der Meilerdes Stromkonzerns Vattenfall still.
Heinz Smital ist Atomphsiker bei Greenpeace. Mit Sorge beobachtet er den Pannenreaktor.
(Heinz)
Der Vorfall hat eine ganze kette von Mängeln aufgezeigt.
Von Fehlreaktionen der Bedienmannschaft, von systematischen Fehlern, dass der Zustand der Anlage als sehr bedenklich einzustufen ist.
Vanttenfall teilt auf Nachfrage mit: Die Vorfäll seien ohne sicherheitstechnische Bedeutung.
Das Sicherheitsystem habe den Anforderungen entsprechend gearbeitet
(Tumo Hataka)
Ich kann mit guten Gewissen sagen: Krümmel ist sicher.
Als der Reaktor wieder hoch gefahren wird, kommt es zu einem erneutel Störfall. Wieder der Trafo, diesmal ist es ein Kurzschluss.
(Heinz)
Wenn der Betriber versichert, die Anlage hätte keine Fehler mehr, dann ist Fehler, der schon bekannt war wieder da, dann hat er seine Berechtigung verwirkt.
(Naration)
Jetzt kommen auch Aufsichtsbehörde offenbar Zweifel.
Sie lässt Vattenfalls Zuverlässigkeit prüfen.
Das Gutachten steht aus. Kein Interview von Vanttenfall dazu.
(Naration)
Wolfgang Renneberg war bis Ende 2009 Abteilungsleiter Reaktorsicherheit der Bundesregierung.
Sein wenig beruhigendes Fazit: Seit Jahren steigt die Anzahl der Störfall.
(Wolfgang)
Sie sehen im unteren Bereich die neueren Anlagen, im oberen Bereich die ärteren. Deutlich er kennbar, dass es wesentlich mehr Vorkommnise bei den älteren Anlagen gibt. Und dass die Zahl der Vorkommnisse zunimmt.
(Naration)
Biblis, das älteste deutsche Kernkraftwerk ging vor 35 Jahren aus Net.
Eigentlich sollte Block A in diesem Jahr abgeschaltet werden.
Denn er entspricht längst nicht mehr dem Stand von Wissenschaft und Technik.
Für RWE kein Problem; Biblis soll weiterlaufen.
(Volker)
Kein Kraftwerk kann als älteste Kernkraftwerk jeweils gut sein wie ein ganz neues.
Man kann aber dafür sorgen, dass ältere Kraftwerke durch Nachrüstungsmaßnahmen einen einwandfreien genehmigungstechnischen Stand haben und sicher sind.
(Naration)
Kritiker bestreiten das.
In Biblis wären umfangreiche erforderlich.
Ein modernes Sicherheitsdesign und eine externe Notwarte für den Katastrophenfall. All dies: technisch und finanziell kaum leisten.
(Wolfgang)
Ich halte das aus Sicherheitsgründe für nicht verantwortbar, die älteren Anlage über die festgelegten Laufzeiten zu betreiben..
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