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個人献金という形を取っているが、定期的に、一定の基準に従って献金されている。このように組織的に献金されているものを個人献金だとは、一般人なら誰も思わない。金の出所を北電からと見えないようにしているが、明らかに北電からの企業献金だから。
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http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-09-07/2011090715_01_1.html
2011年9月7日(水)「しんぶん赤旗」
道知事に北電のカネ/役員が定額献金 6年で244万円/泊3号機再開容認
「やらせメール」事件の発覚でゆれる北海道電力泊原発3号機の営業運転再開を容認した高橋はるみ道知事の資金管理団体「萌春会」に対し、北電役員が6年間で総額244万円もの献金を行っていたことが、日本共産党道議団の調べでわかりました。
静岡知事も批判
北電役員の萌春会への献金は、党道議団が同会の2004年から09年までの政治資金収支報告書6年分を調査して判明しました(表参照)。
萌春会の会長でもある南山英雄北電前会長は毎年10万円を献金していました。
社長は5万円、副社長は3万円、常務と常任監査役が2万円、取締役が1万円という具合に、献金額が役職によってランク付けされていることがわかります。
たとえば、現社長の佐藤佳孝氏は06年まで献金ゼロ。ところが常務になった翌年の07年には2万円を献金し、社長に就任した08年からは献金額を5万円に増やしています。
北電役員からの献金について萌春会の事務担当者は、本紙の取材に「年会費1万円ということで、献金を納めていただいているのは事実。入会者に個人の自由意思で納めてもらっており、(北電役員の加入を)求めたり、強制したことはない。寄付者に便宜をはかることもない」。北電は「役員個人の意志で加入し、献金しているものであり、会社としては関与していない」としています。
北電役員の献金について、中部電力浜岡原発を抱える静岡県の川勝平太知事は8月22日に「(高橋)知事の後援会長がなんと北電の(南山)元会長とか、個人献金は会長、社長、副社長以下順番に定額をずっとなさっているとか、知事ご自身が経産省のご出身である」と指摘。高橋知事が泊原発3号機の営業運転再開を認めたことについて「独自の判断ができる、そういうお立場なのか」と疑問を呈していました。
この指摘に高橋知事は「いろいろ変わったことを言っておられる方のようですので、コメントはいたしません」とのべ、献金については、答えていません。
だから運転再開か
日本共産党の真下紀子道議の話 静岡県知事の指摘は常識的なものです。これだけ献金を受けていれば、高橋知事に「3号機の営業運転を再開しない」という選択肢はないのだと思います。高橋知事は北電役員からの献金を返金し、「もう原発はいらない」という道民の声に素直にこたえるべきです。
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