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一関市長とのメールのやりとり(2回目)  武田邦彦 
http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/395.html
投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 9 月 10 日 08:50:35: igsppGRN/E9PQ
 

一関市長とのメールのやりとり(2回目)
http://takedanet.com/2011/09/post_3a7f.html
平成23年9月8日   武田邦彦(中部大学)

市長さんとのお約束にもとづいてメールを公開します。

・・・・・・・・・

一関市長殿(武田からお送りしたメールのご返事)

ありがとうございました。私も全力で一関が旧に復することで活動します。東電の電気も使わず、これまで補助も無く、単に毒物だけが降ってきた地域にあまりにもひどい政府と東電のやり方と思います。

私も全力で活動しますが、市長さんもお体にご注意され(メールの時間で深夜までご活動と承りました。家内と大変だと話しております)、頑張っていただくことを願っております。

草々


武田邦彦 様(市長さんからの2回目のメール)

 一関地域は空中放射線量の値が周辺地域に比べて高いレベルで検出され、牧草や稲わらからも放射性物質が検出されたことは間違いなく、汚染されていると言われても仕方がありません。

 このため、測定機器を購入して他の自治体に先駆けて市内の保育園、幼稚園、小中学校、公園など子どもたちの生活エリアを中心に放射線量測定を行い、2回目以降は測定地点を増やし、測定方法もより詳細に行い、その結果については市のホームページや広報誌での公表のほか、保護者の方々に詳細データを紙情報で配布するなどしてきました。これは子どもたちが放射線の影響を受けやすいため、市として先ずはこの問題を早急に解決しなければならないとの方針のもとに進めてきたものです。

 しかしながら、市が単独でやれることは限りがあります。放射能汚染問題については、国が責任をもって対策を講じるよう、何度も霞ヶ関に足を運び要請しました。国からは、放射能汚染に関しての「除染方針」が示されましたが、まだまだ不十分です。より具体的な、詳細の対策を早急に示してもらうよう引き続き要請しています。一日も早く安心して日々の生活が送れるよう(3月11日以前の生活に戻れるよう)、生産者、消費者、関係団体、行政が一緒になって、県や国に対策を求めています(要望内容下記)。

 教授の言われる「子どもたちを放射能汚染から守らなければならない」ことについて、まったく異論はありませんし、除染を早急に進めるべきとのご意見も異論がなく、教授と見解が異なるものではありません。安全なものだけが市場に出荷される、そのような環境に戻すため地元関係者が懸命の努力をしている、そういう最中での「青酸カリが撒かれた」などの発言は如何なものか、小学4年生の子どもの質問への答え方として「青酸カリ」を持ち出すことはどうなのか、そこを言いたかったのですが、教授からの御返事で、青酸カリの引用については、私としてはすっきりしませんが、教授のお考えは分かりました。ともあれ、御返事ありがとうございました。

 「東北は汚染されている」との教授発言に、私が「いや、汚染されていない」と抗議したというように多くの人から誤解されているのは残念です。           

                          一関市長 勝 部  修

(国に対しての要望事項)

・調査・検査体制の充実強化を(調査なくして対策なし、検査なくして信頼なし)

・生産者にも消費者にも適切な情報提供(公開)を

・岩手県南部におけるモニタリングのレベルを福島県、宮城県並に引き上げること

・除染技術や汚染物質の最終処分技術の開発を進めること

・放射性物質に対応した新たな作物栽培技術の開発を進めること

・・・・・・・・・

 なお、教授のブログに掲載の抗議文については、追伸を含めた掲載をお願いいたします。また、教授からいただいております御返事について、当市ホームページへ掲載させていただいてよろしいか、お知らせくださるようお願いいたします。
 

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コメント
 
01. 2011年9月10日 10:12:39: aakvlBAPYg
結果はどうであれ、解決の過程がこうしてフルオープンで公開されたことは大きかったんじゃないか。

02. 2011年9月10日 11:07:09: oWbillhalg
国(=税金=国民)に対して全面的に要求するというのは、放射能の責任を国民に転嫁する話であって、実行犯東電に対して強硬な賠償請求の様子がないのは、楽をして取りやすいところから取るという税金と同じ発想で大きな問題と思う。

ただ、文面で見る限り、福島の佐藤や佐賀の古川や玄海の岸本など超デタラメ首長と違い、冷静さを取り戻し高い汚染地である事を認め、その対策に自治体として出来る限りやってるということを、具体的に説明してるので一応良心はあると思う。

是非国の汚染値基準以下だからデタラメ基準を盾に安全だなどと開きなおらず、一関自治体及び生産者が、最低限ウクライナ、ベルラーシ並の独自基準でイメージングベースの測定器で全品検査しかつ商品ことのベクレル実測値をラベルして出荷するようにして欲しい。

全品検査の方法や、農産品栽培土壌の除染方法など、南相馬市のサポートをしてる東京大学アイソトープ総合センター長の児玉龍彦東大教授の協力を得て欲しい。

そういう自治体独自の良心的な努力があれば、出荷品がすべて捌けるか否かは判らないが、少なくとも一関の良心は国民から信用され、国に隷属した何も自主努力しない他県よりはずっと収入被害は少なくなると思う。

まずは何より信用だ。


03. 2011年9月10日 13:47:36: QiD7e8R01Y
こうやってオープンに議論することから逃げなければ少しずつ行政の信頼は取り戻されていく。

04. 2011年9月10日 15:45:21: XJNslAw9Q2
あっしらさんへ
239Puと137Csの半減期の大きな違いを考慮すると、経口摂取の場合に限れば、武田教授の毒性評価に矛盾はないということを説明しました。
http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/331.html#c139

05. 2011年9月10日 16:18:09: VmrM5pfMOQ
二人とも紳士的な対応で良い方法で解決されたので良かったと思う。


市長は何が一番気にいらなかったんだろうなと個人的に知りたかったんで知れてスッキリした。


>>青酸カリの引用については、私としてはすっきりしませんが、

とあるが、結局放射能に無知な日本人は放射能がどれだけ危険なものかはわからない、青酸カリ>放射能核種と思う人も多いだろうし、逆もあるだろう…


青酸カリの方が即効性はあるのかなと言うイメージは自分もあった…

放射能の信実はその道の学者でも人によって認識の違いは大きくあるんだろうなと思う…

今日読んだ週刊誌には「ネットワークでつくる放射能汚染地図」の木村真三氏が放射能の危険性という事で対談していたが、その中で

今回放射能による実害は目に見える形では出ないだろうと言っていた、ただ危険ななのは2〜何世代に渡って知力の低下や運動機能の低下など、自分でもわからないような位の形では出るからそれが危険であると言っていた…

だから子供生むのを諦めたりする必要は全くないと、言っていた。


これには少し意外な感じがした、木村真三氏はチェルノブイリにも行ったというし、その影響・被害なんかには詳しいはずだろうし…誠実な人間であるという事は動画から見て取れる…

だけど、チェルノブイリノ悲惨さを感じる事が出来る病気・奇形なんかの動画は沢山あるわけで、これは何でだろうと疑問に思ってしまった。

ガンダーセンは100万人規模が危険であるというし、健康も多くの人が害すだろうと言っている…中には朝日がん大賞山下氏みたいなのもいるし…ふり幅はかなり大きい…

果たして何が信実なのかはまさにこれからしかわからない事のかもなとも思う…
山下氏もそのデータが欲しくて仕方が無いんだろうが…


だけど、最近急死が増えているが、気のせいでは無いと感じてる人は多いはず…
福一で急性白血病で亡くなった方も因果関係が無いだなんて片付けられてしまってる現状…

因果関係がないとされれば原発事故収束で亡くなった人にはカウントされないだろうし後世には語り告がれないんだろうなとも思う…

そうやって被害までも隠蔽していくんだろうなと思う、

チェルノブイリのデータも大きく隠蔽されていたものなら、これから日本は大変な目にあうのかもしれないなとも思ってしまう。


果たして本当の所放射能被害ってどんなものなんだろうな…。


06. 2011年9月10日 17:10:24: 9ekHqeA2Es
IAEAのチェルノブイリ
事故調査 委員長 広島大学 重松逸造

福島県 放射線 健康リスク 管理アドバイザー
「Mr,大丈夫」山下俊一もチェルノブイリ事故調査員として参加
http://kokuzou.blog135.fc2.com/blog-entry-784.html

現地の人は

「国連のIAEA・広島から来た日本人が公正な判断をしてくれる」

と信じていた。 しかし、

調査団は汚染のひどいところには決して行かない。
食糧も持参で現地ものは決して口にしない。

なのに、重松は安全宣言を出し、
多数のがん・白血病患者が出ているが、IAEA主導でWHOの数値隠蔽。

1959年のWHO-IAEA協定文書
http://www.crms-jpn.com/doc/IAEA-WHO1959.pdf

IAEAの安全宣言のせいで、国際救助が10年遅れたといわれている。

福島でも同じことをくり返そうとしています。
(事故後の日本の基準もIAEA主導で、同類のICRPからの勧告に基づき決められている)

IAEA・ICRP解説(岩上安身氏) 
(00:37:30 〜00:48:35)
(01:08:59 〜01:10:15)までご覧下さい。
http://www.ustream.tv/recorded/14426362

予防原則に基づき、一刻でも早く、
暫定基準ではなく、国際基準によって子供の非難を行うべきである。

ECRR(欧州放射線リスク委員会)は市民団体という理由で
日本の基準としては認めないと思われる(本音は原発推進)

福島でチェルノブイリの悲劇をくり返してはならない。
--------------------------------------------------------------------------
チェルノブイリ特集 第1回 潜入!最悪汚染ゾーン('93.5)
  http://youtu.be/WCfzjHaVu5s
チェルノブイリでは事故のあと病院から5万人のカルテが盗まれていた。
追跡取材によって見つかったカルテはIAEAの発表を根底からくつがえす。
IAEAによるチェルノブ-イリ安全宣言のカラクリを明かすレポート。

チェルノブイリ特集 第2回 子供に何が起きたか('93.5)
  http://youtu.be/M7u1AyLfkyw
チェルノブイリでの病院の取材によって、子供たちが放射線の影響で
次々と亡くなっている実態が明らかとなる。
IAEAは「住民の健康被害は全くない」と発表したが、
驚くべ-きことにそのIAEAの調査団長をつとめたのは広島の医学者であった。

チェルノブイリ特集 第3回 原発汚染 死の生活('93.5)
  http://youtu.be/0rDbSMWKGPw
事故後7年目、チェルノブイリ原発周辺の住民を取材する。
事故以来、周辺地域ではずさんな検査体制がしかれ、
人々は汚染された食品を食べ続けていた。
経済的な理由から母と-子は避難できず、調査したすべての母乳から放射性物質が検出された。
IAEAの安易な安全宣言が救援の動きに水をさし、事態を悪化させたのだった。

チェルノブイリ特集 最終回 少女の体に放射能は 衝撃的レポート('94.7)
  http://youtu.be/0rFYHpmta_0
チェルノブイリ原発事故から8年目、体内の放射能は潜伏期間を過ぎ、牙をむきはじめた。
放射能は様々な形で子供たちに襲いかかる。さらに原発周辺地域を上空から取材する。
-見えたのは、今後100年以上誰も住めない街や、
ズタズタに取り壊された死の村の姿だった。

広河隆一×櫻井よしこ
--------------------------------------------------------------------------


07. 2011年9月10日 19:01:47: wOOyZktxUk
要らなかったのは、テレビ局の演出です。
もう、テレビは要らないのです。

08. 2011年9月10日 22:34:33: JZ3J0fnQLo
放射能をばらまいたのは東電と政府だ。
政府の初期対応の悪さや情報操作で汚染や被曝が拡散した。

Cs137はγ線のコンプトン散乱で直接的に、ラジカルで間接的にDNAを損傷するが
透過力が強い。相互作用が弱く反応断面積が小さい。
Pu239のα線は飛程小さく瞬間的に止まるから放出エネルギーが大きく破壊力が大。
内部被爆は核種で異なり実効線量での総量だけや半減期の話ではない。
発ガン抑制遺伝子P53の破壊とか、DNAレベルでの分子生物学分野の詳しい説明が
必要と思う。

児玉龍彦氏レベルの科学的な視点がテレビにもマスコミにもない。


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